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TGR-DCの梅垣清が2連勝。ランキング首位で最終大会へ/FRJ第5大会富士

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TGR-DCの梅垣清が2連勝。ランキング首位で最終大会へ/FRJ第5大会富士

 2025年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)の第5大会(第11戦~第12戦)が9月26~27日に富士スピードウェイで開催され、ドライバーランキング首位につける梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が連勝を飾った。

 今大会はWEC世界耐久選手権第7戦『富士6時間耐久レース』のサポートイベントだったこともあり、今季最多タイとなる15台がエントリー。そのうち、マスタークラスは4台となった。

TGR-DCの梅垣清がランキング首位に浮上。鳥羽豊がマスタークラスチャンピオンに輝く/FRJ第4大会SUGO

 富士大会は26日に2回の専有走行(FP)が行われ、27日午前に予選、午後に第11戦決勝、第12戦決勝が行われるというスケジュールとなった。第11戦のグリッドを決する予選QF1は、ランキング2位につける鈴木斗輝哉(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)がポールポジションを獲得し、梅垣はフロントロウ2番手に。

 第12戦のグリッドを決する予選QF2は梅垣がポールポジションを獲得し、鈴木がフロントロウに。タイトル争いを繰り広げるTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)のふたりがポールシッターの座を分け合った。


■第11戦:鈴木に5秒ペナルティ。梅垣が勝利を掴む

 15周で争われる第11戦決勝は13時30分にスタートを迎えた。蹴り出し優勢は梅垣だったが、ホイールスピンの影響で加速が思うように伸びず、ポールの鈴木がTGRコーナーのホールショットを守る。梅垣は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)にもかわされて3番手に後退することに。

 ただ、梅垣は2周目のTGRコーナーで大宮をパス。続けて鈴木の背中を追う梅垣だったが、レース中盤は仕掛ける動きをみせず。1~2秒差を保って走行が続いた。

 レース終盤が近づくにつれて、梅垣が鈴木とのギャップを1秒以内に縮めた。ただ、対する鈴木も好ペースを維持したことで、梅垣はテール・トゥ・ノーズと呼べるまでには接近できなかった。15周目を終えて、鈴木が首位を守ったまま、梅垣の0.647秒前でトップチェッカーを受けた。

 ただ、トップチェッカーを受けた鈴木に対し、複数回にわたる走路外走行を理由に5秒のタイムペナルティが下った。これで梅垣が繰り上がりで今季6勝目を飾り、2位に鈴木、3位に卜部和久(B-MAX RACING F111)という結果となった。

 マスタークラスは、クラス首位からスタートを決めた赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)がポジションを守り切り、今季初クラス優勝を飾った。


■第12戦:梅垣が今季7勝目。鈴木は痛恨のスピン

 続けて夕刻の17時より、15周の第12戦決勝が開始された。ポールシッターの梅垣がTGRコーナーのホールショットを守って、レースをリード。その背中を鈴木、卜部が追う展開に。

 ただ首位争いは梅垣と鈴木というふたりの戦いとなり、長時間テール・トゥ・ノーズの接近戦を展開。10周以上にわたってTGR-DCのふたりは見応えのあるバトルを続けたが、12周目の100R立ち上がりで鈴木が痛恨のスピン。これで卜部が2番手に浮上。鈴木は3番手にポジションを下げることになった。

 背後にいた鈴木がポジションを下げたことで、梅垣は単独走行に。そのまま2番手卜部に11.5秒の大差をつけてトップチェッカーを受け、今季7勝目を飾った。鈴木はファイナルラップに卜部の背後に迫るが、卜部が0.060秒差で2位を死守。鈴木は3位で波乱の1日を締め括った。なお、マスタークラスはAKITA(ACR FRegional)がクラス優勝を飾った。

 富士大会を終え、残るは1大会3レースとなった。235点獲得の梅垣がランキング首位を守り、23.5点差で鈴木がランキング2位に続いている。次戦は11月22~23日に鈴鹿サーキットにて、全日本スーパーフォーミュラ選手権/第24回JAF鈴鹿グランプリのサポートイベントとして開催される。

[オートスポーツweb 2025年10月02日]

文:AUTOSPORT web

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みんなのコメント

2件
  • ぽんぽん
    海外に行こう
  • jjb********
    こんなレベルの低いレースやって意味あるのかな?
    まぁトヨタ育成2台の車は速そうだけど、ドライバーの技量はまだまだこれからですね。ホンダ育成が居るのか分かりませんがもっと全体的にレベルが上がるのを期待します。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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