MotoGPに参戦するホンダは現在、2023年限りでマルク・マルケスがチームを離れるため後任を探している状況にある。マルケスはそのライダーの選定について、トップライダーに拘る必要はないという意見を明らかにした。
マルケスの離脱発表後、その後任候補のライダーには現RNFのミゲル・オリベイラが最初に浮上したが、ホンダ(HRC)が1年契約にこだわったため、今ではこの話は無かったことになったと理解されている。
■代役引っ張りだこのレクオナ「ホンダがマルケスの後任に俺以外の若手を選んだら?……”金的”食らったような気分だろうね」
第17戦マレーシアGP終了時点では、マルケスの加入でシートを失うことになったファビオ・ディ・ジャンアントニオが候補として浮上したが、Moto2クラスのフェルミン・アルデゲルも噂が持ち上がってくる状況で、まだ誰が後任となるか明らかとなっていない。
そうした状況の中、自分の後任についてホンダは何をすべきかとマルケスに話を聞いた。するとマルケスは、トップライダーを求めるよりもマシンにリソースを注ぐべきだという考えを示した。
「彼ら(ホンダ)が望む戦略次第だ」
「僕は彼らを尊重する。僕はいないわけだしね。もちろん、彼らは今このプロジェクトにベストを尽くそうとしている。そしてこのプロジェクトにとって何がベストかといえば、それはバイクに資金を全てつぎ込むことだ」
「それが僕の考えだ。現時点であまりいい形でパフォーマンスを発揮できていないバイクとなっているときに、ベストライダーを乗せるのは意味のないことだからだ」
「まず(パフォーマンスを発揮できる)バイクを手に入れることだ。そうしてから、ベストライダーを捉えに行くんだ」
「それが誰かは、問題じゃない。これが僕の見解だよ。彼らには彼らの戦略がある。僕は少しは知っているけど、言うつもりはない。知らせるならホンダが明らかにするだろう」
なおジョアン・ミルは、より有用な情報をホンダにもたらすためにも、レプソル・ホンダでの2年目となる来シーズンは経験豊富なライダーをチームメイトに望んでいると語った。
「この件についてなにか言うのは難しいんだけどね」とミルは語る。
「だけどライダーとして、そして僕らの今の状況からすると、外部から得ることのできる情報は全部、僕らにとってすごく役立つものなんだ」
「僕らがそういったコメントをしていることは事実だし、あとはホンダは問題が何かを理解して、実行するだけだ」
「ただ、もし経験豊富なライダーが意見を出してくれたりしたら、それはプラスになるだろう」
「この状況でルーキーを迎えることに関しては……正直に言えば経験の豊富なライダーが欲しい。でもこのプロジェクトは彼らが決めるものだ」
なお候補のひとりであるディ・ジャンアントニオは第18戦マレーシアGPの木曜日、今週末になにか将来に関するニュースは無いとすでに明らかにしている。
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みんなのコメント
ギリギリまで交渉してるんだろう。契約の穴がないかとか。
この時期まで残ってるライダー元々居ないから。