苦しみながらも貴重な経験として蓄積、しっかり結果を残す
MotoGP第6戦フランスGPの週末は、土曜日に雨予報が出ていました。しかし、天気予報は次第に変わっていき、決勝レースが開催される日曜日が雨予報に……。そして実際に雨が降り、これが決勝レースに大きく影響することになるのです。
【画像】ウエットコンディションが収穫に!? 着実に力をつける小椋藍選手の走りを見る
土曜日までの小椋藍選手(トラックハウス・MotoGP・チーム)は、フランスGPを苦しんで過ごしていました。レースの舞台となるル・マン-ブガッティ・サーキットのレイアウトがあまり得意ではないことに加え、低い気温もまた、得意ではないのです。
金曜日には「右コーナーが連続したあとに左コーナーに来たとき、タイヤの左側が温まっていない。そこでフロントを頑張って使わないといけないんですけど、びびってあまり使えていないんです」と、改善点を述べていました。
さらに、19番手からスタートして14位でゴールした土曜日のスプリントレースは、「予選(Q1)で転んで、自信を取り戻すセッションのようなものでした」と、言葉少なに語りました。
この週末、小椋選手は金曜日午前中のプラクティスと土曜日のQ1で転倒しており、「ウイーク中に今まで2回も転んだことはないんですよ」と、流れの悪さを感じていたようです。その2回の転倒は、まさに金曜日に言及していた左コーナー、7コーナーと9コーナーでした。
ただ、決勝レースはまた違った展開になりました。スタート20分ほど前に降り出した雨は複雑な展開を生み、路面コンディションの変化にともない、タイヤの選択やマシンの乗り換えを迫られたのです。
なお、MotoGPクラスではライダー1人につき2台のマシンが用意されるため、白旗の提示によってレース中のマシン乗り換えが可能となります。マシン乗り換えのレースを、俗に「フラッグtoフラッグ」と言います。これはスペアマシンのないMoto2、Moto3クラスにはありません。
「前にライダーがいて、みんながどういう動きをするのか見られるところにいたので、(マシン乗り換えの判断は)それほど大変じゃなかったですけど。周りと変わったことをしてリスクを負うことはできなかった、というか。今日は、流れに合わせてレースをした感じでしたね」
結局のところ、レースの大半はウエットコンディションをレインタイヤで走るものとなりました。小椋選手にとっては、ウエットコンディションで周回数を重ねられたことが、収穫だったと言います。
「トップ10やポイント獲得はおまけみたいなものですね。今日は、ウエットタイヤで長く走れたのが一番大きかったです。今までちゃんとしたウエットコンディションのセッションはなかったですし、はじめのうちは1周あたり3秒も4秒も遅かったですけど、最後はみんなと同じくらいのラップタイムになれました」
小椋選手は、金曜、土曜と難しいウイークではあったものの、日曜日の複雑なレースでしっかりと得るべきものを積み重ねています。
ウエットコンディションはもちろん、フラッグtoフラッグのレースもまた、天候次第で起こるものなので、経験しようと思ってもできるものではありません。ルーキーの小椋選手にとっては、貴重な経験となったレースだったはずです。
第7戦イギリスGPは、5月23日から25日にかけて、イギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれます。
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みんなのコメント
アルデゲルが覚醒したから陰って見えるけどそうじゃ無い。
それに初年度はあまり良い成績じゃない小椋くんがコンスタントに乗れてるってのは来年が今から楽しみですよ。