■「大衆化」は実現するのか? 気になるユーザーの実態とは?
2025年10月に発表された、3代目となる新型「リーフ」。発表当時の試乗会や取材では、「このクルマでBEVの大衆化を狙う」と日産の開発陣は語っていました。
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そして2026年1月末には、バッテリー容量の小さなグレード「B5」の受注がスタート。一体どんなユーザーが新型リーフを購入しているのか、その実態に迫ってみました。
まずは、現在までの受注状況から紹介します。2026年末時点での注文台数は約5000台。ただし、これはまだB5グレードが存在しなかった時点での数字です。
B5は1月末から販売ラインナップに加わりましたが、販売現場では「B5を待ってから購入を決める」という、いわゆる“B5待ち”のお客様もいたそうで、ここからが本当の勝負とも言えそうです。
現在の約5000台の注文のうち、約8割が日産車からの乗り換えユーザーとのこと。さらにその8割のうち、8~9割は歴代リーフからの乗り換えだそうです。現状では、リーフからの乗り換えユーザーが最も多いという状況になっています。
一方で興味深いのが、日産車以外から乗り換えている残りの2割の動向です。
この、新たに日産ユーザーとなる2割は、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車からの乗り換えが多いとのこと。なかでも特に目立つのが、トヨタ「プリウス」からの乗り換えだそうです。
発表当初に語られていた「BEVの大衆化」とは、「トヨタがプリウスでハイブリッドを普及させたように、日産はこの3代目リーフでBEVを普及させたい」という狙い。
プリウスからの乗り換えユーザーが多いという事実は、当初の戦略が着実に成果を上げていると見てよいのかもしれません。
充実した装備内容に対してリーズナブルな価格設定も、販売現場からは「提案しやすい!」と好評のようです。
特に後から投入されたB5グレードの価格(消費税込)は438万9000円に設定されており、最上級モデルの「AUTECH B7」(651万3100円)と比べると、その差は212万4100円にもなります。
BEVの先駆者である日産が、非BEVユーザーに積極的にアプローチできる商品であることも、こうした価格設定が後押ししていると言えそうです。
また、提案のしやすさという点では、BEVとしては高めの残価率も後押ししているとのこと。
公式に発表されている数値はありませんが、各種見積情報などから推測すると、5年後の残価率は約30%に設定されており、補助金などを加味すれば、実質的には通常のICE車やハイブリッド車に近い水準となります。
こうした分かりやすい「買いやすさ」も、販売を後押しするポイントと言えるでしょう。
B5の追加によって販売はさらに伸びていくのか。そして、新規BEVユーザーの開拓は進むのか。今後の動向が注目される1台です。(西川昇吾)
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何が気に入るかはまず試乗してもらわないと…