4月20日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで、2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が行われ、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの太田格之進が今季2勝目を飾った。さらに2位表彰台は牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が獲得し、チームはワン・ツーフィニッシュ。3位には岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が入り、3名は決勝後に行われた記者会見に臨んだ。この会見には優勝チームの監督である村岡潔チームプリンシパルも出席し、それぞれが決勝レースを振り返った。
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)予選:2番手 決勝:優勝
無敵艦隊は戦略分かれても沈まず。太田が連日の1-2を先導し今季2勝目、トップ山下に悲劇【第4戦レポート】
「昨日のワン・ツーは嬉しかったですが、僕は勝てていなかったです。それのリベンジではないですけれども、今回優勝することができたので、嬉しいです」
──放送されていた無線などでは余裕が感じられたが、どうだった?
「まあ、そうですね。あの1周目でピットに入った後もタイヤをマネジメントしていましたし、最後に追いつかれた時のためにもセーブしながら走っていました」
「僕のドライビングとしてのエラーは、正直1回もなかったかなと。ファイナルラップにベストタイムも出ていますし、完璧に仕事ができたかなと思います」
──ランキングトップに立った心境は
「これから、チームメイトとバチバチに戦わないといけないシチュエーションですが、ほかにもチャンピオンの坪井翔選手は、富士スピードウェイで速さを発揮してくるだろうし、まったく油断はできない状況だと思うので、しっかり気持ちを切り替えて、これから先のシーズンへ向けて準備して行きたいと思います」
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)予選:3番手 決勝:2位
「スタート直後に僕が3番手にいる以上、前の選手が入るなら僕はステイアウトするしかないという状況でした。まあ、今日はこうして2位まで巻き返すことができましたが、正直、ルールに対して個人的に思う部分はありますね」
──その意見をお聞かせください
「SCが入ったときは、スーパーGTのようにピットロードをクローズにするというのも、ひとつの手ではないかと思います」
「あとは、FCY(フルコースイエロー)を導入してほしいなと。今日のクラッシュについても、正直FCYで片付けられた事案なのかなと思います」
「この国内最高峰のカテゴリーで、世界的に見ても位の高いレースですし、スーパーGTやスーパー耐久でもFCYは取り入れられていますので、そろそろスーパーフォーミュラでもFCYを導入してもいいのではないかなと思っています」
──ピットタイミングやレース後半についてはいかがでしたか
「正直、ピットインについてのチームとのやり取りがなく、僕はただ『飛ばして走る』ことに集中していました。そこで急に『BOX』と言われたので入りました」
「岩佐選手をマークしてのタイミングだったと思っていますが、自分が出た場所が集団のなかで、逆に岩佐選手が出た場所は結構クリーンでした」
「なので、もう少しタイミングを遅らせても良かったのではないかと思っています。ただ、僕も集中してとりあえずギャップを稼ごうと飛ばしていたので、余裕もなかったですし、もうすこし周りの展開を把握しておけばよかったと思います」
岩佐歩夢(TEAM MUGEN)予選:9番手 決勝:3位
「本当に、『こんなに嬉しい3位はない』と思えるようなレースでした」
「昨日は、ペースもスタートも良くて最大限のレースができていたなかで、マシントラブルで終わってしまったのが本当に悔しかったので、今日はとにかく結果を残したい思いが強かったです」
「予選では順位を落としてしまったのですが、レースでしっかりと自分たちのスピードやチームワークを見せつけることができたので、自分たちのパフォーマンスを示して行くスタートラインに立てたかなと思います」
──SC時には、ステイアウトする作戦を選択されましたが、どのような意図がありましたか
「あの展開は予想していたというか、『もしこうなったら、こうしよう』というプランに入っていたので、予定通りではありました」
「すでに、第3戦でペースが良いこともわかっていたので、そのペースを活かした作戦でしたね」
──次戦オートポリスについては
「オートポリスは、昨シーズンで自分が唯一ポールポジションを獲得できましたが、レースでは悔しい思いをしているので、その相手にやり返したいと思います」
村岡潔チームプリンシパル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「連勝というはもう本当に嬉しいですし、言葉がないですね。昨年の最終戦から、ずっと勝ち続けられるということは、夢のようなことです」
「昔には、連勝を続けた名門チームもありましたが、最近はそういう勝ち方とは縁遠いなと思っていました」
「そのなかで、コツコツ年に何回か勝てればそれで幸せだと思っていたのですが、こういった勝ち方が自分のチームでできているので、このチームを作ったことやドライバーと出会えたことを本当に幸せに感じています」
──今回で、チームにとっては6連勝を達成されました。次戦以降の意気込みをお聞かせください。
「次のオートポリスは、ダンディライアンのためにあるサーキットだと思っているので、ここは間違いなく獲ります」
「その後は、富士スピードウェイのテストで新たなことをやって我々もステップアップをして、後半戦でさらに飛躍したいなと思います」
「本当に欲深いようですが、このふたりならやってくれると思っていますので、まずは皆さまのご期待どおり、オートポリスで勝ちます」
[オートスポーツweb 2025年04月20日]
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