デザインコンセプトはリニアモーターカー⁉︎
ジャパンモビリティショー2025で先行公開された新型エルグランドがついに発売された。新型は1997年登場の初代、2002年の2代目、2010年の3代目に続く4代目だ。
ボディサイズは全長4995×全幅1895×全高1975mm、ホイールベースは3000mm。従来型より全長で30mm、全幅で45mm、全高で160mm大きくなった。ホイールベースは変わっていない。
デザインのコンセプトは「ザ・プライベートMAGLEV(マグレブ:リニアモーターカー)」。リニアなスピード感と威風堂々とした佇まいが融合した、唯一無二のジャパンフラッグシップモデルにふさわしいデザインが追求された。
エクステリアは、どこから見てもシャープさを感じさせるシルエットと、踏ん張り感のあるスタンスの良さを表現。フロントグリルは日本の伝統工芸である「組子(くみこ)」がモチーフとなっており、シグネチャーランプへと連続した設えを施しているほか、横一文字のリヤコンビランプにも同じ組子パターンを採用している。
軽量化を追求した18インチのホイールは、樹脂フィニッシャーによりアルミホイールだけでは表現できない日本の伝統工芸的な緻密さと車両全体で統一感のあるデザインだ。
ボディカラーはモノトーン4色と2トーン1色の計5種類を設定。新色「FUJI DAWN(フジドーン)」は富士山の黎明をイメージしたカラーで、「至極(シゴク)」との組み合わせによるプレミアムな2トーン仕様が用意される。
トヨタの新しい「クラウン クロスオーバー」はリアデザインが変更に? ツートーンカラーも採用し9月中旬に発表予定【新車ニュース】
インテリアは、特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発された。アイポイントを高くしたことで、運転席からの視界が広がったほか、エクステリアの組子パターンと統一感を持たせたキルティングがドアトリムに用いられた。
インストルメントパネルには木目調パネルと一体化したシームレスな静電式スイッチに加え、センターおよびメーターディスプレイに国内モデルとしては初の14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用。乗員を包み込むように、ドアにかけて連続的に繋がる最大64色の設定が可能な間接照明を配したのも新しい。
インテリアのシート素材にはテーラーフィットを使用し、エントリーグレードの「X e-4ORCE」に設定の「ダーク」のほか、上級の「G e-4ORCE」に設定の薄明の空が雪を染める美しさを表現した「銀雪-ギンセツ-」、日本の美意識に息づく、気高さを象徴する紫と青があしらわれた「紫檀-シタン-」の合計3種類のバリエーションが用意された。
センターコンソールにはQi2対応ワイヤレス充電器や100V AC電源を備えるなど、日常からアウトドアまで使い勝手を高めている。
3列目シートには前方と後方の2カ所で跳ね上げ格納できるマルチアップのシートを採用し、荷室と居住性のバランスを用途にあわせて変更が可能となっている。
荷室においても7名乗車の状態でも機内持ち込みサイズのスーツケースを7個積載できるほど、旅行や出張でも充分な荷室容量を確保している。
さらにオートバックドアスイッチについては従来同様のバックドア中央部に加え、車体後方両側(Dピラー)にも配置。車体後方のスペースが限られている場所で荷物の出し入れする際にも、ドアを任意の位置で停止できる。
第3世代「e-POWER」+電動駆動4輪制御技術「e‑4ORCE」で上質な走りを実現
第3世代e-POWERは新開発1.5Lエンジンと5-in-1ユニットを採用。静粛性と燃費性能を高め、プレミアムミニバンらしい滑らかな走りを実現した。WLTCモード燃費は16.8km/Lと発表された。
駆動方式は2モーターによる四輪駆動。あらゆるシーンで走行性能を飛躍的に向上させる電動駆動4輪制御技術「e‑4ORCE」を進化させた。日常シーンでは走り出しや加減速による車体の揺れを抑え、スムーズで快適な乗り心地を提供する。
さらに、従来のモーターとブレーキの統合制御に加え、リヤモーターのトルクを積極的に活用することで、より気持ちのいいコーナリングを実現。走行中のモーター出力とブレーキ作動の状態はメーターディスプレイに表示することで、「e‑4ORCE」の制御を視覚的に確認できる。
ドライブモードは6つ。
・燃費走行をサポートする「ECO」
・加速力や乗り心地などのバランスが取れた「STANDARD」
・力強い加速感とワインディング走行を楽しめる「SPORT」
・同乗者に快適で上質な移動空間をもたらす「COMFORT」
・雪道などの滑りやすい路面でも安心な「SNOW」
・好みの特性でカスタマイズできる「PERSONAL」
新型エルグランドは「e‑POWER」、「e‑4ORCE」、インテリジェント ダイナミックサスペンションの特性を変化させ、シーンに応じた最適なパフォーマンスを発揮する。
快適性を高める機能・装備も充実している。「スムースストップ機能」は、停止時の車両の揺れや乗員の姿勢変化を抑え、細かなブレーキ操作を行わなくても滑らかな停止をサポートする。
また、「アクティブ・ノイズ・コントロール」は、世界初となるエンジンノイズとロードノイズの双方を低減する機能を採用し、高い静粛性を実現した。
室内空間は先代より大幅に拡大。大型ウインドウを備えたスライドドアや、1列目から3列目まで見晴らしの良いシアターレイアウトにより、開放感を高めている。
