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ルノー、コンパクトSUV『キャプチャー』を改良。新フェイスに“エスプリ・アルピーヌ”も導入

掲載 更新 3
ルノー、コンパクトSUV『キャプチャー』を改良。新フェイスに“エスプリ・アルピーヌ”も導入

 世界累計200万台以上が販売された大ヒットBセグメントSUVとして、2021年より日本上陸を果たしている2代目『ルノー・キャプチャー』がマイナーチェンジ。シャープな造形の新フロントマスクを採用し、独自のフルハイブリッドである“E-TECH”とマイルドハイブリッドのふたつのパワートレインをラインアップすることに。さらにスポーツシックで上質なインテリアの“エスプリ・アルピーヌ”グレードの設定や運転支援システムの充実といった多くの変更を受け、6月12日より発売が開始される。

 従来のまでのCシェイプを描くヘッドライトや丸みを帯びたラインから一転、デザイン責任者であるジル・ヴィダルの手による最新のデザイン言語を持つフロントマスクに生まれ変わった新型キャプチャーは、これまでとまったく異なる多面的なグリルと高く水平なボンネットによって、エレガントかつテクノロジー感覚あふれる表情となった。

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 厚みが増して水平に伸びたデザインとなったボンネットから、多面的なグリルに配された新しいロゴ(ロザンジュ)を囲むように配されたブロック模様は、グリルのポリカーボネート素材に光が複雑に反射することで、ロザンジュから波模様が広がるような視覚効果を生み出す。

 また、空力性能の向上とフロントブレーキの冷却のために、フロントエンド両側のデイタイムランニングライトの隣にふたつのエアインテークが配され、薄型のLEDヘッドライトや、ロザンジュからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプが個性的な表情をカタチ作る。

 一方のリヤ側でも、クリアレンズ化されたLEDランプと、新デザインのバンパーによってさらにモダンな印象となり、高い質感も感じさせる。

 インテリアでは、上質さを打ち出す“エスプリ・アルピーヌ”のグレードでアルピーヌロゴ入りバイオスキン&ファブリックコンビシート(運転席電動シート)を筆頭に、トリコロールのオーナメントやサイドパイピング、ブルーのトップステッチ入りシートベルトなどを採用。さらにブルーグレーダッシュボードインサートにアルミペダル、テップレザーステアリングホイールとアルピーヌロゴ入りキッキングプレートを奢るなど、他のモデル同様に大人の室内空間が演出される。

 一方、ベースグレードに位置付けられる“テクノ”では、サイドサポート部にロザンジュがデザインされたイエローステッチのファブリックシートを採用。双方ともにセンターコンソール中央には新たにopenR Link(オープンRリンク)の10.4インチ縦型タッチスクリーンが装備され、オーディオ、電話、運転支援システム、車両設定等の各種操作が行えるほか、スマートフォンとのワイヤレス接続も利用できる。

 また後席は、前後に最大16cmスライドすることでクラストップレベルとなる22cmものニースペースを生み出し、必要に応じて荷物や乗員乗客のためのスペースを広く確保。ラゲッジ容量はマイルドハイブリッドがクラストップレベルの536L、フルハイブリッドのE-TECHは440Lと充分な容量が確保されている。

 そして国際的に著名なフランス人アーティストで作曲家、作家でもあるジャン=ミシェル・ジャールが、搭載されるアルカミス・オーディオシステムの開発とウェルカムサウンド、車両接近通報装置(フルハイブリッドE-TECH)の通報音の開発にも携わり、車両が30km/h以下での走行時に車体に取り付けられたスピーカーから通報音が発せられる。

 ルノー独自のシステム構成を持つE-TECHは、メインモーターであるE-モーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)というふたつのモーターに加え、1.6リッターの直列4気筒自然吸気エンジン(94PS/148Nm)と電子制御ドグクラッチ・マルチモードATをドッキング。F1で培ったノウハウを活用し、モータースポーツで使用されるドグクラッチを採用することで、一般的なクラッチやシンクロナイザーを省き軽量化とコンパクト化を図っている。

 また新採用のE-SAVE機能は容量1.2kWh(250V)の駆動用バッテリーの充電量を40%以上に維持し、モーターのアシストを最適化。前述の独創的なギヤボックスなども貢献し、輸入車SUVではトップ(JATO Dynamics調べ)となる23.3km/L(WLTCモード)の省燃費性能を誇る。

 そして従来の純内燃機関に置き換わるマイルドハイブリッドは、最高出力158PS、最大トルク270Nmを発生する直列4気筒直噴ターボエンジンと補助モーター(BSG)、そして12Vリチウムイオンバッテリーで構成。減速時に発生するエネルギーを12Vリチウムイオンバッテリーに蓄え、発進・加速時にアシストしつつ、ストップ&スタート機能や安定走行時にエンジンを停止するクルージング機能により、無駄な燃料消費を抑制することで17.4km/L(WLTCモード)の数値を稼ぎ出す。

 ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールとレーンセンタリングアシストを組み合わせる充実の先進安全運転支援機能(ADAS)にも、新たに後側方の車両との接触回避をサポートするブラインドスポットインターベンションや、車線をはみ出しそうになった場合、ハンドル操作をアシストするエマージェンシーレーンキープアシストなどを追加。ドア開閉時に車両後側方からの他車接近を警告するドアオープニングアラートなど、豊富な新機能が加えられている。

 前述のとおり、グレード構成はエスプリ・アルピーヌとテクノのふたつで、後者はマイルドハイブリッドのみの設定に。またボディカラーにはグリ・ラファル・メタリックも追加設定され、価格は389万~454万9000円(税込)となっている。

ルノーコール:0120-676-365

ルノー・ジャポン HP:http://www.renault.jp

[オートスポーツweb 2025年06月10日]

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みんなのコメント

3件
  • cam
    ルノーのCシェイプは本当にひどい。
    あれで買う気を無くした人が沢山いただろう。
    その点、今度のキャプチャーのデザインは次世代ルノーの躍進を期待させる出来だと思う。
  • あちぺ
    四駆ないんでしょ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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