メルセデスはルイス・ハミルトンが3位、ジョージ・ラッセルが5位でF1イギリスGPを終えたが、トト・ウルフ代表はレース中盤にセーフティカー(SC)が出た際、もっと上位を狙えると考えていたようだ。
メルセデスはイギリスGP初日、ソフトタイヤでうまくタイムを出せない状態だったもののマシンを改善することに成功。予選ではラッセルが6番手、ハミルトンが7番手から決勝をスタートした。
■F1分析|マクラーレンが脅威の躍進。アップデートの効果はいかほどのモノか……算出してみる
決勝レースの前半では、ラッセルがシャルル・ルクレール、ハミルトンがカルロス・サインツJr.とそれぞれフェラーリのマシンを追い回した。
ハースのケビン・マグヌッセンが32周目にトラブルでストップしてSCが出動したタイミングで、ハミルトンはピットに飛び込み3番手に浮上。ラッセルは5番手でリスタートを迎えた。
レース終盤は、それぞれハードタイヤを履くマクラーレン勢を相手にしたメルセデスの2台だが、ポジションを上げることはできず、ハミルトンが3位。ラッセルが5位となった。
メルセデスのウルフ代表は、マクラーレンの2台がハードタイヤを履いていたこともあって、ポジションを上げることができると考えていたという。
「正直に言うとSCが導入された時、確信とまではいかなくても、マクラーレン勢を食って2位と3位でフィニッシュするか、あるいは前にチャレンジできるだろうと思っていた」
そうウルフは語った。
「だから、彼ら(マクラーレン)がいかに強かったかがわかる。最初の数周で勝負することもできたけれど、彼らは2台ともとても力強い走りだった。高速コーナーやストレートでの効率とトップスピードでは、パスすることはできなかった。だから驚きだった」
特にハミルトンは、高速コーナーでランド・ノリスに離されてしまったことで、オーバーテイクまでこぎ着けることができなかった。
ウルフはこうした特性の違いについて、依然としてマシンの取り扱いが難しいという側面が影響しているという。
「全体的に、ここ数年シルバーストンでは見られなかったようなクルマになっていたと思う。高速コーナーは直接のライバルたちと比べて全然良くなかったし、予選も全体的にコーナー出口のトラクションに苦労していた。クルマは手に負えないままだ」
「その一方で、一歩後退したアストンマーチンとフェラーリに何が起こったのかはわからない。でも全体的には、この結果は普通で堅実だと思う。ルイスの表彰台はうれしいし、両ドライバーともマシンの能力を最大限に発揮した」
イギリスGPの週末は、ウイリアムズやマクラーレンが躍進を見せたが、こうした要素がマシンの将来について考える材料になったかと尋ねられ、ウルフは次のように答えている。
「そうだね。アストンマーチンがもたらした大きなステップを目の当たりにしたし、我々とマクラーレンは、1年半前からクルマと戦い、パフォーマンスを高めようとしてきた。だが大きなステップを踏むことよりも、小さな前進を少しずつ積み重ねていくことのほうが重要なんだ」
「しかし、私は本当にポジティブに捉えている。なぜなら、基本的には2位でも3位でも構わないからだ。勝利と世界選手権のために戦う道を見つけることが重要なんだ。表彰台はクルマにポテンシャルがあることを証明してくれるから嬉しいけれど、根本的にはもっと大きな目標を持っているんだ。だからこそ、マクラーレンが2位を獲得できたのはエキサイティングなことなんだ」
またウルフはマシンの開発に関して、そう遠くない時期に2024年に向けてシフトするとしながらも、今季のマシン開発が無駄になるわけではないと話した。
「すぐだと思う。選択の余地はない。2位も3位も、私やチームには根本的には影響がない。カムバックして、チャンピオンになれるかどうかなんだ。今年はそれはできない。だから私たちは来年に目を向け、そしてこれからのすべてのレースを見て学び、成長する必要がある。そしてそれを来年につなげられるようにするんだ」
「とはいえ、レギュレーションは同じだから、このマシンを続けることで何も学べないというわけではない」
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みんなのコメント
誤字脱字で見逃せるものもあるけど
このタイトルのタイヤメルセデス代表は酷いですよ