車種別・最新情報 [2025.06.20 UP]
《上海ショーの注目モデル》レクサス新型ESほか
レクサス 新型「ES」世界初公開!先進性あふれるシステム&デザインに注目【動画あり】
新型レクサスESがアンベール! 未来を占う注目車が続々と登場
今年の上海モーターショーは、次世代モビリティの潮流を体感する絶好の舞台。レクサスが発表した新型「ES」を筆頭に、次の世代を代表するモデルが揃っていた。ここではそんな注目車の中から話題のモデルをピックアップ。その詳細をお届けしよう。
●文/写真:鈴木ケンイチ
※本記事の内容は月刊自家用車2025年7月号制作時点(5月中旬)のものです
上海モーターショー2025リポート
メーカーの電動化戦略が上海でより鮮明に
今回の上海モーターショーで日系とドイツ系のメーカーから発表されたのは、すべてが中国で新エネルギー車と呼ばれるものであった。ここでいう新エネルギー車とは、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)、そして燃料電池車(FCEV)を指す。そして、現在の中国では新車販売の約40%が新エネルギー車となっており、台数としては1286万台(2024年)を数える。しかも今なお増加中であるから、ショーで新エネルギー車ばかりという状況も当然のことだろう。
ESは国内導入を明言、圧倒的な存在感を放つ
そんな中、日系メーカーが発表したモデルは、トヨタがラージセダンの「bZ7」、レクサスが新型「ES」、ホンダがセダンの「広汽HONDA GT/東風HONDA GT」、日産はセダンの「N7」とピックアップトラックの「フロンティア・プロ」、マツダがクロスオーバーの「EZ-60」になる。「bZ7」と「広汽HONDA GT/東風HONDA GT」、「N7」がBEVであり、「ES」はBEVとHEV、「フロンティア・プロ」はPHEV、「EZ-60」はBEVとPHEVという組み合わせだ。
この中で、最も注目すべき存在なのは、レクサスの「ES」だ。なぜなら、このモデルは、確実に日本でも販売されるからだ。トヨタは2026年春ごろの日本導入を予告している。
新型「ES」は、レクサスの次世代電動車ラインナップの先陣を切るモデルで、2023年のJMS(ジャパンモビリティショー)にて登場した「LF-ZC」コンセプトに着想したデザインや設計思想が用いられており、これから登場していくレクサス車にとって、スタディモデル的な役割も担うことになる。プラットフォームはGA-Kを使い、寸法は全長5140×全幅1920×全高1550~60mm。全高が少し高いのは床下にバッテリーを敷いた影響と推測できるが、それでも十分な室内空間を違和感なく確保できているのはさすがだ。
パワートレーンは、BEVに加えて、2ℓと2・5ℓの2種のHEVが用意される。おそらく日本市場では、HEVが販売の中心になるだろう。
展示された新型「ES」を身近に見れば、デザインの斬新さと、全高の高さからくる存在感の大きさが印象的。日本の街でも、そのインパクトの強さは発揮されるのは間違いない。日本導入が楽しみな一台だ。
LEXUS 新型ES
今回のフルモデルチェンジで7代目となるレクサス新型ESは、電動化をさらに進めることで静粛性と乗り心地をさらに向上させたプレミアムセダン。2026年には日本国内への導入も予定されている。
機能性と上質な室内空間を目指したインテリア。シート位置を高く設定することで乗降性と見晴らしの良さを両立させるなど、快適性を向上させる工夫も盛り込まれている。
GA-Kプラットフォームは 従来型より全長を165mm、ホイールベースを80mm延長。プラットフォームの設計段階から骨格を見直し、HEVとBEVの両方に対応することで、より深化した走行性能を獲得。
HEVモデルには2.0ℓ直列4気筒ハイブリッドシステム(システム出力145kW)をESとして初搭載したほか、2.5ℓ直列4気筒ハイブリッドシステム(システム出力182kW)も用意される。
BEVは、FWDのES350e(システム最高出力165kW)と、AWDのES500e(システム最高出252kW)を設定。ES350eは約685kmの一充電航続可能距離(CLTCモード)を実現する。
新たなインターフェイスとして、機能性と上質なデザインを両立を目指し開発された「Responsive Hidden Switches」を採用。頭上付近やドアのスイッチには、直感的な操作をしやすい物理スイッチを採用しているが、ステアリングやインパネ部には物理スイッチを内装に同化させ、手をかざすことで機能アイコンが点灯する新しい操作体験が提供される。
パノラマルーフは、乗員のニーズに応じて瞬時に遮光できる調光機能付を採用。ルーフセンターリインフォースメントを廃止し、開口幅を極限まで広げ、車室外との境界を感じさせない設計としている。
TOYOTA bZ7
最新電脳技術を搭載する中国向け旗艦モデル
トヨタが広州汽車(GAC)などと現地開発した全長5m超のラージBEVセダン。中国の若手を車両開発責任者(RCE:リージョナル・チーフ・エンジニア)に抜擢して開発されたのが特徴だ。デザインコンセプトは「Aura Elegant」。現地の人の目から見て、「格好良い」というスタイルを狙ったという。中国での1年以内の発売を予定している。
NISSAN フロンティア・プロ
”輸出計画あり”。日本国内導入の可能性も?
