【MotoGP】アラゴンテスト最速のビニャーレス、KTMの取り組みに満足「ありていに言って予想以上」

　MotoGPは第8戦アラゴンGP終了後の月曜日に公式テストを実施。テック3のマーベリック・ビニャーレスはテストにおけるKTMの働きぶりを称賛した。

　ビニャーレスはこのテストで最終的に、1分45秒694という非公式ながらコースレコードを超える最速タイムを記録する速さを見せた。タイム自体は参考記録に留まるモノだが、エアロダイナミクスを含むテスト内容に彼は満足していると語った。

「空力のテストをしたんだ。それが目標みたいなものだった」

　ビニャーレスはテスト中のメディアセッションでそう語った。

「4月末のヘレスでも僕は試したんだけど、フロントのスポイラーとかいくつかのパーツを取り外して試して見たら、ポジティブな感じだった。バイクがより楽に、自然に曲がってくれる感じだったんだ」

「今回はそのパーツを外しても、基本的にはダウンフォースを維持できるような仕様のパーツが持ち込まれた。上手く機能してくれているみたいだ。バイクがより自然になって、コーナリングもしやすくなった。ブレーキングと加速ではちょっと失っているけどね」

「ポジティブな所とネガティブな所を考える必要がある。その両方を合わせて、最大限の力を引き出すことが求められている。ただ今はこの持ち込まれたエアロダイナミクスが僕にとっては良いようだった。これを次のイタリアGPに向けて認証を受けられるか様子を見てみよう」

　なおKTMは優遇措置ルールにおいてはエアロダイナミクスのアップデートが年1回までに制限されている。そのため変更は適切な形で行なうことが重要になる。

「シーズン途中の変更は望めばいつでも可能だ。これがこれが使えるかどうかを今週判断する必要ある。陣営の全ライダーが全てのフェアリングを試しているし、僕も午後のセッションではまだテストがある」

　ビニャーレスは今季からKTM陣営のテック3のライダーとなったが、KTMによるファクトリーの作業水準は素晴らしいと語った。

「彼らが持ってきてくれたモノは、ありていに言って予想以上だった。そしてモノが上手く機能してくれている。それがとても重要なんだ」

「これをムジェロで使えるかどうかを確認していくけど、決める前にデータを確認・分析して改善しているかを確かめないとね。上手くいっていて、バイクがより曲がるようになっていれば、大きな前進だ」

Comments

[got********]

ありていって何？

[ゆーま]

わざわざ　ありてい　なんて言葉使わなくても。