■覆面パトカーを見破る決定的ポイントとは
主要幹線道路や高速道路などで交通違反を取り締まる「覆面パトカー」は、定番のトヨタ「クラウン」以外にも、近年は意外な車種が増えているといいます。
【画像】「えっ…!?」 これが「覆面パトカーの見分け方」です! 画像で見る(30枚以上)
これらの車両には、見分けるためのいくつかの共通した特徴が存在します。通常のクルマとはどういった点が異なるのでしょうか。
交通違反の取り締まりに使われる「覆面パトカー」は、一般車にまぎれて走行し、ドライバーの自然な運転を観察することで、見逃されやすい違反を現認する役割を担っています。
近年ではその配備車種も多様化しており、識別が難しくなってきましたが、いくつかの特徴を押さえることで見分けることが可能です。
まず、最も見分けやすいのが車内の様子です。
交通取締用の覆面パトカーには、制服姿の警察官が2人乗車しており、ヘルメットを着用しているケースもあります。
さらに、助手席の警察官が後方確認を行うため、通常のルームミラーに加えて補助ミラーを追加した「2段式ルームミラー」が設置されている車両もあり、これは覆面パトカーを示す有力な判断材料といえるでしょう。
外観にも共通点があります。
警察車両は常に清潔な状態を保っていることが多く、泥はねやボディの傷が少ないのが特徴です。
ボディカラーは、一般車両に溶け込みやすいシルバー、ブラック、ホワイトといった定番色が多く、リアガラスに濃いスモークが貼られているケースも見られます。
走行パターンにも注目です。
高速道路では、赤色灯を点滅させながら緊急走行する以外、基本的に追越車線を延々と走り続けることはなく、左側の走行車線を法定速度で淡々と走るスタイルが基本です。
またサービスエリア付近やインターチェンジの合流地点なども、取り締まりポイントとしてよく知られています。
かつては特殊車両を表す「8ナンバー」が覆面パトカーの目印とされていましたが、現在では「3ナンバー」に変更されており、ナンバーだけでの識別はできなくなっています。
では2025年現在、どのような車種が覆面パトカーとして運用されているのでしょうか。
もっとも多く採用されているのがトヨタ「クラウン」で、全国で配備されています。日産「スカイライン」も従来からの定番ですが、導入数や地域はクラウンに比べると極めて限定的です。
近年では、警察本部ごとに導入される「ご当地覆面パトカー」も増えており、注目を集めています。
たとえば、警視庁が採用しているトヨタ「マークX +Mスーパーチャージャー」は、360PSを誇る特別仕様車で、もはや市販車の枠を超えた存在といえます。
同じく警視庁配備のトヨタ「カムリ WS」にはTRD製のエアロが装着されており、非常に見分けがつきにくい外観です。
埼玉県警では、スバル「WRX S4」が導入されており、鮮やかな「WRブルー・パール」のボディから“青い悪魔”の異名でも知られています。これらの高性能車両は、従来の覆面パトカーのイメージを覆す存在として注目されています。
さらに近年では、セダン以外の車両が交通違反の取り締まりに用いられるケースも見られます。警視庁ではトヨタ「ハイエース」を信号無視の取り締まりに使用している実例があり、意表を突いた配備が進んでいます。
また、交通取締を目的としない捜査用車両も街なかで頻繁に目撃されます。
代表的なのがトヨタ「アリオン」や、かつて販売台数が極端に少なかったスズキ「キザシ」です。特にキザシは、見かけただけで“覆面”と見なされることもあるほど、その存在が知られています。
こちらは主に私服警官、いわゆる“刑事”らが乗る車両となっています。
※ ※ ※
長年、覆面パトカーの“エース”といえばクラウンでしたが、現行クラウンは主にSUVモデルへコンセプトを変えており、今後の調達体制にも変化が生じる可能性があります。
もし今後現行型のクラウン(たとえばクラウン クロスオーバー)が覆面パトカーに採用されたとなれば、他社モデルも含めてこの先SUVモデルの採用例も増えていくかもしれません。
とはいえ、どんな車種が来ようとも最も確実な対策は、常に法定速度を守り、安全運転を心がけることに尽きます。(佐藤 亨)
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