11月5日に行なわれたスーパーGT第8戦もてぎで勝利し2023年シーズンのGT500チャンピオンに輝いた36号車au TOM'S GR Supraの坪井翔と宮田莉朋に、トヨタ自動車の豊田章男会長が祝福のメッセージを送った。
ポイントランキング首位で最終戦に臨んでいた36号車は、3番手からスタートした決勝レース中盤に2番手へと浮上。自力タイトルの可能性を手繰り寄せていたが、さらにライバルである3号車Niterra MOTUL Zがコースオフしたことも寄与し、第7戦から2連勝を挙げてタイトル獲得を決めた。
■au TOM'S、スーパーGTで久々の“シーズン3勝チャンピオン”。宮田莉朋「36号車らしい力強いレースができた」【GT500:チャンピオン記者会見】
坪井は2021年以来2度目、宮田は今回が初のGT500の王座獲得となった。なお宮田は先週行なわれたスーパーフォーミュラ最終戦でチャンピオンとなっており、国内二冠を達成した。
36号車のチャンピオン決定を受け、トヨタ自動車会長の豊田章男がコメントを発表。頂点に立ったドライバーを祝福し、さらに今年限りでスーパーGTを引退する立川祐路のこれまでの献身をねぎらった。
■TOYOTA GAZOO Racingを代表してモリゾウ(豊田章男)より
坪井翔選手、宮田莉朋選手、ドライバーズタイトル獲得おめでとう!そして36号車の皆さま、チームタイトル獲得おめでとうございます。
2週連続で宮田選手に”おめでとう”を言えました。トヨタで育った若者が”日本で一番速いドライバー”にもなり、”日本で一番強いドライバー”にもなってくれたこと嬉しく思います。
しかし、今回の”おめでとう”は先輩ドライバーと一緒に獲得したものだと思います。一緒に乗ってくれた先輩、チーム監督として指揮してくれた先輩、そして、チームのファウンダーとしてサポートしてくれた大先輩。私からも”先輩ドライバー”の皆さまに感謝を伝えたいと思います。
もう一人、感謝を伝えたいドライバーがいます。立川祐路選手です。27年間のGT 500参戦。その内、25年間をトヨタのために戦ってくれました。長年ありがとうございました。お疲れさまでした。
富士での引退会見で「クルマの調子が悪い時こそドライバーの腕で勝つ。それが出来なくなったことを感じて引退を決意した」と語ってくれていました。
また、引退発表のタイミングも「富士で発表すれば、その後のレースで全国のファンにお礼ができる」ということで決めてくれたと聞きました。
ドライバーとしての責任感やファンへの姿勢など、後輩たちに大切なものを残してくれたと思います。これからも”先輩ドライバー”として、多くの後輩たちに背中を見せ続けてもらえればと思います。
追伸 TOYOTA GAZOO Racingのみんなへ
「モリゾウは大の負け嫌い」そのことは、みんなもよく知っていると思います。
だから、2つの世界選手権、日本のトップカテゴリー、合計”4つのチャンピオンチーム”になれたこと、すごく嬉しいです!みんなありがとう!最後に、ラリージャパンも勝って、今年を締めくくろう!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【MotoGP】ホンダ離脱のマルク・マルケス、サンクスデー参加し11年の感謝伝える「ありがとう。ホンダはずっと僕の心に残り続ける」
ウイリアムズはなぜローガン・サージェントとの契約を1年延長したのか? 背景から考えるふたつの理由
“インディカーはいいぞおじさん”佐藤琢磨、興味津々なダニエル・リカルドをF1から勧誘「君ならいつでもウェルカムだよ!」
ペレスに代わって急きょ特別講師に。角田裕毅と岩佐歩夢、そしてホンダスクール生とのカートレースが実現
B-Max Racing、スーパーフォーミュラ合同テストは木村偉織&小出峻のSFライツ組に加えアメリカ出身のシーゲルを起用
みんなのコメント