この記事をまとめると
■NAPAC主催の走行会が開催された
「アウト・イン・アウト」は過去のテクニック? レーシングドライバーが解説する本当の意味とイマドキの走り方とは
■NAPAC走行会は今回で39回目となる
■NAPAC走行会の様子をリポート
今回は谷口信輝選手と花里祐弥選手が参加!
猛威を奮っていた残暑もかげりを見せ始めるなか、秋晴れとなった2024年10月2日、富士スピードウェイではNAPACが主催する今年2回目の走行会が開催された。この走行会は4月に次いで今年2回目、通算ではこれで39回目を数える息の長いイベントだ。
そもそもNAPAC(ナパック)というのは一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(Nippon Auto Parts Aftermarket Committee)の頭文字を連ねた略称で、1988年にふたつの団体が統合して誕生した一般社団法人。
ふたつの団体とは、日本のモータースポーツに参加し、レースという貴重な経験からモータースポーツ関連パーツ&アクセサリーを開発・販売していた企業や、欧米先進国のモータースポーツ用品を輸入・販売していた輸入業者が、日本のモータースポーツを業界サイドからサポート、発展させていこうと設立されたASEA(オートスポーツ・アンド・スペシャル・イクイップメント・アソシエーション)と、この世に数多く出回っているアルミホイールの安全性と信頼性を確保しているJAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエイション)のこと。
さらに、2022年に、それまで任意団体として活動してきた日本自動車スポーツマフラー協会(ザ・ジャパン・オートモーティブ・スポーツマフラー・アソシエーション)がNAPACと統合されJASMA事業部(日本自動車スポーツマフラー事業部)として活動を開始、現在に至っている。
会員数はASEAとJAWA、そしてJASMAの3事業部合わせて163社。直近でいうと洗車と磨き、コーティングの専門店、秋田の株式会社ホワイトシードが新規会員として加盟が認められていて、代表取締役社長の村上篤さんは「NAPAC入会を機に、手洗いのような(クルマに優しい)自動洗車機を開発したいと思っています」と夢を語っていた。
さて、走行会のプログラムは10:30から受付が始まり、ドライバーズミーティングを経てスポーツ走行開始となる。走行時間は13:00から15:00の2時間で、まずはプロドライバー(今回は谷口信輝選手と花里祐弥選手)の先導で完熟走行を行い、その後は自由走行となるのだが、参加者は3つのグループにわけられていて、まず1時間の走行で十分という参加者と2時間の走行を希望する参加者に大別する。
初めてサーキットを走る人も楽しめる
そして1時間の走行で十分という参加者は参加申し込み時に自己ベストタイムを申告しておいて、そのタイム順だったり排気量など車両のパフォーマンスを加味して、速さでAグループとBグループにさらに細分化する。ちなみに、1割程度いた今回が初サーキットというビギナーは、基本的にBグループに編入されている。
一方、2時間の走行を希望する参加者はCグループとなり、13:00にはAグループとCグループが走行を開始。30分が経過するとチェッカーが振られて走行は一旦終了し、走行していた全車は一度ピットイン。そしてピットロードエンドでスタートを待っていたBグループと、走行を終えたばかりのCグループがプロドライバーの先導でコースインして完熟走行し、一度ピットインしてから30分間走行する。これを2度ずつ繰り返して、参加者は希望する時間をタップリ使ってサーキット走行を楽しむことができる、という訳だ。
また、ピット裏、Aパドックの一角には一部のナパック会員企業がブース出展していて、チューニングやドレスアップの相談に訪れる参加者も少なくなかったようだ。
このNAPACの走行会を、20年前の第1回大会から手がけてきたセントラル20の柳田春人会長は、「我々が開発して販売しているパーツを使って走ってほしい、という気もちもあるけれど」と苦笑いしながらも、「ショップ単位の走行会だと、なかなかこんな規模の走行会は難しいでしょう。だから我々が走行会を主催し続けてきたんです。富士スピードウェイは日本を代表するサーキットでホームストレートが長いから、参加者の人も、ほかでは体験できないようなスピードが体験できるのも人気のひとつ」と分析した。
今回の参加者を見ていると、ヘルメットとグローブは全員が装備していたものの、レーシングスーツではなく長袖トレーナーを着用している参加者も目についた。そのことを尋ねると、柳田会長は「長袖は必須にしていますが、レーシングスーツじゃなくても……としています。これがサーキット走行のハードルを下げることになったとも思っています。毎回1割くらいは、今回初めてサーキットを走ります、というビギナーがいますが、2回目、3回目となってくると皆、レーシングスーツを着用するようになっていきますね」とも。
そして、「将来的には富士を1日貸し切りにして、もっともっと大勢の参加者がサーキット走行を楽しめるようにできたら、とも思いますが、それはなかなか難しい。でも次回は40回目の記念すべき節目の開催になります。まだ富士スピードウェイのカレンダー(=スケジュール)が決まってないので(40回大会の)スケジュールは未定ですが、来年の春には大きなイベントにしたいと思っています」と来年の展望を語っていた。
走行セッションを終えてエンドミーティングに集まってきた参加者は、皆一様に満足げな表情で、それぞれの走行セッションに満足した様子だった。さらに協賛各社からの商品の抽選会もあって参加者の笑顔は一層輝いていた。
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