日産として初となるピックアップトラックのPHEV。1.5リッターターボの4気筒エンジンに、モーター内蔵のトランスミッションを組み合わせ、システム最高出力300kW以上、最大トルク800Nmを実現する。中国仕様ではEVモードでの最大航続距離135kmを目指す。2025年末までの中国での生産・販売、そして海外輸出も予定している。
MAZDA EZ-60
現地の長安汽車と共同開発したクロスオーバーBEV
マツダが長安汽車と共同開発したクロスオーバーで、昨年10月に発売されたセダン「EZ-6」に続くモデルになる。BEVとPHEVの2タイプのパワートレーンを用意。BEVは約600km、PHEVは1回の給油で1000km以上の航続距離を想定している。外観寸法は全長4850×全幅1935×全高1620mm。駆動はRWD。ボンネット先端やDピラーに空気の抜ける通り道を備え、優れた空力性能を実現。中国では2025年中の販売を予定している。
HONDA 広汽HONDA GT/東風HONDA GT
中国での電動化戦略の成否を占う重要モデル
ホンダの中国向けBEV「yè:イエ」シリーズ第2弾であり、シリーズのフラッグシップ・モデルとなる4ドアセダンだ。「広汽HONDA GT」(写真のクルマ)は洗練された未来感、「東風HONDA GT」はエモーショナルな未来感を表現。先進運転支援技術は中国ベンチャーのMomentaと、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはCATLと共同開発している。
Mercedes-Benz Vision V
メルセデスが進めるラグジュアリーMPVのコンセプト
世界初披露されたラグジュアリーミニバンのコンセプトモデル。柔軟性の高いアーキテクチャーであり、VIP向けからファミリー向けまでをカバーし、2026年からの導入を予定する。実用化の際のネーミングには、送迎サービスなどビジネス志向も意識する「VLE」と、コンシュマー向けラグジュアリーモデルの「VLS」が予定されている。
AUDI E5 Sportback
中国市場専用の新プレミアムEV。2025年夏ごろに発売予定
大文字で「AUDI」と表記されるE5 Sportbackは、中国のパートナーである上海汽車(SAIC)と共同開発されたミッドサイズBEVセダン。アウディの中国向けブランド「AUDI」の第1弾モデルとなる。プラットフォームもパワーユニットもオールニューで設計されており、579kWのパワーと、770km以上の航続距離を実現。2025年夏を目処に中国市場で発売される予定だ。
Volkswagen ID.EVO
先進的なデザインが光るe-SUVのコンセプトカー
フォルクスワーゲンが発表した3台のBEVコンセプトの1台。若者向けのクーペSUVだ。ID.シリーズの流れを汲みとった先進的なスタイリングに加え、新デジタルサービスが提供されるという。フォルクスワーゲンは2027年末までに、このモデルを含む新型モデルを30(新エネルギー車を20)以上リリースすると発表している。
Zeekr 9X
ジーカーのフラッグシップSUV。日本上陸の可能性も?
日本への上陸も噂されているジーカー(Zeekr)は、ジーリー傘下の電動車ブランド。上海モーターショーでは、高級SUVである9Xを発表。ブランド初となるプラグインハイブリッドで、CATL製バッテリーを搭載することでEV航続距離380km超を達成するという。中国では2025年中の発売を予定している。
Hongqi 国雅(L1)
紅旗の最高峰モデルは贅沢なハイブリッドセダン
第一汽車の傘下となる高級車ブランド紅旗(ホンチー)の高級セダンが国雅だ。全長5m超にV6もしくはV8のハイブリッドを搭載。価格はV8ハイブリッドで186万元(約3720万円)。中国の伝統美学を取り入れた風格あるデザイン&キャビンで、中国の富裕層に向けたプレステージセダンとして人気を集めている。
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みんなのコメント
俺には、シュモクザメに見えない、ウォーズマンだ。
オラオラとか言われるアルファード、ロビンマスクにしか見えない。