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止まらぬ落ち込み、大丈夫? また2桁超のマイナス、2月期の新車販売も前年割れ続く

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止まらぬ落ち込み、大丈夫? また2桁超のマイナス、2月期の新車販売も前年割れ続く

ダイハツ、トヨタの前年割れ響くも好調なメーカーも 登録車新車販売

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年2月期の新車販売台数(速報値)を発表した。

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日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2月期の新車販売台数は、前年同月比16.0%減の22万6769台と2か月連続のマイナス。対して全国軽自動車協会連合会がまとめた2月期の軽自動車の新車販売台数は、同24.8%減の11万8047台と3か月連続でのマイナスとなる。

結果として、トータルでの2月期の国内新車販売台数は同19.2%減の34万4816台と2か月連続の前年割れ、しかも2か月連続での2桁減となった。

登録車の2月期のブランド別新車販売台数では、認証申請における追加不正行為の判明に伴って出荷停止を行っているダイハツが前年同月比88.2%減の412台。

ダイハツが生産を担うルーミーやプロボックスなどに加えて、豊田自動織機の自動車用ディーゼルエンジンの認証不正に伴ってハイラックスやランドクルーザー、ハイエースなどの出荷を停止しているトヨタ自動車が同33.2%減の9万6021台とマイナスを記録。

また、新車効果に一服感が出たマツダが同33.5%減の9353台、レクサスが同22.0%減の7429台と停滞する。対してホンダは同54.2%増の3万3157台、日産自動車は同8.8%増の2万7507台、スズキは同9.7%増の1万2367台、スバルは同25.4%増の7035台、三菱自動車は同0.8%増の3816台と前年実績超えを果たした。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同6.3%減の5274台、日野自動が同2.1%減の3221台、三菱ふそうが同3.9%減の2518台、UDトラックスが同6.5%減の708台と、いずれもマイナスに落ち込んだ。

リバウンド消費の一服感も、春以降の巻き返しに期待か

軽自動車の2月期のブランド別新車販売台数は、前年同月比で14.7%増の5万3058台を売り上げたスズキが2か月連続でのシェアトップにつき、続いて同15.5%減ながら2万3982台を販売したホンダが第2位をキープ。さらに、同3.6%増の2万68台を記録した日産自動車が第3位に上昇し、出荷停止が続くダイハツは同81.6%減の9399台と低迷した。

また、デリカミニなどの販売が好調な三菱自動車は同64.6%増の7360台とプラスを継続する。そして、OEM供給を受けるブランドではマツダが同10.4%増の3510台と前年実績超えを達成したものの、ダイハツの出荷停止が響いたトヨタ自動車は同80.5%減の488台、スバルは同88.8%減の175台と停滞した。

2月期の新車販売の動きについて業界団体の関係者は、「認証申請における追加不正行為の判明に伴って多くの車種の出荷を停止しているダイハツと、豊田自動織機の自動車用ディーゼルエンジンの認証不正に伴ってトヨタのハイラックスやランドクルーザー、ハイエース/ボンゴブローニイバン(マツダ)、ダイナ/デュトロ(日野)などが出荷を停止した影響で、本年2月期は前年同月比19.2%減と、2か月連続で前年実績を下回った」

「全体で見てもマイナスとなったブランドが多く、コロナ禍による低迷から脱した“リバウンド消費”が一巡して停滞色が濃くなった見込みが高い」と解説する。

今後に関しては、「新車の需要は新型車を中心に底堅いものの、前述した停滞色の強まりもあり、新車販売は楽観できない状況。一方でダイハツの国内生産車種の4割あまりが生産および出荷を再開し、豊田自動織機の自動車用ディーゼルエンジンの出荷停止も解除されて3月4日より当該車種の生産を再開することから、今春以降はマイナス幅が縮小するものと予想される」と示唆した。

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