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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が劇団四季のミュージカル舞台に! デロリアンが登場した大人気映画を振り返ります

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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が劇団四季のミュージカル舞台に! デロリアンが登場した大人気映画を振り返ります

公開から40年!色褪せない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

2025年4月6日より公演が始まった、劇団四季によるミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTF)』。世界的大ヒット3部作映画の1作目をベースにした舞台は極上のエンターテインメントとして連日満員の観客動員、すでに2026年9月までのロングラン公演が決定しています。今回はそんな劇団四季の舞台大ヒットの要因、そして元ネタ映画『BTF』の魅力を紹介していきます。

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1~3作すべてが世界的大ヒットに

1985年、シリーズ1作目の映画公開から40年。その魅力はまったく色あせることなく、リアルタイムで映画を観ていない世代にも人気が広がり続けている『BTF』。作品の魅力はなんといってもSFでありながら、アイディア満載極上のエンターテインメントとして仕上がっていること。いわゆる映画マニアでなくても、老若男女誰でもが楽しめる娯楽作品ということに尽きる。

舞台は1985年のカリフォルニア州ヒルバレー。ロックとペプシコーラとスケートボードを愛しているマーティは、ある日科学者の友人・ドクから「タイムマシンが完成した!」と聞かされ、その実験を手伝うことに。だが実験中のアクシデントにより1955年11月5日にマーティはタイムスリップしてしまう。

元の世界に帰るため、1955年当時のドクを探しだし協力をあおぐ。同時に若きころの自分の母親・ロレインに好意を抱かれ「このままじゃ自分が存在しない未来になってしまう」と、父親・ジョージとの縁結びにも奔走するはめに。難題山積みの中、タイムジャンプするための運命の日がやって来る。果たしてマーティは無事元の世界に戻ることができるのか? というのが略筋だ。

そのタイトルは映画ファンでなくとも知っている人は多いはず。なぜなら1、2、3作目ともに世界中で大ヒット。SFエンターテインメント映画として新たな指針を作ったからだ。ちなみに1作目は日本で1986年に公開され、その年の洋画配給収入第1位。2、3作目も洋画配給収入1、2位(日本では公開時期が8カ月しか空いていなかったため、配給成績は1990年に統一計上された)を独占した。巷では『BTF』の新作を求める声もあるようだが、監督や脚本家はその制作を否定している。やはりこのシリーズは3本できれいに終了したことが正解だろう。

製造わずか3年⋯幻となったタイムマシン

そしてある意味、映画のもうひとつの主役とも言えるのがクルマ型タイムマシン・デロリアン。時速88マイル(時速約142キロ)に達するタイミングで1.21ジゴワットの電流を受容するとタイムジャンプできるもの。小ネタだがジゴワットという単位は存在せず、脚本家のボブ・ゲイルがギガワットと書くところを間違ってジゴワットと書いたものが映画で採用された単位。つまりデロリアンがタイムジャンプするためには12億1000万ワットの瞬間電力が必要とされ、その電力を確保するためのサスペンスも映画の魅力のひとつだろう。

実際販売されたDMC(デロリアン・モーター・カンパニー)社の「DMC-12」は販売台数8000~9000台(現存するのは約6000台といわれている)。一度見たら忘れられない車デザイン担当はあのジウジアーロ率いるイタルデザイン。実際には約3年で製造終了したという。そこには車体価格やDMC社の資金繰りなどさまざまな要因があったようだ。

映画ファンも舞台ファンも必見

劇団四季の公演に合わせてデロリアン展示ツアーが2025年4月4日~5月18日まで開催された。デロリアン人気はプラモデル、カプセルトイ(いわゆるガチャガチャ)、ミニカーやフィギュアと拡大し続け、ファンのコレクターアイテムとしても人気だ。

劇団四季の舞台は『BTF』ファン、さらにはデロリアン好きも巻き込み大ヒット中。歌や踊りの楽しさはもちろん、劇中で思わず上を見上げてしまう驚きの演出展開も用意されているエンターテインメント・ミュージカル。数年前から人気を博している2.5次元の世界観好き、『BTF』好きならば体験して損はないはず。

文:Auto Messe Web 永田よしのり(NAGATA Yoshinori)
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