フィアットの新型はまさかの電動3輪車！ レトロでカワイイ超軽量商用車「トリス」が登場【新車ニュース】

フィアットの電動3輪車、その名はトリス！

フィアット初の3輪モデルである「トリス」は、ラスト1マイル配送に対する同社の取り組みを示すもの。マイクロトランスポートのニーズに応えるべく設計されたトリスは、象徴的なイタリアンデザイン、手頃な価格、そして多用途性を融合させ、使いやすくゼロエミッションのビジネスソリューションを実現する。
フィアットプロフェッショナルは、トリスを特にアフリカおよび中東地域におけるグローバル展開において極めて重要な役割を担うよう位置付けている。車名は、3つの車輪、モジュール設計、そして特徴的な3灯LEDの配置からインスピレーションを得たものだ。
トリスにはフラットベッド、ピックアップ、シャシーキャビンの3つのバージョンが用意されているモジュラー構成により、多様な商用ニーズに応える。
ピックアップ・バージョンは、果物、砂、家具などさまざまな商品の輸送に最適な、すぐに使えるソリューション。フラットベッド・バージョンとシャシーキャビン・バージョンは、カスタムアップフィット（フィアットプロフェッショナルの認定パートナーと共同で開発、または顧客が直接開発した特別なソリューション）の完璧なベースを提供する。
車両のレイアウトは、ドライバー中心のエルゴノミクスと広さを優先し、長時間の使用でも快適性を高めるために全方向に十分なスペースを確保。デザインは使いやすさを優先し、クラッチやギヤボックスなしで簡単に運転できる一方、統合型充電機能により内蔵の220Vプラグでシームレスな充電が可能になり、外部充電器が不要になる。耐久性を重視した設計も特色で、乗用車の堅牢性を反映し、長期的なパフォーマンスを発揮できるよう設計された堅牢なシャシーを備えている。シャシーとチューブラー構造は自動車グレードの亜鉛コーティングにより腐食から保護されており、過酷な動作環境でも長期的な信頼性を確保している。

トリスの最高速度は45km/h

全長3.17m、最小回転半径3.05mにより、狭い市街地も楽々と扱える。荷室も広々としており、約2.25平方ﾒｰﾄﾙの積載スペースと標準的なユーロパレットを収容できる。また、車両総重量は1025kg、認証取得済みの最大積載量は540kgだ。
性能、効率、そしてコストパフォーマンスのバランスを徹底的に追求したパワーユニットは、最高出力9kW（12ps）、最大トルク45Nm（4.9kgf-m）を発生する48V電気モーター。最高速度は45km/hだ。
ワイドトレッドのリヤアクスル、最大限に採られたホイールベース、12インチタイヤなど、最適化された設計により安定性を確保し、都市部でも郊外でも優れた走行性能を発揮する。
リチウムイオンバッテリーの容量は6.9kWhで、一充電航続距離は90km。内蔵のスマート充電システムにより、家庭用コンセントではわずか3.5時間で0%から80%まで充電でき、4時間40分でフル充電できる。最新の 5.7インチデジタルクラスターには、走行可能距離やバッテリーレベルなどの情報を表示する。
プロ仕様のモデルとしてドライバーの快適性も重視して設計。広々としたキャビンは乗降性が追求され、頻繁な停車時の疲労を軽減する。人間工学に基づいたドライビングポジションは長時間運転にも適しており、優れた快適性を実現。
実用性も良好だ。キャビンにはUSB-Cプラグと12Vソケットが装備され、外出先でもデバイスを充電できる。また、ダッシュボードには合計3L分密閉式グローブボックスをはじめ、複数の収納スペースを設置。アクセサリーとして追加の収納ネットも用意されている。アクセサリーはこのほか、フィアット・チェントロスティーレ（スタイルセンター）とMopar（モパー）が共同開発した頑丈な保護フロアマットも用意される。
フィアットの新しいシグネチャーであるピクセルデザインを採用したLEDライトシステムは、優れた視認性を提供するとともに、個性的なスタイリングをさらに引き立てている。装備面ではEUの安全基準に適合した3点式シートベルト、イグニッション連動ロービーム付きフロントLEDライト、バックブザー、ウォッシャータンクを備えている。

Comments

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ジャイロキャノピーすら乗ったことないから想像でしかないけど後ろ二輪の三輪って怖そう