現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これぞマツダスピードの再来!? 北米マツダ3に2.5ターボが登場!!

ここから本文です

これぞマツダスピードの再来!? 北米マツダ3に2.5ターボが登場!!

掲載 更新 65
これぞマツダスピードの再来!? 北米マツダ3に2.5ターボが登場!!

 2.5L直4ガソリンターボエンジン+AWDを搭載するマツダ3の「2.5ターボ」が、8月4日に正式発表。7月8日に米国仕様の2021年モデルに追加されることが公表されていたが、このほど価格を中心とした詳細が明らかとなった。

 アクセラの系譜を引くマツダ3のターボ車といえば、かつて設定されたマツダスピードアクセラを彷彿とさせるだけに注目のスポーツモデルとなりそうだが、ここでは今年末に米国でデリバリーが始まるマツダ3 2.5ターボに関してアウトラインも復習しながら紹介していきたい。

これがマツダ渾身の隠し球!! 新型MX-30のHV仕様 その名も「e-SKYACTIV G」今秋発売

文:永田恵一/写真:MAZDA

【画像ギャラリー】北米マツダ3に2.5Lターボ登場! 米国仕様スポーツモデルを写真でチェック!!

■マツダ3「2.5ターボ」 注目のエンジンは?

日本仕様よりもパワフルだが、爆発力よりもバランス重視の設定となる模様だ

 マツダ3「2.5ターボ」に搭載される2.5L直4ターボエンジン+AWDというパワートレーンは、基本的にCX-5やCX-8に搭載されているのと同じものだろう。

 エンジンスペックは、レギュラーガソリン仕様で最高出力230馬力/最大トルク420Nm(42.8kgm)となる日本仕様の2.5L直4ターボに対し、マツダ3「2.5ターボ」は、米国仕様のCX-5やマツダ6と同様にレギュラーガソリンでは同227馬力/420Nm、ハイオクガソリンを入れた際には同250馬力/434Nmにパワーアップ。

 日本仕様よりパワフルな仕様となっている。トランスミッションはラインナップを見る限り6速ATのみとなるようだ。

 エンジンに関しては、日本仕様の印象やスペックから想像するとターボエンジンらしい迫力や爆発力を感じるタイプではなく、排気量が上がったようなゆとりの方向に使ったバランス型の性格と思われる。

 なお車重はアメリカ仕様のマツダ3の2.5L・NA車やCX-5の2.5Lガソリンターボ車から想像すると1500kg代前半だろう。

■エンジン以外の変更ポイントは?

パワートレーン以外の走りに関する情報は現時点ではほとんどない。安全装備や運転支援システムは日本仕様にほぼ準じている

 パワートレーン以外の走りに関する情報はほとんどない。そのため筆者の想像や期待を書くと、まずハンドリングに関してはAWDのハイパワー車ということでGTカー的な落ち着きあるものなのか、スポーツ性に振ったものなのか興味深いところだ。

 マツダのAWDは電子制御を多用するなど、スポーツモデルのマツダ3「2.5ターボ」でもスバルWRXや三菱 ランサーエボリューションなどとはシステムの違ったものとなりそうだ。

 しかし、現代ではマツダに近いAWDシステムでも、トヨタ GRヤリスのように、よく曲がり、モード切替も可能なシステムもあるだけに、マツダ3「2.5ターボ」ではスポーツ性という面でのAWDの進化も期待したい。

ブレーキまわりに特別なものはついていないようだが、フタを開けたら上級グレードでは実は……のような嬉しいサプライズに期待してしまう

 ブレーキは、写真を見る限り対向キャリパーや大径ローターといった特別なものは着いていないようだが、後述する2つのグレードで「上級グレードのプレミアムプラスはブレンボのキャリパーに大径ローターだった」ということがあれば喜ぶユーザーは多いだろう。

 また、安全装備&運転支援システムは、日本仕様のマツダ3にほぼ準じている。ただ、マツダ3「2.5ターボ」の上級グレードとなるプレミアムプラスには、新たに後退時に障害物や交差するクルマを検知した際にブレーキを掛ける「後方スマートシティブレーキサポート」が、新たな安全装備として装備される。

■マツダ3「2.5ターボ」注目の価格&グレード体系は?

