最新車には、非常に便利で一度使うと手放せなくなってしまう装備がたくさん付いている。アナログ世代のおじさんにとってもグッとくる装備だ。さて、どんな装備があるのか、紹介していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】一度使うと便利すぎて手放せなくなってしまう「おもてなし」の装備を写真でチェック!(8枚)
マイチェンしたアクアに装備された「スムーズストップ機能」
2025年9月1日にビッグマイナーチェンジし、「ミニプリウス」といってもいいほどの激変ぶりが話題となっているアクア。ベテランドライバーなら同乗者のことを考え、信号待ちなどではなるべくショックを与えないように慎重に、丁寧に停まることを考えている。だが、運転に慣れていない人は、この気遣いは至難の業といえる。
これをクルマが勝手にやってくれるのが、今回、アクアに全車装備されたスムーズストップ制御だ。センチュリーSUVやアルファード&ヴェルファイアのPHEVモデルに装備された、おもてなし機能である。なんと、トヨタのコンパクトカー初の機能だから驚き!
今回、異なる領域で経験を積んできたトヨタの開発チームが、“上質・先進”というキーワードを具現化するため、アクアへの搭載を決意。開発チームは「コンパクトカーに搭載する上で初めての課題も多く、不安もありましたが、こだわりを持ったメンバーで何度も試乗し、制御の改良を重ね、満足のいく乗り味を実現しました」とのこと。
具体的には停止直後の車両の揺れ動きを抑え、乗員の姿勢変化を低減するよう補助する。しかし、ブレーキペダル操作の不足を補う機能ではなく、ブレーキペダルをゆっくり踏んだ時には作動しない。高級車ではなくアクアに搭載したのは褒めたい。ぜひ、ほぼ全車に広めていってほしい。
もはやこれなしにはありえない? 「シートベンチレーション」
夏の暑さを和らげてくれる快適装備が「シートベンチレーション」だ。シートがパンチングの穴やメッシュからエアコンの冷気を吸い込み、体とシートの間を涼しくしてくれる、夏に一度体験すればもうやみつきになる超快適な車内の暑さ対策機能である。
その効果は絶大でクルマに乗り込み、エアコンをONにし、シートベンチレーションを作動させた瞬間から、背中や太腿の裏が涼しく、爽快になる(キンキンに冷えるという意味ではない)。そしてシートの表面温度は約10分でかなり下がり、エアコンルーバーからの冷風との相乗効果で、体を冷やす以上の快適感、気持ち良さが体感できるのである。
35度以上の酷暑日に試してみたが暑がりのおじさんにとっては、とても気持ちよかった。Tシャツの背中がとにかく汗びっしょりにならなかったのだ。こりゃ、一度味わったら、ないと困る装備である。
最近シートベンチレーションを装備するクルマが増えてきたが、まだまだ上級グレードの一部にしか装備されていない。シートヒーターと同様、日本の暑すぎる夏に必須の装備だから、もっと普及していってほしい。
ホンダヴェゼルに採用された「そよ風アウトレット」
エアコン吹き出し口といえば、1983年に登場したクラウンから採用した、エアコンのエア吹き出し部に装備され、送風を左右に振り分ける「電動スウィングレジスター」が思い浮かぶ。
室内全体にムラなく風を送り、快適な空調環境を実現すると謳う機能(スイッチON時のみ作動)だが、新型ヴェゼルのそよ風アウトレットはどんなものなのだろうか?
新型ヴェゼルの「そよ風アウトレット」はフロントパネルの左右、ドアに一番近いメーターの高さのところにあるエアコンの吹き出し口からの冷気を乗員の顔や身体に直接当てることなく、空気の膜で包み込むように冷やす優れもの。顔のお肌の乾燥を気にする女性にもピッタリだ。
これは冷え性に悩む人が多い日本向けのいい意味でガラパゴス的なおもてなしの気がする。
交差点で巻き込み事故を防ぐカローラクロスの「シグナルロードプロジェクション」
2025年5月にマイナーチェンジされたカローラクロス。装備面での最大の注目点は、ウインカー連動で地面に矢印を映し出す「シグナルロードプロジェクション」の国内初採用。1つのLEDと2つのレンズで構成されるシンプルな構造で、ヘッドランプ内部へ柔軟に搭載可能なコンパクトなサイズでありながら、均一なサインを投影。
交差点などで歩行者や周辺車両に自車の存在や動きを通知し、安全を確保する技術であり、見通しの悪い交差点などで、かなり安全性を高めてくれるアイテム。GRスポーツとZグレードに標準装備されている。
安全性を一段階引き上げてくれるこの装備は、今後かなり注目を集めていく装備となるのではないだろうか。先日、カローラクロスに試乗したが、さすがに晴れた日中の日向では見えづらかったが、暗くなる夕方以降に効果があると感じた。
トラックには音声で「左に曲がります。ご注意ください」とアナウンスする機能があるが、このシグナルロードプロジェクションも、ぜひ他メーカーもどんどん採用していってほしいものだ。
非常時に家庭用機器が使える「AC100V/1500Wアクセサリーコンセント」
災害時などいざという時に役立つのがAC100V/1500Wアクセサリーコンセントである。主にハイブリッドやPHEV、BEVに装備されている。このアクセサリーコンセントがあると、家庭用電気機器、IH炊飯器(1200W)、扇風機(30W)、電気スタンド(20W)、スマートフォン(10W)などを一度に使うことができるので重宝する。
トヨタのアクセサリーコンセントには「アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)」と「非常時給電システム付アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)」があるが、これらの違いは、停車中に給電できる「非常時給電システム」が付いているかどうかの違い。
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)は、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品が使用できる機能で、走行中に車内で電気製品を使うときに役立つコンセント。
一方、非常時給電システム付アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)は、「アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)」の機能に加え、車両の走行機能を停止した状態でアクセサリーコンセントから給電できる機能を備えたアクセサリーコンセントとなる。
シエンタのように、インパネ部とラゲージデッキサイド右側(非常時給電システム)の2カ所に設置されているクルマが理想的だ。
2カ所でなくても、ダイハツe-ハイゼットカーゴ/トヨタピクシスバン/スズキエブリイバンのように、インパネにAC100V/1500Wアクセサリーコンセントがあると、非常に便利だ。
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みんなのコメント
しかしアイドリングストップはいらないな