■ライズ超えも狙える!? マグナイト&WR-Vの日本導入はありえ…る?
2020年10月21日に日産のインド法人は、BセグメントSUVとなる新型「マグナイト」を発表しました。
また、ホンダは南米向けに同じくBセグメントSUVとなる「WR-V」をすでに投入していますが、この2台は日本で需要の高まるコンパクトSUV市場にピッタリなモデルです。
日本で発売されていないマグナイトとWR-Vにはどのような共通点があるのでしょうか。
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最近の日本市場において、コンパクトSUVはもっとも注目度が高いジャンルといえます。
実際に、2019年10月にマツダ「CX-30」、翌11月トヨタ「ライズ」、ダイハツ「ロッキー」、2020年6月に日産「キックス」、8月にトヨタ「ヤリスクロス」、10月にマツダ「MX-30」など相次いでコンパクトSUVが登場しています。
とくに、BセグメントSUVに分類されるライズは全長4m以下のモデルで、登場から瞬く間に日本で人気ナンバーワンSUVの座を獲得しました。
前述のマグナイトとWR-Vもライズ同様に全長4m以下となり、まさに日本にマッチするコンパクトSUVなのです。
直近で世界初公開されたマグナイトは、画期的な製品と技術を提供することを目指す日産らしさが反映されたモデルとして、インド市場に先行して導入されます。
インドでは日産初となる全長4m以下の小型SUVとなり、インドのユーザーニーズに合わせて開発。
外観デザインは、日産のグローバルSUVの伝統と先進技術をベースにデザインされ、フロント部分には、大きく開口されたグリルやL字型のデイタイムランニングライト、バンパー下部のメッキ加飾のプレートなど、スタイリッシュかつ力強くダイナミックなデザインを採用しています。
内装では、運転席と助手席の空間が広く、ゆったりとした室内空間を提供するほか、後部座席にはクラスを超えたゆとりある足元空間を実現しました。
インパネ中央部には、8インチのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステムを搭載し、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応。
メーター部には7インチのTFT液晶ディスプレイを採用し、先進的な室内空間を提供します。
パワートレインは1リッターターボエンジンと5速MT/CVTを組み合わせているほか、荒れた路面でも安心感のある205mmの最低地上高を確保。
先進安全機能では、「クルーズコントロール」、ブレーキング時の安心感を高める「ABS+EBR」、「車両動的制御(VDC)」、「トラクションコントロールシステム」、「ヒルスタートアシスト」などを搭載。
また、クルマの周囲にある障害物を見やすくするアラウンドビューモニターを搭載し、運転時の安心感を提供します。
日産インドのマネージングディレクターであるRakesh・Srivastava氏は、次のように述べています。
「マグナイトは、日産のグローバルSUVのDNAを進化させたモデルです。最先端のテクノロジーを搭載したマグナイトは、このセグメントでは画期的な存在となるでしょう。
全長4m以下のカテゴリーでの大胆な提案であり、業界のB-SUVセグメントを再定義するものになると確信しています。
マグナイトは、『Make in India, Make for the World』の理念に基づき、インドのお客さまの要望や希望を考慮しながら、日本でデザインされました。
マグナイトは、スタイリッシュなデザインと機能性に富んだプレミアムモデルであり、力強くダイナミックな走りを実現します」
※ ※ ※
なお、インド市場では2021年初頭に発売。そのほかの地域でも順次発売を予定しています。
一方の日本市場では、2010年にコンパクトSUVジャンルを確立させたといえる「ジューク」が2020年に販売終了。その代わりにキックスが投入されていますが、こちらはCセグメントSUVです。
マグナイトの日本導入に関して、日産は「現時点での日本への導入予定はない」と説明し、あくまでも中東やアジア地域向けのコンパクトSUVとなるようです。
■ホンダのWR-Vも日本にマッチする1台だけど…
一方のホンダは、日本でコンパクトSUVの「ヴェゼル」を展開していますが、CセグメントSUVに分類されます。
海外ではアジア向けに「BR-V」というコンパクトSUVもありますが、ヴェゼルと同じくCセグメントSUVです。
そのなかで、前述のWR-VはBセグメントSUVとなり、マグナイト同様に日本にマッチしたモデルだといえます。
WR-Vは、南米の市場ニーズに基づき2017年に発売されたモデルです。
タフな外観デザインでありながら都会的なSUVスタイルと高いユーティリティ、広い室内空間を実現。ボディサイズは、全長4000mm×全幅1734mm×全高1599mmとなっています。
外観デザインは、横長のデザインとクロームエリアを狭くした新しいフロントグリルを導入し、中央のホンダロゴを強調。
LEDデイタイムランニングライトを採用することで表現力豊かなヘッドライトデザインとなり、ホンダのSUVラインナップに共通するフロントグリルとなりました。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。燃料はブラジルならではの、ガソリン(115馬力)とエタノール(116馬力)のどちらにも対応した「フレキシブル・フューエル・ビークル」となっており、トランスミッションはCVTを設定しています。
先進安全機能では、2021年モデルから「スタビリティ&トラクションコントロール」、「アクライブスタートアシスト」、「エマージェンシーブレーキアラート」を全車に標準装備。
ヘッドライトの自動点灯に対応したトワイライトセンサーを採用し、ビームの高さを調整することが可能です
なお、WR-Vもマグナイト同様に日本で販売していません。その理由について、ホンダは次のように説明しています。
「海外専用モデルを日本に持ってくるのにはさまざまな課題をクリアしなければならず、なかなか難しいのが現状です。
また、ヴェゼルの下というポジションは、『フィットクロスター』でカバー出来る部分でもあるので、WR-VやBR-Vの日本導入は現時点ではありません」
※ ※ ※
マグナイトとWR-Vは、日本で販売されればライズのように大ヒットする可能性は大いにあるといえます。
とくに、ライズやヤリスクロスはBセグメントSUV&100万円台からの価格帯という、日本独自の軽自動車のユーザーをも取り込める魅力を持っています。
今後、マグナイトとWR-Vが日本に導入される可能性は未知数ですが、期待して待っていましょう。
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みんなのコメント
国内導入目的なら最初からソレありきで開発してるだろうしね。最近は国内メーカの海外仕様や海外専売向け車のニュースが多いけど、最早主要マーケットは日本ではないのだろうか・・残念ではあるが。
FIT4が発売して定着する中でFIT3ベースのモデルを逆輸入するんけないだろうし、期待されてない。
もし逆輸入しようものなら、顧客はまた日本市場は二番煎じ、世帯遅れのモデルを売ってるってなるだろ。
メーカーに何をさせたいの?