メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフは、F1オランダGP決勝でメルセデスは、コミュニケーションと戦略上の判断において失敗を犯し、その代償を払うことになったと認めた。
スタート直後に雨が降り出し、すぐさまスリックタイヤからインターミディエイトに切り替えることを選んだドライバーたちは大きく順位を上げた。しかしメルセデスのピットウォールは、海からやってきた突然の雨が長続きしないと考えたため、ドライバーふたりをピットインさせるのが遅れた。
メルセデス、今季最悪の成績に意気消沈。一時は最下位のハミルトン「正しい戦略を選んでいれば2位に挑めた」/F1第14戦
ルイス・ハミルトンは3周目、ジョージ・ラッセルは4周目と、ほとんどのドライバーたちよりも遅いタイミングでタイヤ交換を行い、それがふたりのチャンスを奪うことになった。
最後尾まで順位を落としたハミルトンは、最終的には6位まで挽回。一方、予選で3番手と好結果を出したラッセルは、表彰台の見込みがなくなった後、他車との接触でタイヤがパンクし、17位に終わった。
「我々は壊滅的なまでに長くステイアウトしすぎたと思う。完全に間違っていた」とウォルフは『Sky Sports F1』に認めた。「徹底的な見直しを行うつもりだ」
「ひとりの人間や部門の問題ではない。ドライバー、ピットウォール、戦略、天候におけるコミュニケーションの問題であり、決断を下す我々全員の問題だ」
「私を含めた全員が、まったく基準に達していなかった。痛みは良いことももたらす。痛みがあれば、それは記憶に残るからだ」
レース後、ハミルトンは、今回のマシンにはトップ2争いをする速さがあったと主張し、ウォルフも同意した。それだけにウォルフは、優れたレース運営ができなかったことに苛立ちを募らせていた。
「マシンには(非常によい)ペースがあったので、腹立たしい。(序盤に後方に落ちた後は)そこから可能な限り挽回することを目指すことしかできなかった」とウォルフは続けた。
「インターミディエイトでの終盤では、ジョージはマックス(・フェルスタッペン)と同等のペースがあったし、ルイスは(カルロス・)サインツの後ろで素晴らしい強さを見せていた。我々はもっとずっと良いポジションを手に入れられたはずだ」
ウォルフは落胆しながらも、その日メルセデスW14のパフォーマンスが改善していたことにも目を向けた。
「たとえ平凡な結果に終わって辛い思いをしたとしても、マシンが速く、良いペースで走れたなら、それはいいことだ」とウォルフは結論づけた。
「とはいえ、結果は非常に悪かったので、ほろ苦い気持ちだ。非常に良いリザルトを手に入れることができたかもしれない。しかしこのスポーツでは、そう考えることに意味はない」
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