サブスク「KINTO」専用モデル登場で展開にテコ入れ
クルマを気軽に乗りたい、保険やメンテナンスもワンストップで対応して欲しいというユーザーにぴったりといえるのがトヨタクルマのサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」です。「KINTO ONE」というサービスでは、車両代・任意保険・自動車税・メンテナンス費用までパッケージにして、クルマにかかわる費用をまとめています。
今回、「KINTOツーリングセレクション」と名付けられた専用グレードのアクアとヤリスがラインアップに追加されました。
アクアは「S」グレードをベースにサスペンションを専用チューニング、コーナリングを楽しめる仕様に仕上げているといいます。外観でも、カーボン調フィルムをルーフに貼り、ブラック塗装のドアミラー、専用アルミホイールで差別化しています。
もう一台のヤリスはボディ補強のブレースを追加した上で、スプリングやショックアブソーバーをチューニング。さらに電動パワステも専用セッティングとして走りにこだわった新提案です。外観はアクアと同じくルーフにカーボン調フィルムを施し、ブラック塗装のドアミラーや専用アルミホイールを与えられています。2021年春にはハイブリッドも同等仕様がラインナップされる予定です。
本気印のブレース追加ヤリスの乗り味が気になる?
音楽や映像、アプリなどはサブスクが当たり前になっていますが、トヨタの「KINTO」はけっして好調とはいえない状況といいます。今回の専用チューニングカーの設定は、「KINTO」への注目を集め、その価値を高めようというのが狙いでしょう。
それにしても、ヤリスはブレースまで追加しているとなると、走りが変化しているのは確実で、トヨタのいう“接地感のあるフラットな乗り味”も気になるところです。
なお、ボーナス併用なし・3年プランでKINTOツーリングセレクションの月額利用料金をシミュレーションすると、アクアが4万3450円~、ヤリスが4万6200円~となります(ボディカラーによっても価格は変動)。
また、ボーナス併用(11万0000円)をした場合の5年プランにすると、アクアKINTOツーリングセレクションが2万2880円、ヤリスKINTOツーリングセレクションは2万4640円となります。
以上は、アクアがナビレス、ヤリスはディスプレイオーディオ付きの見積もりですが、アクアについてはベースグレードの月額利用料金と同額です。なお、ヤリスの場合はベースグレードに対してボーナス併用なし・3年プランの場合、月々3190円のエクストラコストが必要となります。3年分の差額を計算すると11万円以上の違いなので、それほどの価値があるチューニングかどうか、気になるところかもしれません。
いずれにしても、サブスクでしか乗れないグレードを用意するというのはビジネス的にも注目でしょう。今回のチャレンジの結果次第では、将来的にはサブスク専用モデルの登場、なんてこともあり得るのかもしれません。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
既存モデルの新車の「バックカメラ」が5月から義務化されます 本当にバック事故対策になるのでしょうか?
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
ランクル250に430万円「最廉価グレード」あるか? 「GX」にガソリン登場を絶対期待したいワケ
みんなのコメント
リースと何が違うんだ?
別に安くもないし