ジムニーは、1970年の誕生以来「コンパクトで本格的な四輪駆動車」として世界中から高い評価を集めてきた。累計販売台数は350万台を超え、その存在感は今なお揺るがない。そしていま、新たに登場した「ジムニー ノマド」は、従来のオフローダーとしての信頼性に加え、日常使いにも適した5ドアボディと快適性を兼ね備えたモデルである。
【写真 36枚】「やっぱ、かっけぇ…!」「爆売れに納得」ジムニー ノマドの写真ギャラリー
●文:月刊自家用車編集部
ロングホイールベース化された5ドアジムニー
ジムニー ノマドの最大の特徴は、ホイールベースを従来より340mm延長し、5ドア化した点にある。全長3,890mm、ホイールベース2,590mmという寸法は、居住性と走破性のバランスを追求した結果だ。後席のヒップポイントを50mm後方に下げ、左右の乗員間隔を90mm広げたことにより、大人4人が快適に乗車できる空間を確保している。
さらにリアホイールハウスの位置を工夫することで、着座姿勢の自然さや乗降性も向上。後席へのアクセスもスムーズで、ファミリーユースにも十分に対応する。
◆ジムニーらしさを継承したエクステリアと機能美
デザインは、ジムニーらしい立体的なフロントグリルと丸型ヘッドランプ、独立ターンランプを踏襲しつつ、ワイドなオーバーフェンダーやスクエアボディを採用。210mmの最低地上高に加え、アプローチアングルやデパーチャーアングルといった対障害性能も妥協なく確保されている。
未塗装の樹脂製バンパーやフェンダー、サイドシルのプロテクター類は、石はねによるキズを軽減。雪がたまりにくい垂直なウィンドウ構造や、台形ホイールアーチなど、過酷な環境下でも安心して走行できる工夫が随所に見られる。
ボディカラーは2トーン仕様を含む全6色を展開し、アウトドア志向のデザイン性も抜かりない。
◆荷室とユーティリティの進化
ジムニー ノマドは、実用性にも注力している。ホイールベースの延長によりラゲッジスペースは広くなり、4名乗車時でも荷室長は590mm、容量は211Lを確保。リアシートは分割可倒式で、フルフラット化も可能。さらに右開きのバックドアに合わせて荷室左側にはアクセサリーソケットと照明を装備するなど、キャンプや旅行などにも最適な仕様となっている。
◆走行性能と本格4WDの伝統
心臓部には、1.5L直列4気筒のK15B型エンジンを搭載。コンパクトかつ軽量なこのユニットは、オフロードのみならずオンロードでも力強く滑らかな加速性能を発揮する。
駆動方式は、初代から変わらぬ伝統を受け継ぐパートタイム4WDを採用。トランスファーレバーで2WD⇔4WD⇔4WD低速が選択可能で、悪路では約2倍の駆動力を発揮するローギアモードも備える。
加えて、ラダーフレーム構造、3リンクリジッドアクスル式サスペンションという本格4WDの基本構造は健在。ねじり剛性を高めたフレーム設計により、タフな路面でも優れた設置性と対地クリアランスを発揮する。
◆安全性と安心感を高める装備群
駆動力を左右に自動配分するブレーキLSDトラクションコントロール、坂道発進時のヒルホールドコントロール、下り坂でのヒルディセントコントロールを全車に標準装備。とくにMTモデルにも対応するヒルホールドは、都市部でもありがたい装備だ。
◆アウトドア仕様の完成形──そして価格
ジムニー ノマドは、専用ルーフラックやオールテレーンタイヤ、タフなインテリア素材など、アウトドア志向の装備も標準化。価格は265万1000円~275万円と、ジムニーシリーズの中では上位モデルに位置づけられる。
◆まとめ:ジムニーのDNAはそのままに、より生活へと寄り添う存在へ
ジムニー ノマドは、オフローダーとしての本質を崩すことなく、日常的な使い勝手と快適性を大きく向上させた一台だ。「ジムニーは好きだけど2ドアは不便」と感じていたユーザーや、「本格SUVを家族でも使いたい」と考える層にとって、まさに“待望の5ドアモデル”である。
このノマドが、ジムニーという名車に新たなユーザー層を呼び込み、さらなる進化の起点となることは間違いない。
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みんなのコメント
個人的にはああいう商売する店では買いたくない。