この記事をまとめると
■東京オートサロン2026に訪れた若者はプレリュードや117クーペを知らなかった
「プレリュード」の名称に心躍らせているのは昭和世代のオッサンばかり! かつて若者の憧れだった「デートカー」の代名詞もいまのZ世代には通じない
■カローラがオヤジセダンと呼ばれていたのは過去の話となっていた
■2026年はカローラ誕生から60周年ということで次期モデルに期待が集まる
若い世代はプレリュードも117クーペも知らない
2026年1月9日から11日の会期で千葉県にある幕張メッセにて東京オートサロン2026が開催された。1月9日に取材のため訪れたのだが、その際、平成生まれ(昭和世代の筆者よりふたまわり[24歳以上]若い)という年の離れた若い世代と会場を見てまわっていた。
普段は若い世代と積極的にコミュニケーションをもつ機会もなく、同年代かギリ昭和生まれのような世代の近いオジさんくるまオタク(業界人)とばかりクルマに関するオタトークで盛り上がっているだけに、若い世代とどこまでクルマの話題で盛り上がるのか心配しながら会場を歩いていた。
会場内Honda/無限ブースに立ち寄ると、最新型ホンダ・プレリュードが展示されていた。日本で実車をまじまじと見るのは初めてだったのだが、ふと若い世代ふたりを見ると関心の薄さが表情からすぐわかった。そこで、「プレリュードってクルマは知っていますか?」と聞くと、「知らない」との返答がきた。わかっていたものの「やっぱり!」と内心思ってしまった。とりあえず「私の若いころにはデートカーとして……」と説明を始めたが、なんだかむなしくなったので途中でやめてしまった。
隣のダンロップブースへ行くと、いすゞ117クーペが展示してあった。ホンダ・プレリュードでも反応が薄かったのだからと、「117クーペってもちろん知らないですよね?」と聞くと、「もちろん知らない」との返答がきた。 自動車専門メディアで活動させてもらっているとはいえ、いままではなんとなくイメージしていた世代間ギャップをこの機会で明確に感じることができて、筆者の世代におけるクルマ好き(当時の男子はほぼすべて)がわかっていて当たり前のことが、令和のいまでは当たり前ではなくなっているということを肝に銘じて、今後は活動しようと会場で心に決めた。
話は変わるが、2026年は1966年11月に初代カローラが発売されてから60周年を迎ええるメモリアルイヤーとなっている。歴代モデルを35年ほど継続して乗り換えている筆者は1967年生まれ。ほぼ同時代を一緒に駆け巡っている相棒ともども還暦を迎えようとしているのだ。 カローラ セダンを自費で購入してマイカーとして乗り始めたのは1991年のこと。当時のカローラは販売台数1位が当たり前で、日本のファミリーカー代表として君臨していた。とはいえ世の中のクルマ好きの間での評価は芳しくなく、時代が平成となりユーザー平均年齢の上昇が顕著になるにつれ、”オジさんクルマ”などとも呼ばれ、筆者も「なんでカローラに乗っているの?」といった言葉を投げかけられることがこれ以降増えた。
いまでは日本一売れているクルマはホンダN-BOXだが、筆者がマイカーをもち始めたときはすでに自動車メディアに籍を置いていたこともあり、「日本で一番売れているクルマに乗り続けることは日本車の現状を知ることになる」などと、勝手に思ってカローラ・セダンを選び、そのまま35年ほど歴代モデルを乗り換え続けている。
若い世代は車名だけでそのクルマのキャラクターを決めない
2025年秋に開催されたジャパン・モビリティ・ショーで展示されたカローラ コンセプトはいままでのカローラとは決別したようなイメージで注目された。しかし、いまでもカローラを語るときにはオヤジクルマ的なフレーズが目立っているようにも思えるが、若い世代ほどそのような印象が薄いようである。
転機となったのは9代目のときとなる。それまでカロゴンとも呼ばれていたカローラワゴンが9代目となると、それがカローラ フィールダーとなった。このタイミングでCMには木村拓哉さんが起用された。その後2代目、3代目とカローラ フィールダーのCMに出演を続けた。
このとき、カローラ自体も需要の中心はセダンからワゴンのフィールダーとなっていった。CM効果が絶大だったことと(当時の若者がカローラを知ることとなった)、フィールダーへ販売の中心が移ったことで、このときには若い人がなんの偏見もなくカローラ フィールダーを選ぶようになり、販売現場でも若い人ほど、セダンの存在を知らないこともあるのか、「カローラにオヤジクルマという印象はない」との話も聞いたこともある。
ネット検索すれば、「カローラ=オヤジクルマ」的な情報を見ることができるかもしれないが、検索当事者には情報としては触れるものの、現実問題、その実感は沸かないようである。前述したようにプレリュードすら認識の薄い世代がデファクトとなるような時代では、令和の若い世代の間では認識できていたとしても、カローラは「60年の歴史のあるクルマ」程度の認識で、目線はさらにフラットなものとなっているのではないかと筆者は感じている。
クラウンは1955年に初代がデビューしているので2025年で70周年を迎えている。いまでは、セダンはあるものの、メインはクロスオーバー、スポーツ、エステートとなっている。70年の歴史はあるものの、時代にあわせたクラウンとなっているのである。カローラも60周年を迎え、カローラ コンセプトを見ている限りは筆者の感覚では多少ついていけない部分もあるが、それだけ次の60年へ向けての可能性を秘めているものと、自分に納得させている。
「格好いいなと思って選んだら、それがカローラというクルマだった(過去は知らない、または気にしない)」という自然体な変化もカローラ コンセプトから感じ取ることが筆者はできた。 いまではセダンのほかツーリング(ステーションワゴン)に加え、スポーツ(ハッチバック)さらにはクロス(クロスオーバーSUV)がラインアップされているカローラ。順当にいけば「次期型はクロスメインになるのかなぁ」と思っていただけに、セダンであそこまで大化けしたのだから、ほかはどうなるのか……、新世代カローラに期待が膨むばかりである。
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みんなのコメント
トヨタは何処を切っても「カローラ」、ベンツは何処を切っても「ベンツ」と言われていた事を。
これは車自体を指すのではなく、当時のトヨタの「設計思想」を揶揄した表現。
時代は変わり今やトヨタは世界のトヨタとして盤石な地位を得るほど進化してきた。
でも当時こうも言っていた、「ベンツを抜く事は出来ない、彼らは間違い無く我々より50年も早くから車を造っているから」と。
この謙虚さが今を造ったのかも。