■異例の「43台」 大黒PA検問に反響の声
国土交通省 関東運輸局は2025年6月23日、神奈川運輸支局が大黒PAで実施した特別街頭検査の内容を公表しました。
【画像】「えっ…!」 これが大黒PAで不正改造車「摘発の瞬間」です! 画像で見る(50枚以上)
43台もの不正改造車が検挙されたということで、SNSなどには多数の反響が寄せられています。
不正改造車とは、公道を走行するのに守るべきルール「保安基準」に適合しない状態の車両を指します。
例えば、ライトの色や光り方を変えたり、「出っ歯・竹ヤリ」と呼ばれるような、大きなウイングや張り出したスポイラーや爆音マフラーの取り付け、車高を極端に落とした「シャコタン(車高短)」状態のクルマです。
いずれも、走行中にパーツが脱落したり、底を擦ったりしていつ走行不能になってもおかくない上に、事故が起これば、取り付けたパーツのせいで人やクルマに与える損害も大きくなります。
そして何よりも、ほかの交通に対して危険をおよぼしたり、爆音などで近隣住民に対して迷惑をかけます。
さらに、不正改造を行う輩は、二輪車では主に「暴走族」(珍走団とも)や「旧車會」、四輪車では「ドリフト族」「走り屋」や「ルーレット族」、「環状族」といったようにグループをなしている場合もあります。
こうした連中は迷惑走行だけに留まらず、高速道路のパーキングエリアや道の駅などの施設を占領し、空ぶかしやドリフトなどの暴走行為も行うなど、多大な迷惑を及ぼしています。
ちなみに神奈川県内では、首都高速の大黒PAや第三京浜の都筑PAなどで改造車両集結のために閉鎖が行われており、さらに高速道路以外ではヤビツ峠や宮ヶ瀬湖周辺での危険走行や、国道134号や129号、246号などでの夜間の爆音走行などが確認されています。
関東運輸局は6月を「『不正改造車を排除する運動』の強化月間」と定めており、各地で特別街頭検査を実施しています。
今回、関東運輸局の神奈川運輸支局は2025年6月21日に、大黒PAで自動車技術総合機構関東検査部などと連携し、神奈川県警と合同特別街頭検査(検問)を実施。
「主に付近住民や一般ドライバーに対し騒音等により多大な迷惑を及ぼしている不正改造車の暴走行為が後を絶たない」と怒りをあらわにしています。
検問は21日の18時から21時半まで実施し、クルマ53台を検査して、不正改造がないかを調べました。
このうち43台で、「最低地上高不足」(シャコタン)が20件、タイヤがはみ出ているなどの「回転部分の突出」が19件、「騒音基準を満たさないマフラーの取付け」が19件、いわゆる“鉢巻”といわれるような視界を妨げる「窓ガラスステッカー貼付」が12件、などの不正改造が確認されました。
取り締まりの様子を写した画像を見ると、車体をオーバーする違法リアウイングを取り付けたスポーツカーや、爆音マフラーと派手なラッピングを施したスーパーカーなどが検挙されたようです。
これら43台には「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容の「整備命令書」が交付され、改造車の所有者は最寄りの陸運局などにクルマを直して持っていき、確認を受ける必要があります。
今回の一斉取り締まりに対し、ネット上では「もっとやれ」「この様な改造車輌達は大迷惑です」「休憩したいのに本当に迷惑しています」と、検問の実施を評価するコメントが。
さらに「えっ、命令書だけ? その車で帰宅させたの?」「迷惑行為で一発免停180日、反則金10万円とかでいいと思います」「危険な運転するので一発免許取消しで良いと思う」「違反車両は即刻使用停止が良いのでは? また元に戻すでしょ?」「免許剥奪でいい」「逮捕してください」と、さらなる厳罰を求める声もあります。
また、「この中にはけっこういい歳のおっさんもいるんですよね。趣味で公道使わせてもらっているのなら法律守りましょうよ、いい歳なんだから」と、不正改造車の連中に対する呆れ声ともとれるコメントもありました。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
国交省の係官が居ないと、改造車が取り締まれないという所がネック。
警察だけで車両法違反が取り締まれる様にすれば良いのに。
国会議員が動かないからダメ。