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共通点はジウジアーロ!旧車オーナーが1週間乗ってみた(後編)【帰ってきたヒョンデ・アイオニック5長期レポート #10】

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共通点はジウジアーロ!旧車オーナーが1週間乗ってみた(後編)【帰ってきたヒョンデ・アイオニック5長期レポート #10】

アイオニック5が初めてのBEVドライブ

筆者の旧車仲間であるWさん(57歳)にとって、今回の『ヒョンデ・アイオニック5ラウンジ』試乗が初のBEVドライブとなった。

【画像】旧車オーナーがレポート車のヒョンデ・アイオニック5を試乗! 全5枚

以前、日産リーフの助手席で横浜から都内に移動した程度で、これまで自分でBEVを運転したことがないというWさん。そこで筆者の手元で約1週間預かっていたこともあり、AUTOCAR JAPANの長期レポート車であるアイオニック5を試しにドライブしてもらったのだ。

「知り合いのリーフ・オーナーが飛ばす人だったので、随分凶暴なクルマだなぁと思っていました(笑)。オーナーがアクセルを盛大に踏むとその瞬間に身体が後ろに動き、助手席にガツンと押しつけられました。アイオニック5でも、当初それを覚悟していましたが、全く違いましたね」

どう違ったのかというと、アイオニック5では身体が後ろに動かなかったというのだ。

「アイオニック5はアクセルをワッと踏んでもクルマの動きに一瞬タメがあるような感じで、そこからいいタイミングでウッと前に出ていくので、身体が後ろに持っていかれないんですね。運転姿勢こそ変わりませんが、窓の外の景色が物凄いスピードで流れていくので新鮮でした」

走行時の静かさも印象

BEV初ドライブとなったWさんにとって、走行時の静かさも印象的なものとなった。

「助手席で体験したリーフも静かでしたが、自分で運転すると、よりBEVの静かさがわかりますね。タイヤが走行中に発するロードノイズが少しだけ聞こえましたが、車内に音が入ってこないので、とにかく静かでした。後席に座った人は、すぐさま寝てしまうと思います」

Wさんは毎日満員電車に揺られて通勤するようなサラリーマン生活は送っていないが、アイオニック5を運転しながら大企業のオフィスにいるみたいとも思ったそうだ。

「グレーっぽい内装色のせいかもしれませんが、クルマの車内という感じではありませんね。今どきはオフィスの椅子もレカロだったりするので、まさにそんな雰囲気です。でもこれがオールブラックだったら印象も違ったでしょうね」

それを聞いて、確かにアイオニック5のインテリアは仕事がはかどる空間だと筆者も激しく同意してしまったことを記しておく。

以前ジウジアーロがデザインしたクルマを数台所有

Wさんは、少し前まで外装色がグリーンで丸目ライト&MT仕様のイスズ117クーペと赤いフィアット・パンダ CLX(初代)を同時所有していた。そう、いずれもジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたクルマだ。

1976年式となる117クーペのホイールは、ジウジアーロがデザインしたメルバのスカッキエーラ(マエストロのサインが彫られているファン垂涎のアイテム)で、クルマ本体のみならずホイールまでジウジアーロ作品にするという徹底ぶりだ。

その前は、イスズ・ピアッツァと角目ライト&AT仕様の117クーペをまとめて愛用していたので、この時期もジウジアーロ愛が炸裂していたといっていい。

今はイスズ・ベレットとSUVのイスズ・ビッグホーンに乗っており、昨今のクルマは使っていないが、そんなWさんだからこそアイオニック5のインテリアで気になった部分があった。

それは何かというと物理スイッチがたくさんあることで、タッチパネル全盛の時代にボタンがズラリと並んでいるとワクワクドキドキすると話してくれた。

インテリアは開放感が好印象

ビッグホーンが足グルマなのでリーフの車内は厚いルーフによる圧迫感が気なったらしいが、アイオニック5のインテリアは開放感があって、この点も好印象だったそう。

「ラグジュアリー感があるとまでは言えませんが、全体的にいい感じなので、アイオニック5を足グルマとして乗るのはもったいないと思います。ということで、ファミリーでのロングドライブ時などに使い、アイオニック5ならではの魅力を味わったほうがいいでしょうね。自分だったら、家族と北関東あたりの温泉に行きたいです」

今回は一般道と高速道路だけの試乗となったので、山坂道は走らなかった。どうやらコーナリング性能も試したかったようで、最後にこのように話してくれた。

「音のない世界でドライブするので、自分で運転していても映像を観ている感覚になるときがありますが、一度ワインディングを疾走してみたいですね。一般道と高速道路であんな感じの走行感覚だと、きっとワインディングでも怖くないと思います」

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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