走りにこだわるセダンか、大人テイストをまとったホットハッチか、北米のマツダユーザーは悩みどころだ

 マツダ3 2.5ターボは、セダンとハッチバック(日本のファストバック)それぞれに設定。グレードはどちらも標準グレードとレザーシートなどが加わる上級グレードのプレミアムプラスの2つとなる。

 価格は、セダンの標準グレード/2万9900ドル(約316万円)、プレミアムプラス/3万900ドル(約326万円)。

 ハッチバックは、標準グレード/3万900ドル(約326万円)、プレミアムプラス/3万3750ドル(約356万円)となっている。

 この価格は4WDターボということもあり、2Lターボ(268馬力)搭載のスバル WRX標準系の2万7495~3万2095ドルという価格を意識したもののように感じる。

走りにこだわりながらもスーツを着た大人に似合いの気品あるスポーツモデルといった雰囲気だ

 また、メーカーオプションという形のようだが、マツダ3「2.5ターボ」のハッチバックにはフロントエアダムとリアルーフスポイラーから構成されるエアロパーツ(1075ドル=約11万4000円)が設定される。

 これに加えてリアディフューザーとサイドシルエクステンションが加わるプレアムプラスパッケージ(1900ドル=約20万円)という2つのエアロパーツ、18インチのBBS製ホイール(919ドル=約9万7000円)が設定される。

 このあたりは日本仕様のマツダ3にもディーラーオプションで装着可能だ。しかし、もしマツダ3「2.5ターボ」ではメーカーオプションというなら、工場出荷の範囲でこういった仕様を造ったということであり、マツダの何らかの変化と言えるのかもしれない。

 なお、標準モデルのマツダ3は、2021年モデルで2020年モデルまで2.5L・NAエンジンのみだったのに対し、セダンに2L・NAを加えるなどし、全体的な価格は1000ドル(約10万6000円)ほど値下げされている。

■日本導入は期待薄ながらスポーツモデルとして面白い存在に

日本国内の事情を考慮すると可能性は薄いが、日本導入をつい夢見てしまう期待のモデルだ

 マツダ3「2.5ターボ」の日本導入は、スポーツモデル自体がそれほど売れるものではないという事情に加え、日本でのCAFE(企業平均別燃費規制)も考えると、期待薄と思った方がいいだろう。

 しかし、マツダの変化など期待も感じられるモデルでもあるだけに、小さな可能性でも日本導入を期待したい。

【画像ギャラリー】北米マツダ3に2.5Lターボ登場! 米国仕様スポーツモデルを写真でチェック!!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

入場無料! [レクサスRZ]に[新型アウトランダーPHEV]も!! 千年の都が舞台[京都モビリティ会議]が12月7日(土)にやってくる
入場無料! [レクサスRZ]に[新型アウトランダーPHEV]も!! 千年の都が舞台[京都モビリティ会議]が12月7日(土)にやってくる
ベストカーWeb
FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
AUTOSPORT web
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
ベストカーWeb
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
AUTOSPORT web
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
AUTOSPORT web
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
AUTOSPORT web
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
AUTOSPORT web
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
ベストカーWeb
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
AUTOSPORT web
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ベストカーWeb
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
AUTOSPORT web
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
ベストカーWeb
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
Auto Messe Web
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

65件
  • ブーストアップしたハイスペック版とかじゃないとマツダスピードの再来とは言えないでしょう。
    ターボだからカスタムして出力上げるとこが出て来るだろうから、強化せずにまずはどの程度まで絞り出せるか。
    そんなとこじゃないかな?
  • このデザインで最高出力380馬力/最大トルク500NmくらいのAWDが500万くらいなら、即買いするかも知れない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村