現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「ハイエース」リセールバリューが高いって本当? 査定価格はどれくらい?「残価率」が驚異的だった!?

ここから本文です

トヨタ「ハイエース」リセールバリューが高いって本当? 査定価格はどれくらい?「残価率」が驚異的だった!?

掲載 5
トヨタ「ハイエース」リセールバリューが高いって本当? 査定価格はどれくらい?「残価率」が驚異的だった!?

■人気の「ハイエース」いくらで売れる?

 乗っているクルマを手放すことになったのなら、少しでも高く売りたいと思うものです。
 
 クルマを売却する手段はいくつかあり、次に購入するクルマの販売店で下取りに出したり、「買取専門店」に買い取ってもらうという方法のほか、最近では「ネットオークション」で個人売買をおこなうのも増えています。
 
 今回、筆者(藤本敬太)が所有するトヨタ「ハイエース」を売りに出すことを検討しており、複数の買取業者で査定してもらいました。一体、いくらの査定額が提示されたのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 めちゃカッコいい! カスタム仕様の「イケメンハイエース」画像を見る(27枚)

 ファミリーカーとしてハイエースを購入したものの、実燃費が悪く、ガソリン価格が高騰している昨今の状況を考えて、ほかの車種のハイブリッドモデルへの乗り換えも視野に入れています。

 そもそもハイエースを購入した理由として、「リセールバリューが高い」「価格下落が少ない」「国内外問わず需要がある」ということがあったのですが、実際に買取業者に出してみたことはなく、「本当に高額査定が出るのか」というところは気になっていました。

 査定してもらうハイエースは、令和5年(2023年)式のスーパーGL・ガソリン・2WD(後輪駆動)、ボディカラーはパールホワイト、10万円のオプション装備(パノラマミックモニター・フロアマット・特別塗装色パールホワイト)を装着し、新車価格は324万円でした。

 また、その前に乗っていたクルマから流用したナビゲーション、ETC、ドライブレコーダーが装着されていてます。走行距離は8000kmです。

 買取大手4社とディーラーへそれぞれ回り、そこで提示された金額は「200万円からアッパー300万円」とのことでした(2023年10月中旬時点)。“アッパー金額”というのは、オークションでの落札価格の最高金額だといいます。

 新車価格が324万円だったので、残価率は61%から92%ということになり、ハイエースはリセールバリューが高いというのは事実のようです。

 アッパー金額の300万円に納得できたなら、新車価格からの残価率はそれほど大きくなく、損はしないと考えられますが、その一方で今回提示された最低額の200万円では約100万円損をすることになります。

 このように買取価格に違いがあるのは、業者によって買取の目的が違うことがひとつの理由でしょう。

 例えば、買取後に中古車業者の仕入れルートである「オークション出品」や「業販ルート」へ販売する場合は、いわゆる仕入れ価格(=オークション相場)よりも安い値段で買取り、仕入れ価格で売却します。

 その一方で、自社の店舗で販売する場合は一般ユーザー向け価格で販売できるため、仕入れ価格とほぼ同じ価格で買取ることができます。

 どちらが買取価格を高く提示できるのかというと後者ですが、このアッパー金額に買取価格をより近づけるには、やっておきたいことが2つあります。

 まずは「相場価格を調べる」ことですが、インターネットなどで買取価格相場を調べることはできるものの、それだけでは情報が少ないでしょう。

 オススメの方法としては、買取相場のリサーチと大手中古車販売の店頭表示価格を調べることです。

 大手中古車販売の店頭表示価格では、同じクルマがどれくらいの価格で店頭に並んでいるかということをリサーチします。

 例えば、300万円で売却することを望んでいても、店頭表示価格が280万円の場合は買取価格に300万円は出せません。店頭で280万円で販売されている中古車は、当然それよりも低い価格で買い取られているのです。

 インターネットで相場状況を調べるとともに、店頭での表示価格も調べることで、希望する買取価格が可能なのかを知っておくと良いでしょう。

 もうひとつやっておきたいのは「他社競合」です。リサーチによってクルマの相場が掴めたなら、今度は自分で動いて買取価格を提示してもらいます。

 前述のように、私が各業者を回ったところ、約100万円の違いがありました。

 ある業者からは別業者の買取金額を聞かれ、正直に答えたところ、「負けないように20万円上乗せします」や「今月中ならプラス30万円出しましょう」などと人気モデルであれば価格競争になることがあります。

 もちろん、その時々の市場のニーズなどによっては希望の買取金額が提示されないこともありますが、少しでも高く買い取ってほしいと思うのなら、複数の業者に査定してもらうのが良いでしょう。

