文・岡崎五朗
トヨタの佐藤恒治氏がわずか3年で社長を退き、代表権のない副会長に就任する。このニュース、単なる一企業のトップ交代と受け取ると本質を見誤る。
2023年の社長就任直後、インタビューに佐藤社長はこう答えていた。「今後の動き次第では、別の人がストライカーをやって、僕が違うポジションを守ったほうがいい局面が出てくるかもしれません」 まさに今、その局面が訪れたということだ。トランプ関税などの通商問題の不透明化、中国メーカーの躍進など、もはや一企業だけでは対応できない難しい時代になった。トヨタの社長は企業経営で利益をあげるというストライカーに徹する必要がある。
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