国土交通省は「発炎筒」の誤使用への注意を呼びかけるチラシを制作し、自動車関連団体を通じて周知をスタートした。1月に発生した発炎筒で遊んでいた幼児による車両火災を受けてのもの。発炎筒に起因した車両火災は20年間で2件とわずかだ。今回の事故でも死傷者が出なかったものの、今後重大な事案を招きかねないとして、発炎筒の取り扱いについて早期の注意喚起が必要と判断した。
新たに制作したチラシは発炎筒を子どもに触らせないようにするほか、煙が充満するトンネル内で使用しないなど、発炎筒の適切な利用を紹介する内容となっている。発炎筒関連の周知策は従来、有効期限や継続検査に必要なことなどが中心だったとみられるが、具体的な使用方法を喚起するのは珍しいという。自動車局では今後もきめ細かな情報発信で、重大な事故の発生を減らす考えだ。
チラシの配布は日本自動車工業会と日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、自動車用品小売業協会、全国自動車用品工業会、全国石油商業組合連合会、日本保安炎筒工業会が行っていく。
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みんなのコメント
ディーラー・整備工場はは車検ごとに電池を変えればいい。
発炎筒の期限は灰色問題だった。