■全く使わないという声も、「パドルシフト」どんな時に使う?
ハンドルの後ろにある「パドルシフト」はどんな時に使う?
AT車「N」レンジの使いみちとは? 「N」+パーキングブレーキで信号待ちは危険?
2ペダルMT(マニュアル・トランスミッション)のスポーツカーはもちろん、最近ではAT(オートマチック・トランスミッション)やCVT(無段変速機)のミニバンから軽自動車まで多くの車種に装着されるようになってきた「パドルシフト」。ハンドル奥に備えられたパドルを操作することでハンドルから手を放すことなくギアチェンジができるという装備です。
このパドルシフトが初めて採用された市販車は、フェラーリ「F355」で、当時6速MTしか設定のなかった同車に、1997年にマニエッティ・マレリ社と共同開発した「F1マチック」が搭載されたのが始まりでした。
そんなパドルシフト、「装備されている新車が納車された直後は嬉しくてパカパカと操作していたけれど、最近はめっきり操作していない」そんなユーザーの方も少なくないのではないでしょうか。「使わないなら、要らない装備では?」という声も耳にします。
軽自動車で一番売れているホンダN‐BOXにも「パドルシフト」がついているので、ホンダ広報に「『パドルシフト』はどう使うのが良いでしょうか?」と聞いてみました。
「私共からこうした使い方をしてください。ということはありませんが、『パドルシフト』を使うことで、2ペダルでありながら、マニュアル車のようなスポーティな走りを楽しめます」
そうです、使い方は人それぞれ自由です。特に決まった使い方はないのです。そこで実は使える装備「パドルシフト」の賢い使い方を教えたいと思います。
■「Dレンジ」で十分な人でも減速時に使うとメリット大
パドルシフト付きとはいえ、基本的にドライブ(Dレンジ)に入れておけば自動で変速してくれるため、街中を普通に走っている限りパドルシフトの操作をわざわざしなくても事足りてしまいます。
ではどういったシチュエーションで使うのが良いのかというと、それは減速するときです。減速時に「パドルシフト」のマイナスレバーを操作し、シフトダウンをすることで、エンジンブレーキを積極的に使うことができるというワケなのです。そうすることでブレーキパッドの減少も抑えられます。
そしてパドルシフトでのシフトダウン操作が一番活躍するのは、やはり山道などの長い下り坂でしょう。長時間フットブレーキのみをずっと使い続けると、ブレーキが過熱し過ぎてしまいブレーキの効きが悪化する「フェード現象」や、ブレーキフルードが沸騰してエアが発生し同じくブレーキの効きが悪化する「ヴェイパーロック現象」などを引き起こしてしまいます。
前述のことは、教習所などでも習うことなので自動車免許をお持ちの方なら、皆さん知っていることですね。そんな時にも「パドルシフト」でのシフトダウンによって、減速させることができるのです。
積極的にパドルを操作し、フットブレーキとエンジンブレーキを併用することでブレーキへの負担を減らし、必要以上の熱が入ってしまう事も防ぐことができます。
ちなみに、シフトダウンをしてエンジンブレーキをかけるとエンジンの回転数が上がるため、燃費が悪化すると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、エンジンブレーキを使用してアクセルをオフしているときは燃料カットが働くので、燃料は基本使われていませんので安心してください。
なかには、「下り坂でNレンジ(ニュートラル)に入れてしまう人もいる」と聞きましたが、そうすると駆動力がゼロになってしまい車両が予期せぬ挙動を示すことがあります。誤ってNレンジ入ってしまうのはシフトレバー操作による誤操作です。こんな時もパドルシフトなら防げます。
■気持ちよく加速させるスポーツ走行にも最適
サーキットのような本格的なスポーツ走行ではなくても、例えば「峠道などのキツイコーナーで充分減速したあとに加速したい」、というようなシチュエーションのときにはコーナー前にパドルシフトでシフトダウンしながら減速することで、立ち上がりのときに「低いギア=高回転」を維持したまま加速することができます。
そうすることで、より鋭い加速ができて気持ち良く走ることができます。
なお、最近のクルマはとても賢いので、シフトダウンをしてオーバーレブ(エンジンの許容回転数を超えてしまうこと)をしてしまうようなこともありません。
パドルシフトは、運転のうまい人が使うだけの装備ではありません。使っていなかったけど「そういえば付いていたなウチのクルマ」と思い出した方は、ぜひパドルシフトを使ってガンガンシフトチェンジをしてみてください。新たなクルマの愉しさに気が付くかもしれませんよ。
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