 複数の店舗を回るのは時間と手間がかかるものですが、最初に聞いた査定価格を鵜呑みにしてしまい、即決で売却すると損をしてしまう可能性もあります。

 納得できる買取価格を引き出すためには、相場価格を調べることと価格競争がポイントとなるのです。

こんな記事も読まれています

480万円!? トヨタがディーゼル&ATの新型「ランクル70」発売! 注文殺到で販売店状況は?
480万円!? トヨタがディーゼル&ATの新型「ランクル70」発売! 注文殺到で販売店状況は?
くるまのニュース
2年落ちでも新車並みってマジか!! カローラクロスの下取り価格がまったく落ちない意外な理由
2年落ちでも新車並みってマジか!! カローラクロスの下取り価格がまったく落ちない意外な理由
ベストカーWeb
アンダー250万円のホンダ「新型コンパクトSUV」発売へ 手頃価格に期待高まる! “非SUVユーザー”からも関心が高い? 販売店に寄せられた声とは
アンダー250万円のホンダ「新型コンパクトSUV」発売へ 手頃価格に期待高まる! “非SUVユーザー”からも関心が高い? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
華やかさもないし規模も小さいし「なんでやっていけるの?」 小規模ディーラーが生き残っている納得の戦略とは
華やかさもないし規模も小さいし「なんでやっていけるの?」 小規模ディーラーが生き残っている納得の戦略とは
WEB CARTOP
“丸目”の超レトロ「軽自動車」が衝撃すぎる!「旧車デザイン」なのに“新車”で購入可能!? めちゃ可愛い「謎のクルマ」正体とは
“丸目”の超レトロ「軽自動車」が衝撃すぎる!「旧車デザイン」なのに“新車”で購入可能!? めちゃ可愛い「謎のクルマ」正体とは
くるまのニュース
カスタムするなら435万円の最廉価グレードもアリ!? 上級グレードは残クレで狙え!! 「クラウンクロスオーバー」グレード&買い方指南
カスタムするなら435万円の最廉価グレードもアリ!? 上級グレードは残クレで狙え!! 「クラウンクロスオーバー」グレード&買い方指南
ベストカーWeb
えっ!? トヨタ「プリウス」が進化する? 買った後でも「上級仕様」になれるって本当? 新たなアップグレードを実体験してみた
えっ!? トヨタ「プリウス」が進化する? 買った後でも「上級仕様」になれるって本当? 新たなアップグレードを実体験してみた
くるまのニュース
冬道走行に欠かせない「スタッドレスタイヤ」以前のように“インチダウン”は不要!?「ノーマルサイズ+純正ホイール」が主流なワケ
冬道走行に欠かせない「スタッドレスタイヤ」以前のように“インチダウン”は不要!?「ノーマルサイズ+純正ホイール」が主流なワケ
くるまのニュース
白い「レース生地」何のため? かつては高級車の証も絶滅傾向に! トヨタ「新型車」にまだ残るワケ
白い「レース生地」何のため? かつては高級車の証も絶滅傾向に! トヨタ「新型車」にまだ残るワケ
くるまのニュース
斬新過ぎる! マツダ「ロードスターSUV」 現る! ゴツタイヤ履いた謎の個体が凄い…!
斬新過ぎる! マツダ「ロードスターSUV」 現る! ゴツタイヤ履いた謎の個体が凄い…!
くるまのニュース
ネクステージは評判が悪いって本当?口コミからわかったメリット・デメリットを解説
ネクステージは評判が悪いって本当?口コミからわかったメリット・デメリットを解説
CarMe
40年前からタイムスリップ!? オークションに登場した走行距離わずか7400kmの1983年式“極上シビック”とは
40年前からタイムスリップ!? オークションに登場した走行距離わずか7400kmの1983年式“極上シビック”とは
VAGUE
レクサス「和製スーパーカー」登場! 1億円超え斬新デザイン&純白ボディの「最上級クーペ」 走行距離285kmの個体が凄かった!
レクサス「和製スーパーカー」登場! 1億円超え斬新デザイン&純白ボディの「最上級クーペ」 走行距離285kmの個体が凄かった!
くるまのニュース
「GRカローラ」“モリゾウエディション”の北米1号車がオークションに登場! 出品した世界最大のディーラー「ロンゴ・トヨタ」の正体とは
「GRカローラ」“モリゾウエディション”の北米1号車がオークションに登場! 出品した世界最大のディーラー「ロンゴ・トヨタ」の正体とは
VAGUE
極上の初代「セルシオ」B仕様と最新レクサスを乗り比べ!「KINTO」が取り組む新たな試みとは?
極上の初代「セルシオ」B仕様と最新レクサスを乗り比べ!「KINTO」が取り組む新たな試みとは?
くるまのニュース
11月にイチバン売れたクルマは? 唯一「2万台超え」記録!? 新車の「長納期問題」解決傾向か 23年11月度販売台数発表
11月にイチバン売れたクルマは? 唯一「2万台超え」記録!? 新車の「長納期問題」解決傾向か 23年11月度販売台数発表
くるまのニュース
超レトロなダイハツ「軽セダン」が面白い! チャレンジを詰め込んだ“斬新すぎる”軽自動車「オプティ」の凄さとは
超レトロなダイハツ「軽セダン」が面白い! チャレンジを詰め込んだ“斬新すぎる”軽自動車「オプティ」の凄さとは
くるまのニュース
500馬力超え!? 日産の新型「爆速・大型SUV」発表!? ド迫力顔のワイドボディ仕様! 爆速すぎる「ブラックホーク」南アで1750万円から
500馬力超え!? 日産の新型「爆速・大型SUV」発表!? ド迫力顔のワイドボディ仕様! 爆速すぎる「ブラックホーク」南アで1750万円から
くるまのニュース

みんなのコメント

5件
  • 残価でハイエース買う奴なんておらんやろ。ハイエースは利便性一択で買うものだ。
  • 残価率で買う人はどーぞー
    私は買わないです
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村