新型コロナウイルスのパンデミックによって、F1はシーズン開幕が延期。現在は7月からのシーズン再開を目指している。
ヨーロッパやアメリカでは、新型コロナウイルス対策のロックダウン等の措置が徐々に緩和されつつあり、シーズン再開に向けた動きも加速している。しかしアメリカGPの舞台となるテキサス州オースティンの保健当局は、現段階ではアメリカGPを通常通り開催できるとは考えていない様子だ。
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現在サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は閉鎖されたままで、チャリティーを目的とした走行イベントが実施されたのが主なトピックという状況だ。
オースティンの公衆保健当局で暫定メディカルディレクターを務めるマーク・エスコット博士は、大規模な集会を伴うイベントを許可することは優先事項ではないと語った。
「大型イベントは我々が最初に止めさせた事であり、最後に再開することになるだろう。なぜなら多くの人々をリスクに晒す恐れがあり、特にその家族にもリスクが有るからだ」
「我々は合理的なものを予測するための計画に取り組んでいるが、今年の終わりまで大規模イベント、特に2500人以上のイベントを開催するに十分なリスク軽減が可能だという兆候は現時点では無い」
ただ、エスコット博士は新型コロナウイルスの感染者数の改善次第では、状況が変わる可能性はあると述べている。
「しかしソーシャルディスタンシングを徹底し、調子の悪い人は検査を受けた上で家に留まることで、この問題を解決できる。そういった目標がある」
「我々はコミュニティーとして、まず物事に対して臨機応変に対応すること、そしてその次として、特に秋を含めて、将来的にオープンな状態にできるような状況を目指すことに集中する必要がある」
そうした地域の規制以外にも気にすべき事がある。COTAはレース開催権料をテキサス州の大規模イベントファンドプログラムによって支えられている。そしてこれは観客が地域で消費活動をし、地方税をもたらすことに基づいているため、難しい状況にある。
つまり、無観客レースが許可されたとしても、ほぼ確実に前述のプログラムは適用されないはずだ。
さらにF1はヨーロッパのプロモーターとより有利な契約をしつつ、輸送コストを軽減させるためにもフライアウェイ戦を行なうサーキットから開催権料を受け取りたいと考えているようだ。そのため、アメリカGPの開催には多数のハードルが待ち構えていると言えよう。
なおCOTAのボビー・エプスタイン代表は現在のレース開催の見通しについては明言を避けた。
「あまりコメントはできない」と、エプスタイン代表は言う。
「しかし今は、法律によってどんな規模の集会も禁止されており、我々のビジネスを行なうことは許可されていない」
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