2023年のF1第17戦日本GPは、ホンダにとって特別な日となった。ホンダがチームパートナーを務めるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝し、コンストラクターズチャンピオンとなったからだ。
ホンダは昨年も鈴鹿でチームパートナーを務めるレッドブルとともにチャンピオンに輝いた。しかし、それはドライバーズチャンピオンだった。ホンダがチームパートナーを務めるレッドブルは昨年もコンストラクターズチャンピオンに輝いているが、その舞台は日本GPが行われた鈴鹿ではなく、アメリカGPだった。ホンダのスタッフは1991年以来のタイトル獲得に喜んだが、その喜びを共有できる日本のファンはほとんどいなかった。
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あれから、1年。ホンダは鈴鹿でコンストラクターズチャンピオンに輝いた。レッドブルでホンダ・レーシング(HRC)のチーフエンジニアとして活躍している湊谷圭祐は、こう言って地元での栄冠獲得に歓喜していた。
「今回、ここで4基目のパワーユニットを投入しました。フレッシュエンジンがどれくらい後押しできたかはわかりませんが、土曜日の予選ではマックスが断トツのポールポジションを獲得してくれました。ポールポジションを獲得した最後のラップのマックスの車載カメラの映像は、まるで出来の悪いテレビゲームでも見ているかのようで、あまりにもスムーズにドライビングしていたのが信じられませんでした。本当は1-2フィニッシュで決めたかったんですけど、レーシングインシデントなどもあって、思う通りの結果にはなりませんでしたが、マックスがそこをうまくカバーしてくれて、優勝して、日本のファンのみなさんの前でレッドブルがコンストラクターズ選手権を決められて、みんな笑顔で本当によかったです」
その湊谷とともにレッドブルでHRCのチーフメカニックとして仕事をしている吉野誠も、多くの母国のファンとともに喜びを分かち合えたことを喜んでいた。
「我々のチームパートナーであるレッドブルがコンストラクターズチャンピオンを日本の鈴鹿で獲得することができて、感無量です。まずはレッドブルのスタッフのみなさん、コンストラクターズ選手権優勝おめでとうございます。このタイトルは、レッドブルのスタッフたちの努力であることはもちろんですが、HRC Sakuraのみなさん、現場で仕事している仲間たち、我々HRCをサポートしてくれている関係者のみなさんの努力もこの結果につながったと思います」
なお、今回のコンストラクターズ選手権制覇は、『レッドブルレーシング・ホンダRBPT』となり、『ホンダ』の名前がチャンピオンとして刻まれるのは1991年の『マクラーレン・ホンダ』以来、2年ぶりで、ホンダの地元・鈴鹿でコンストラクターズタイトルを獲得したのは、1990年以来33年ぶりとなった。
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