8月28~29日に争われた“TCRスカンジナビア・シリーズ”こと、STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の2020年第2戦は、今季から『クプラ・レオン・コンペティションTCR』をドライブするPWRレーシングの王者ロバート・ダールグレンが、2戦連続ポール・トゥ・ウインを決め、全4戦の折り返しラウンドで盤石の強さを披露した。
今季からSTCC参戦を果たした2012年WTCC世界ツーリングカー選手権王者のロブ・ハフ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/レストラップ・レーシング)や、その僚友となる若手有望株のオリバー・セーデルシュトレーム(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)らが席巻した開幕戦に続き、スウェーデン北東部シェレフテオのドライブセンターアリーナで開催されたシリーズ第2戦では、2017年と2019年のSTCCドライバーズチャンピオンであるダールグレンが、新型モデルの習熟に合わせて流石のパフォーマンスを見せつける。
STCC開幕戦:王者ダールグレン包囲網が機能。ロブ・ハフも連続表彰台デビュー
開幕戦の予選結果に合わせて規定最大60kgものコンペンセーション・ウエイトを搭載した新型クプラ・レオン・コンペティションTCRは、その重さをものともせずレース1とレース2に向けた予選で他を圧倒するスピードを見せポールポジションを確保。決勝に向け、視界良好のグリッドを手にした。
そのままレース1でも危なげなくホールショットを決めたダールグレンの後方では、3番グリッド発進だったハンス・モーリン(アウディRS3 LMS/ブリンク・モータースポーツ)が2番手のアンドレアス・アールベルグ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/Kågered Racing)をかわして1コーナーへと続いていく。
さらに3番手アールベルグには立て続けに試練が襲いかかり、オープニングラップを通じてプレッシャーを掛けてきたハフに屈し、最初のコントロールライン通過で4番手にまでポジションを落とすと、続く2ラップ目でトビアス・ブリンク(アウディRS3 LMS/ブリンク・モータースポーツ)にもかわされ5番手にまで下がってしまう。
その勢いのままモーリンに照準を合わせたハフは、7周目にアウディを捉えて2番手に浮上するも、すでに首位ダールグレンはセーフティマージンの彼方に。ハフに対し4.181秒ものギャップを築いて11周のチェッカーをくぐったダールグレンが、スポンサーの地元でライト・トゥ・フラッグの完勝を飾った。
■原因不明のマシントラブルが続出
続くレース2も予選Q1とQ2の合算タイムでダールグレンが最前列発進となるも、オープニングラップでフロントサスペンションを損傷し、レースを通じて深刻なバイブレーションに悩まされる事態に。
フォーメーションラップではホンダのマティアス・アンダーソン(ホンダ・シビック・タイプR TCR/ホンダ・レーシング・スウェーデン)も原因不明の右フロントサスペンション破損に見舞われリタイアを余儀なくされていただけに、ダールグレンにも路面に由来するアクシデントが襲ったと想定されるなか、近づいてくる2番手ブリンクのアウディを今度は0.863秒差で抑え切り、薄氷の連勝を手にした。
また、このレースでは終始ブリンクを追い詰めた3位ハフも「原因不明のエンジントラブルで、まったくストレートスピードが伸びなかった」と不調を抱えていたことを明かすなど、謎の症状を訴えるドライバーが数多く現れた。
その流れを汲んだ最終レース3も荒れた展開となり、リバースポールシッターのマグナス・グスタフソン(アウディRS3 LMS/ブロバーレン・デザイン)がストールして最後尾まで下がると、現地18時15分スタートで強い西日の射すコース上では、ダールグレンがブレーキングポイントを誤りセーデルシュトレームの右フロントドアに激しく衝突。
このアクシデントで、ダールグレンには次戦5グリッド降格の処分が下され、セーデルシュトレームはすぐさま検査のため病院に搬送されることに。また、僚友のハフも同じくブレーキングでアールベルグのリヤにヒットし、Kågered Racingのゴルフはリヤサスペンションを壊してリタイアに。ハフはピットでフロントサスペンションを修復して復帰したものの、2周遅れの8位がやっと。
結果、リバースの2番グリッド発進だったKågered Racingの3台目、ミカエル・カールソン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)が、ブリンクとモーリンの2台のアウディを従えて、自身初のSTCC勝利を挙げている。
これで2勝を挙げたダールグレンが早くも獲得ポイントを100点として選手権首位を維持し、2位には88点でハフとブリンクが追うタイトルレースの展開に。続く第3戦は10月2~3日にスウェーデンが誇る伝統のトラック、マントープパークを舞台に争われる。
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