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フロントに日産のSR20VETでリヤにはホンダK20Aのツインエンジン! バタフライドアのトヨタ・セラがとにかくすごいことになっていた【東京オートサロン2026】

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フロントに日産のSR20VETでリヤにはホンダK20Aのツインエンジン! バタフライドアのトヨタ・セラがとにかくすごいことになっていた【東京オートサロン2026】

 この記事をまとめると

■東京オートサロン2026でツインエンジン仕様のトヨタ・セラが異彩を放っていた

NAエンジンなのに646馬力! 現行コルベット最強のZ06の放つオーラがヤバい【東京オートサロン2026】

■前後に異なるターボエンジンを搭載し合計1050馬力という規格外の構成を採用

■3Dプリント外装や独自制御など情熱とロマンを形にした1台である

 トヨタ・セラをモンスターへと変貌させた狂気の結晶

「東京オートサロンは“祭り”だ」、といい切ってしまって異論があるという人はおそらくいないでしょう。スタート時から一貫して、その年のカスタム車の代表が集う見本市的なお祭りが続いてきました。

 チューニングブームが下火になってしまった時期は、展示車両のパワーもやや下がってしまった印象がありましたが、コロナ以降はまた活気が戻ってきて、インパクトのある展示車両も多く見掛けるようになってきました。来場者のなかには、そういったバイタリティに溢れる車両を楽しみにしているという人も少なくないでしょう。

 今回の東京オートサロン2026でも、バイタリティが溢れた車両がちらほら展示されていましたが、そのなかでもひときわ強いオーラを感じた1台があったので、紹介していきましょう。

 その車両は、「CIRCUIT&DREAMS-CLR-」が製作した「THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>」です。 遠目にも小型のバットモービルのような強い存在感を感じられるこの車両は、トヨタ・セラをベースに作られたスペシャルマシンでした。

 話を聞いてみると、プロジェクトが始動したのは2023年のことで、2025年の東京オートサロンですでに一度展示されていたそうです。そのときはまだ外装が付いておらず、骨格やエンジンがむき出しの状態でしたが、今回は外装を装着して“第二形態”となっての展示となりました。

 最大のインパクトはエンジンを前後に1基ずつ搭載している点ですが、その前になぜ「SERA」がベースなのかが気になり訊ねてみました。答えは単純明快、「バタフライドアがカッコいいから」とのことです。

 この車両を製作したCLR代表の渡辺さんは、以前からパイプフレームのシルエイティや、全長を詰めてショートホイールベース化したR33スカイライン、4発のターボにジェットエンジンまで装着した2JZ換装のS14シルビアなど、バイタリティが溢れまくった車両を製作してきた方で、それらの集大成として、お気に入りのセラをベースに、ロマン溢れまくりのツインエンジン仕様を製作したということのようです。

 ベースのセラは特徴のバタフライドアを備えるキャビン部分を残して前後をパイプフレームで再構築。そこに前後1基ずつのエンジンを搭載しています。

 合計1050馬力の規格外すぎるパワーユニット

 フロント側のエンジンは日産のSR20VETを選択。CLRオリジナルのピストン&コンロッドなどで強化し、パルサーVZR用カム、1000ccインジェクターで大出力に対応させた上で、TD07-25Gタービンを組み合わせ、MoTeC M800制御で550馬力を絞り出す仕様となっています。

 対してリヤ側のエンジンはホンダのK20Aを選択。ワイセコ鍛造ピストンでボアアップと強化をおこない、戸田製ハイカム、1000ccインジェクターなどを装着、フロントと同じTD07-25Gタービンを組み合わせ、MoTeC M400制御で500馬力を発生させています。

 つまり、FF用のエンジンとトランスミッションをフルチューンしたうえで前後べつべつに搭載してしまうという、まさに「メカドック」を地でいくマンガの世界のようなマシンというわけです。

 前後のトータルで1050馬力というモンスターなパワーなうえに、前後で異なる出力&パワー特性となると、まともに走らせられるのかと心配になりますが、トランスミッションを前後で同じホンダのK20Aエンジン用6速MTで統一することで、そのズレを最小に留めているとのことです。

 スロットルの操作は、前後のスロットルから出たワイヤーをアクセルペダルの前でアナログ的にまとめているそうで、それで操作的には大きな問題なく走れているとのこと。シフトとクラッチの操作も、アクセルと同様に足もとでまとめているそうです。

 ホイールベースは2640mmと、ノーマルの2300mmよりはだいぶ長くなっていますが、全幅も1970mmまで広がっていますので、比率はあまり変わっていないと言えます。

 今回新たに装着したという外装パネルはすべて3Dプリンターで出力したもので、表面には特有の走査線跡が見られます。出力幅が1mまでという制限があるため、一体で造形したデータから分割して出力しているようです。

 この外装のデザインは渡辺さんのオリジナルで、ミニカーをもとにデザインの方向性を決めて、それを3Dデータに起こして作ったそうです。その製作に掛けられる時間が2カ月ほどしか無く、全部は出力来ませんでしたが、今後は残りの部分を含めてカーボンマテリアルで出力し直す予定とのこと。

 また、現状ではエンジンのパワーがありすぎなので、タービン変更でもう少し抑える方向にするようです。

 今後は同乗の体験走行をおこなう機会も作りたいとのことなので、興味がある人は要チェックです。

文:WEB CARTOP 往 機人
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