砲だけなら主力戦車クラス
スウェーデンのBAEシステムズ・ヘグルンズは、2025年10月8日にラインメタル製の砲「120mm L44A1 LR(ローリコイル=低反動)」を搭載した CV90120プロトタイプを公開しました。
【画像】ほぼ戦車じゃん! これが、新型砲装備のCV90120です
この車両は、以前から構想されていた CV90歩兵戦闘車の高機動・高火力支援型である CV90120の主砲として、いわゆる西側陣営の主力戦車(MBT)で標準的に用いられる 120mm L44系砲をラインメタルが低反動化した「120mm L44A1 LR」を装備したものです。
120mm L44A1 LRは名前のとおり低反動化が施されており、そのために連続発射性能の低下や一部の砲弾に対する発射薬量の制限などのデメリットがあります。一方で、NATOが採用する基本的な120mm弾薬との互換性は維持されています。
BAE システムズ・ヘグルンズは、同砲の搭載により CV90120 が高い戦略・戦術的機動性を保ちながら主力戦車に匹敵する火力を発揮するとアピールしています。加えて、対戦車兵器やドローン対策などを目的としたアクティブ防衛装置(APS)を搭載可能で、多様な任務に対応できます。そのため「火力支援車両」ではなく「軽戦車」とみられることもあります。
なお、CV90120の構想自体は 1990年代から存在し、当時から試作車が防衛展示会で公開されていましたが、長らく正式採用には至らず研究・試作段階にとどまっていました。2010年代以降、機動戦闘車や軽戦車への関心が再び高まり、開発の機運が高まっていました。
2025年に入ってからスロバキアがレオパルト2A8の導入を断念し、そのかわりに費用や重量の観点からCV90120を購入することに関心を示したほか、東欧・北欧の一部諸国でも導入の可能性が取り沙汰されており、最新砲を装備した状態での再登場となった形です。
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みんなのコメント
実際のところ、歩兵支援の直射装軌火力と考えると対MBT対応の分厚い装甲(イコール大重量)よりもAPSで防護しつつより軽量(ということは泥濘地含め全地形への対応力が上がる)でさまざまな状況で投入しやすくコストも悪くない。こういったよく言えばオールマイティ、悪く言えばMTBからの火力減・装甲減(ただしAPS拡充しやすベース重量、走破性向上)というぱっと見での下位互換、そんなネクスト車両が徐々に注目を浴び始めたのはやはりウクライナの戦況からのフィードバックなんだよ。