FIAはF1のピットストップに対して安全上の懸念を理由に、技術指令を発行。人間の反応時間を考慮した制限を導入するとしていたが、その導入時期がサマーブレイク後の第12戦ベルギーGP(8月29日決勝)まで延期された。
FIAはこの問題に関する新しい技術指令を発行。人間の反応時間に基づいて定められていた、ピットストップ手順の様々な局面における最小時間の要件の一部が削除されているようだ。しかし最小時間の要素は全てなくなったわけではない。FIAの目標は、チームがピットストップ静止時間を短縮するために自動信号を使用することを防ぐことだ。
■人間の反応速度を超えた? 接戦が生んだF1ピットストップ競争
各チームは、それぞれのホイールガンのメカニックが、ホイールが安全に装着されたことを知らせるボタンを手動で押していること、さらにそのボタンを押し続けることができないことを証明しなければならない。
この変更は、レッドブルをはじめとするいくつかのチームとの話し合いを経て行なわれたようだ。レッドブルはここ数シーズン、常に最速クラスのピットストップを実現してきた。
「技術指令がアップデートされた」と、マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は語った。
「新しい技術指令は、FIAが各チームに最初に技術指令を送付した後に集まったフィードバックに基づいており、我々の観点からは理に適っていると思う」
「今回の技術指令の主な目的は、ピットストップを安全な方法で行ない、悪いことが起こらないようにするということだ。もうひとつは、レギュレーションの適用という点で、条件を平等にするということだ。我々はその点について満足している」
またザイドルは、「来年に向けてさらなる変更のドアは開いている」と付け加えた。
前回技術指令が発表された際、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はピットストップが過剰に規制されていると指摘した。
「4輪すべてを安全に固定しなければならないという責任が、競技者にあることを忘れてはならない」とホーナーは話した。
「それが出来なかった場合、すぐにクルマを止めてリタイアするという代償を払うことになるんだ。それなのに偽のディレイを導入するなんて……」
「2秒以内に4つのホイールを交換できるかどうかは、とてもエキサイティングな要素だった。我々が達成したワールドレコードでそれを証明してきたが、今はその魅力が薄められ、奪われようとしている」
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