可愛いからと甘く見ると絶対に痛い目を見る!
1.3Lエンジン+5速MTを換装した変態ラテ!
「シルビア以上の加速性能を持つムーヴラテ!?」110馬力の強心臓と5速MT化で速さを追求した異端チューンド!
なんとも可愛らしい見た目で、街のスーパーやショッピングモールなどが似合いそうなムーブラテ。ご存知の通り、640ccのEF型エンジンを搭載し経済性にも優れたKカーである。しかし、このマシンはプロバイルの手によって110psを発揮するK3-VE2型エンジンを搭載、アンダー900kgのボディと組み合わせ、ブーストアップ仕様のS15シルビアを仮想ライバルとする快速マシンに仕上げられているのだ。
エンジンはダイハツ・ストーリアに搭載されている110psを出力する1.3LのNAエンジン『K3-VE2型エンジン』を換装。可変バルタイ機構DVVTを搭載しているが、ホンダのVTECとは違いエンジン回転やサウンドに明らかな変化があるわけではなく、低速域から力強いトルクを発揮しながら軽快に高回転までフケ上がるような特性だ。
エンジンマウントは3つあるうちのふたつはK3-VE2用をそのまま使用。残るひとつは他車種用のゴムブッシュなどを組み合わせたワンオフ品を使った。
補機類も純正を使うというのがオーナーの拘りだが、唯一エアクリーナーのみ社外品を使用している。これは、純正エアクリーナーでは、カウル裏に搭載しているワイパーモーターユニットとの接触をどうしても避けられなかかったため。ECUや点火系、燃料系はK3-VE2用を使用。ラジエターのみ純正改の容量アップ加工が行われている。パワステは、ムーブラテのターボグレード用の電動パワステユニットを流用している。
5速MTのミッションやドライブシャフト、ナックルはストーリア用を流用。ただ、そのまま使うとトレッドがワイドになりオーバーフェンダーが必須となってしまうため、プロバイルでドライブシャフトを加工しムーブラテの車幅に合わせた寸法に短縮している。フロントのブレーキキャリパーはダイハツのKカーの中でも最大となるコペン用を流用、サスペンションはテインのムーブラテ用車高調を使い適度にローダウンしている。
室内はムーブラテのノーマルを可能な限りキープ。ハイパワー化してもベンチシートのままとしているのが拘りのポイントだ。メーターはタコメーター付きのグレードのものを流用し、パルスを変換することで3気筒エンジン用のタコメーターで4気筒エンジンの回転数を表示している。
唯一、ムーブラテの室内と異なるのがパーキングブレーキを含めて4ペダルとされた足元と、センターから生えているシフトレバーだ。ベンチシートを生かすチョイスをしたためパーキングブレーキは足踏み式となり、シフトレバーはジョイントを使って角度が最適化されている。ペダルの高さが大きく違うため、慣れてしまえばパーキングブレーキを間違えて踏むことはないのだそう。
エクステリアは、絶版品のCAL RACER EGOスタイルエアロでさらに可愛らしさをアップ。フロントグリル部分のダクトは冷却性を高めるために追加で穴を空けたもの。
リヤはマフラー用の切り欠きをスムージングして、レイズが過去に発売していたガルシアチューンのマフラーカッターをナンバー脇にダブルで装着。運転席側、助手席側ともにはきちんと排気口として使われている。
エンジンやミッションの換装などはプロバイルで公認車検を取得。ちなみに、オーナーが製作をスタートした約5年前の制作費用は、ムーブラテの車体とストーリアの部品取り車、換装作業や公認車検取得などを合わせて約130万円とのこと。ただ『部品取り用ストーリアの価格が上昇しているので、これから製作する場合はもう少し費用が必要になりそう』と、プロバイルの竹田さんは話してくれた。
オーナーの田村さんは過去にFC3SやFD3Sなどでサーキットを走っていた走り屋出身。『可愛くて速い』クルマを目指してこのムーブラテを製作したが、今後はさらにチューニング度の高い激速ストリート仕様のムーブラテをもう1台作ることを計画しているという。
●問い合わせ:プロバイル 兵庫県佐用郡佐用町宗行41-2 TEL:0790-83-2238
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
既存モデルの新車の「バックカメラ」が5月から義務化されます 本当にバック事故対策になるのでしょうか?
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
ホンダのスゴい「新型軽バン」発売延期! 「100万円台」なるか 斬新「前後2人乗り」で注目も! 6月に価格発表、どんな声集まる?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?