■斬新なデザインやシート配置が特徴的!
家族での移動を快適かつ楽しくするための工夫が詰まったコンパクトミニバンが、かつてホンダから登場しました。
【画像】「えっ…!?」 これが「前席3人乗り仕様」の斬新ミニバンです!(30枚以上)
このクルマは、コンパクトなボディに独創的な発想を取り入れ、ファミリー層を中心に多くの支持を集めました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
個性的なデザインと実用性を両立させ、市場に新たな風を吹き込んだそのモデルとは、「エディックス」です。
エディックスは、2004年7月に発売されたコンパクトミニバンで、従来のミニバンとは一線を画す2列6人乗りのシートレイアウトを採用しています。
一般的な6人乗り車両が3列シートを採用するなか、エディックスは前席3人、後席3人という斬新な設計を選びました。
この「3×2シートレイアウト」は、各席が独立しており、センターシートを左右席より10mm後方に配置することで、V字型のレイアウトを形成。
肩がぶつかりにくい設計により、満席時でも快適な空間を提供します。
さらに、全席が前後にスライド可能なため、乗員のニーズに応じた柔軟なアレンジが可能です。
この特徴は、「子どもの様子を確認したい」というファミリー層の声に応え、車内でのコミュニケーションを容易にしました。
後席の3座はリクライニングレバーで簡単にダイブダウンできるため、女性や子どもでも手軽にシートアレンジが行えます。
これにより、大きな荷物を運ぶ際にはラゲッジスペースを素早く拡張可能。
ボディサイズは全長4285mm×全幅1795mm×全高1610mm-1635mm、ホイールベース2680mmで、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」と同等のコンパクトさを持ち、狭い街中でも扱いやすく、車内は広々とした実用性を誇ります。
エディックスの魅力は、機能性だけでなくそのデザインにもあります。
ショートでワイドなボディに、クラウチングスタイルと呼ばれる前傾姿勢のフォルムや、側面のキャラクターラインがアスリートのような疾走感を演出。
2006年11月のマイナーチェンジでは、より力強いフロントフェイスに進化し、個性的でありながらどんな環境にも調和するデザインが特徴です。
エンジンは発売当初、1.7リッターと2.0リッターの直列4気筒を搭載していましたが、ユーザーの要望に応え、後期型には2.4リッターエンジンを追加。
グレードは2.4リッターの「24 S」、2.0リッターの「20X」、および「20X 4WD」を展開し、20Xには「S package」も用意されました。
当時の新車価格は、24 Sが235万2000円、20Xが199万5000円、20X 4WDが218万4000円で、中古市場では車両本体価格が50万円程度から、状態によっては100万円近いものもありました。
車名のエディックスは、「編集」を意味する「edit」と定員の「six」を組み合わせた造語で、座席レイアウトを自由にアレンジし、移動そのものを楽しむというコンセプトを表現しています。
しかし、センターシートの乗り降りのしづらさや、3人掛けの窮屈さといった課題も指摘され、2列5人乗りやスライドドア付きの競合ミニバンに押され、2009年に生産終了となりました。
現在、前列3人掛けのレイアウトを持つ車両はほとんど見られませんが、EV化による車内スペースの拡大が進む未来では、エディックスのような独創的な設計が再び注目される可能性もあるでしょう。(紫苑玲)
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