消極的な姿勢から一転
BMWグループは、次世代技術の研究開発テストの一環として、『i7』に全固体電池のプロトタイプを搭載した。
【画像】先進的な大型高級セダン、次世代技術の実験台にも【BMW i7の詳細を見る】 全26枚
パートナー企業のソリッドパワー社と共同開発した全固体電池(ASSB:All-Solid-State Battery)で、現在BMWが使用する液体リチウムイオンバッテリーよりも密度が高く、小型で軽量なセルを採用している。単純に言えば、より小さなサイズでより多くのエネルギーを蓄えられるということだ。
基本構造は現在のGen5アーキテクチャーと同じ。既存部品を改良することで次世代技術に対応させ、全固体電池の市場投入を早める姿勢だ。
2月、BMWグループの次世代バッテリー技術担当副社長であるマーティン・シュスター氏はAUTOCARの取材に対して、同社のEVラインナップに全固体電池を導入するにはあと8年はかかるだろうと語っていた。全固体電池技術は現在でも使用可能だが、同社は液体リチウムイオンバッテリーの開発を継続することに主眼を置いているという。また、現在の電池技術には「まだ長い道のりがある」と付け加えた。
しかし、シュスター氏は、今回のテスト車両はBMWの「技術オープンな考え方」を反映したものだとして、「新しいバッテリーセル技術の開発を継続的に進めています」と語った。
BMWの発表によると、今後数か月にわたって、温度や負荷に関する情報収集のための試験が行われる予定だという。
全固体電池はEVにとって革新的な技術と広く考えられている。現在のバッテリーよりも容量が大きく、より長い航続距離を実現する。また、構造が簡素化されているため、軽量で温度変化の影響を受けにくく、充電速度も向上する。
BMWのライバルであるメルセデス・ベンツも、今年初めに全固体電池の実用化が間近に迫っていると発表した。
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