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マクラーレン代表、カナダGPの同士討ちに”悪意”なしと判断「起こってはならないことだし、調査はする」

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マクラーレン代表、カナダGPの同士討ちに”悪意”なしと判断「起こってはならないことだし、調査はする」

 マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、F1カナダGPで起きたオスカー・ピアストリとランド・ノリスとの間のインシデントをチームが調査すると認めたが、ノリスが「判断を誤った」と事故の責任を自ら負ったことを称賛した。

 マクラーレンの両ドライバーはチャンピオン争いの真っ只中にあり、カナダGPで4位を争って激しいバトルを展開した。数ラップにわたるクリーンなバトルの後、ノリスはチームメイトへのオーバーテイクを試みた。

■マクラーレン同士討ちも、ノリスの誠実な謝罪でチームの信頼関係は無傷? ピアストリ「ランドは本当に良い人」

 ホームストレートでウォールとピアストリの間に飛び込んだノリスだったが、そこに十分なスペースはなくクラッシュ。レースを終えることになった。ピアストリは幸いにもレースを継続でき、セーフティカー下で4位でフィニッシュした。

 ステラ代表はスカイスポーツF1のピットレーンリポーター、テッド・クラビッツと話す中で、ノリス側に「悪意はなかった」と説明した。

「マクラーレンが事故に巻き込まれるのは決して望まないし、特に2台のマクラーレンが接触するのを絶対に望まない」とステラ代表は語った。

「これは明確な原則であり、必ず見直す必要がある。それと同時に、これは判断ミスによる接触だった。ランドが前方のクルマとの距離を誤判断したためであり、悪意はなかったのだ」

「ランドはすぐに責任を認め、その責任を負ったが、確かに議論と検討が必要な問題だ。我々の原則は既に確立されており、ドライバーたちはさらに学ぶべき点があり、再びレースに臨むことになる」

「これはチャンピオンシップでランドに大きな損失をもたらした明らかな判断ミスだ。チームにも既に影響を与えたため、絶対に起こってはならない出来事だった」

 ノリスは即座に謝罪し、チーム無線を通じて責任を認め、その後スカイスポーツF1のレポーター、レイチェル・ブルックスとのインタビューで「自分の判断が馬鹿げていた」と述べた。

「責任は僕にあるので、チーム全体とオスカーにも謝罪する。おそらく少し馬鹿げたことを試みた」

「彼のレースを台無しにしなくてよかった。チームに謝罪する」

「単に馬鹿げた行ないだった。これは『それがレースだ』といった類のモノではなく、単に僕の行動が馬鹿げていたんだ」

文:motorsport.com 日本版 Lydia Mee
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みんなのコメント

6件
  • cje********
    ノリス、そういう点がファンが惹かれるところかな。
  • vivia
    素直過ぎる人柄が好かれているが、ワールドチャンピオンに良い人はいないというのが定番らしい。性格悪くないとなれないと言われている。残念ながらね。マクラーレンとしては、来年からは勢力図が全くわからないので、マクラーレンが速いとは限らない。Wタイトルが取れるチャンスは今年しかないかも知れないと思えば、ピアストリを優先するべきだろう。さて、チームオーナーならどうするだろうか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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