8月3日時点で1万1388台を受注
6月17日に発表された日産自動車(以下、日産)のコンパクトSUV『キックス』。初期受注は好調で、7月27日に1万台を、8月3日には1万1000台を突破して1万1388台となった。販売台数も、同日で4794台に達したという。
【画像】初期受注好調で早くも1万1000台突破!コンパクトSUV新型『日産キックス』を詳しく 全100枚
日産日本マーケティング本部の寺西章チーフマーケティングマネージャーがオンラインでメディアに向けて、初期受注の状況を説明したので、その概要を紹介しよう。
まず、グレードと駆動方式による構成比は、以下のようだ。
●G:2WD(FF)=26%、e-4ORCE=19%
●X+:2WD=29%、e-4ORCE=12%
●X(シンプルパッケージ含む):2WD=10%、e-4ORCE=4%
日産では300万円を切る戦略的な価格のXの比率が高いのではと予想していたが、やはり豊富な仕様装備のGやX+が当初は先行するようで、全体の86%を占めた。
また、e-4ORCEの比率は35%と先代の30%より高くなり、これはコンパクトSUVとしては高水準だという。『4WD=雪道』だけではない、e-4ORCEならではの走行性能も評価されているようだ。
人気のメーカーオプションは、1:ニッサンコネクト・インフォテインメントシステム、2:ニッサンコネクト・インフォテインメントシステム(シンプル)、3:ボーズ・パーソナルサウンドシステムといった、『クルマ選びのこだわり』につながる追加装備が人気。特に、1はGで82%、X+とXで59%、3はGで59%と人気が高い。なお、グレードによっては選べないものもあるので注意したい。
いわゆる『新型待ち』は初期に集中
ボディカラーの構成比で、2トーンの比率は44%で、先代の28%を大きく上回る。人気のトップ5と比率は、以下のとおりだ。
1:ピュアホワイトパール(22%)
2:スーパーブラック(18%)
3:ピュアホワイトパール/スーパーブラック 2トーン(17%)
4:ダークメタルグレー/スーパーブラック 2トーン(14%)
5:レゾナンスブルー/スーパーブラック 2トーン(7%)
6:オーロラフレアブルーパール(7%)
新型キックスの個性的なデザインは2トーンとの相性が良いからと、選ぶ人は少なくないらしい。全般的にモノトーンのボディカラーの人気が高いのは最近のクルマにおける傾向のようで、これは他車と大きくは変わらない。なお、訴求色であるレゾナンスブルー/スーパーブラック2トーンも、まずまずの人気のようだ。
購入者の属性なども紹介しておこう。
これはキックスや日産車だけに限った話ではないが、既にそのメーカーのクルマを保有している、いわゆる『新型待ち』の人が初期に集中するのは当然ということで、77%が日産車所有者となっている。今後はそれ以外の人も増えていくと思われる。
性別では、男性77%:女性23%と、男性が圧倒的。もっとも、受注者(所有者)と運転者(使用者)は必ずしも同じではない。女性でも運転しやすいコンパクトSUVの新型キックスだから、使用者の女性比率はもう少し高いのではと思われる。
年代は、30歳代以下が18%、40歳代が15%、50歳代が26%、60歳代が23%、70歳代以上が17%。30~40歳代が約3分の1というのは他の日産車と変わらないそうだが、やはり日産としては今後この世代のオーナーを増やしていきたいという。
下取り車はSUVとコンパクトハッチバックで全体の7割
下取り車のセグメントでは、SUVが41%、コンパクトハッチバックが30%と、この両車で7割以上を占める。日産車では先代キックス、エクストレイル、ノート、オーラといったクルマが多く、他メーカー車ではこれらのライバルにあたるクルマだという。
購入者からの反響の声も紹介しておこう。
クルマとしての魅力(デザインや仕様装備)では、「率直にカッコいい!」、「コンパクトでもデザインは力強く、ワンランク上のクルマに感じる」、「質感にこだわったインテリアの雰囲気がいい」、「シートの座り心地が楽で最高。後席も広くて居心地が良い」となる。
進化した『電気の走り(e-POWERとe-4ORCE)』では、「試乗したら楽しく、ちょっと感動した」、「電気自動車かと思うほど静か」、「e-4ORCEの乗り味に初めて4WDが欲しいと感じた」、「燃費も良くなって走りも抜群」といった声が聞かれる。
販売店では、「展示車に目を引かれて販売店に入った」、「少し運転してみたら本気で欲しくなった」、「この内容でこの価格はお買い得」、「頼んだら納車が秋頃とのこと……」といった声が上がっているという。
なお、納車時期に関してはオプションやグレードによっては冬頃になってしまうものもあるが、全体的には9~10月の納車を予定しているそうだ。
日産では、今後もブランド体験型ショールームやショッピングモールでの展示などで、実際にクルマに触れてもらう機会を増やす。そしてさらなる受注の拡大を図り、少しでも早く日本中のオーナーへ新型キックスを届けていくことを目指している。
日産キックスGのスペック
全長×全幅×全高:4365×1800×1615mm
ホイールベース:2655mm
車両重量:1480kg
エンジン:直列3気筒DOHC+モーター
総排気量:1433cc
最高出力:72kW(98ps)/6000rpm
最大トルク:115Nm(11.7kg-m)/6000rpm
モーター最高出力:105kW(143ps)/4600-10700rpm
モーター最大トルク:315Nm(32.0kg-m)/0−2700rpm
トランスミッション:なし
駆動方式:横置きFF
燃料/タンク容量:レギュラー/45L
WLTCモード燃費:23.4km/L
タイヤサイズ:225/45R19
価格:389万8400円
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