全席には「ゼログラビティシート」を採用し、2列目は大人でも寝返りが打てるほどのゆとりある幅を確保。助手席と2列目左右席ではオットマンを同時に使用できるほか、頭部のみ角度を調整できるデュアルリクライニングにより、モニターやスマートフォンを見やすい姿勢でくつろげる。
さらに、BOSE製22スピーカーのプレミアムサウンドシステムを搭載。3Dサラウンド再生に対応し、車内に臨場感あふれる音響空間を提供する。
60km/h以上ならウインカー操作で車線変更を支援する機能が追加
高速道路での運転支援機能「プロパイロット」は、X e-4ORCEに標準仕様を、G e-4ORCEには渋滞時ハンズオフモードや車線変更支援機能を備えた上位仕様を標準装備。さらに、X e-4ORCEには上位仕様、G e-4ORCEには「プロパイロット2.0」をオプション設定する。
上位仕様では、新たに渋滞時に車速50km/h以下でハンズオフ走行が可能となったほか、60km/h以上ではドライバーのウインカー操作に合わせて車線変更を支援する機能を追加した。
「プロパイロット パーキング」は、あらかじめ記録した駐車位置に近づくと、ボタンひとつでステアリングやアクセル、ブレーキ、シフト操作、パーキングブレーキを自動制御して駐車をサポートする。
「インテリジェント ディスタンスコントロール(ナビリンク機能付)」は、加減速を繰り返す場面でも適切な車間距離を維持し、先行車に合わせて停止までを支援。ドライバーの負担を軽減する。
また、「インテリジェント アラウンドビューモニター」には、交差点で前方左右の死角を映し出す「フロントワイドビュー」、ドアミラー格納時でも車両側方後方を確認できる「ミラークローズビュー」、車両周囲を立体的に表示する「3Dビュー」を搭載し、安全確認や駐車をサポートする。
カスタムモデルも同時発売
新型エルグランドの発売に合わせて、日産モータースポーツ&カスタマイズは、新型エルグランドをベースにしたカスタムカー「AUTECH」、「AUTECH LINE」、「VIP」、「ステップタイプ」を発表。「AUTECH」は8月上旬に、その他のモデルは7月16日に発売された。
日産「エルグランド」モデルラインナップ
・X e-4ORCE:689万7000円
・G e-4ORCE:757万9000円
【カスタムカー】
・AUTECH(G e-4ORCE):824万7800円
・AUTECH LINE e-4ORCE(X e-4ORCE):717万9700円
・AUTECH LINE e-4ORCE“Gスペック”(G e-4ORCE):778万4700円
・VIP(G e-4ORCE):869万8800円
・ステップタイプ(X e-4ORCE):714万6700円
・ステップタイプ(G e-4ORCE):782万8700円
・ステップタイプ(AUTECH LINE e‑4ORCE):742万9400円
・ステップタイプ(AUTECH LINE e-4ORCE“Gスペック”):803万4400円
※価格は消費税込み。( )内はベースグレード
SPECIFICATIONS
日産エルグランドG e-4ORCE|Nissan Elgrand G e-4ORCE
ボディサイズ:全長4995×全幅1895×全高1975mm
ホイールベース:3000mm
最低地上高:165mm(社内測定値)
最小回転半径:5.8m
乗車定員:7人
車両重量:2440kg
総排気量:1498cc
エンジン(発電用):直列3気筒
最高出力:103kW(140ps)/5000rpm
最大トルク:228Nm(23.2kgf-m)/3600rpm
フロントモーター最高出力:151kW(205ps)/4400-8500rpm
フロントモーター最大トルク:330Nm(33.7kgf-m)/0-4300rpm
リヤモーター最高出力:100kW(136ps)/5500-10900rpm
リヤモーター最大トルク:195Nm(19.9kgf-m)/0-3000rpm
駆動方式:4WD
WLTCモード燃費:16.8km/L
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
本年7月に発売した軽BEVのBYD RACCOが8月末の時点で累計受注台数約1500台を記録
トヨタ・ハリアーがパワートレインをHEVに一本化。特別仕様車のZ“Leather Package・Night Shade”およびZ“Night Shade”の一部改良も実施
「この値段でこの装備は凄い!」トヨタが発売した『GRカート』38万5000円に反響…「ノア/ヴォクに積めるのは上手い」の声も
トヨタのヤリス クロスが機能装備を拡充。GR SPORTグレードの一部改良も実施
323万8400円でも欲しい!? 復活したアクアGR SPORTは見た目だけのスポーツモデルじゃない
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
マス広告はいらない。富裕層・一流企業へ向けて特化した広告が必要だ。
試乗させられたら売れると思うよ
インフィニティQ45の七宝焼エンブレム、ノートのグリル。そして、今回のエルグランドのグリル。
でも、今回の格子は、変化に乏しく、私には何となく消化不良に感じます。格子柄をただ並べるだけでなく、両端に向けて形や大きさを変化させたり工夫をしてほしかったです。バンパーにまで格子柄を中途半端に入れてあり、かえって邪魔です。
そのへんは、レクサスがとても上手ですね。分かりづらいスピンドルグリルを上手にアレンジできてます。
よく出来ていると思うけど、万人受けしづらい、わざとトレンドを外した作りが残念です。逆にトレンドを作れる力が日産にあればよいですね。
力作であるのは間違いありません。日産復活の要石になることを期待します。