フェラーリ50号車は、レース後の車検に合格できなかったため、2025年ル・マン24時間レースの結果から除外され、4位獲得が幻となった。
アントニオ・フオコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンがドライブした50号車は、優勝したフェラーリ83号車から29.666秒差の総合4位でフィニッシュ。1.179秒差でポディウムを逃したが、リヤウイングの技術規則に違反していたことが判明した。
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まずリヤウイングのサポートセクションに、ホモロゲーションされた車体と比較して4本のボルトが足りなかった。フェラーリは、これが規則に準拠していないことを認めた。
さらにスチュワードは「レース後の検査でリヤウイングの変位が52mm記録されたが、LMH技術規則の第3.8.7条では最大許容変位を15mmと定めている」と報告した。
フェラーリは「過剰な変位はボルトの欠落に起因する」と主張し、「性能向上はなかった」と強調したが、スチュワードは50号車が387周中380周目で最高速度を記録した点を指摘し、ドラッグの減少による性能向上があった可能性を示唆した。
フェラーリのメカニックが、レース終了の1時間前である午後3時23分にボルトの欠落に気づいたと報告されているが、AFコルセが運営するチームは是正措置を講じなかったという。
技術規則違反は失格の十分な理由だとスチュワードは主張したが、最も重要な点は「リヤウイングサポートの不正で不完全な組み立てが、高速走行時のストレスや疲労下で構造的破損のリスクを伴う」と指摘した点だ。
50号車の失格により、12号車キャデラックが4位に浮上し、トヨタ7号車トヨタ、ポルシェ5号車、キャデラック38号車を含む他の全出場車両の順位がひとつ繰り上がった。
この結果、50号車は24ポイントを失って、ポイントリーダーの僚機51号車に48ポイント差をつけられる形となり、タイトル争いはかなり厳しくなった。
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みんなのコメント
今年のルマンは比較的大きなトラブル(天候変化)も少なくスプリントレース24時間で過酷だったと思います。
トヨタが終盤ピットアウト早々にナットが外れて左フロントが破損したのが非常に惜しかった。でもリタイアせずに何とか復帰出来たのはGR010の成熟さを感じました。
一方で以前のトヨタ1強からプジョー、BMW、フェラーリ、ポルシェ、アルピーヌ、キャデラックと今のハイパーカーは群雄割拠の時代でここでの1勝は価値あると思う。フェラーリは終始安定していたし燃費も良く499Pが現状最強だと思う。次点は制約の多いLMDhマシンで2位になった耐久王ポルシェ963は価値ある2位だったと思う。
今後フォード、マクラーレン、ジェネシスが参加予定なのでハイパーカー全盛時代になり楽しみでもあります。