2020年式USトヨタ シエナ最終後期をレクサスLM風フェイスとエアサスで仕立てた激レア仕様
フロントグリルの中央にはトヨタのエンブレム。それでも見慣れないスタイルに「これ、どこのクルマ?」という声が続出した。正体は北米専売の大型ミニバン、USトヨタ「シエナ」。オーナーの反田恭平さんが選んだのは、あえてカスタムパーツの少ない1台だった。なぜこのクルマだったのか、その狙いに迫る。
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USトヨタ シエナとは? アルファードを凌ぐ車格を持つ北米専売の大型ミニバン
ベース車は2020年式のシエナ後期最終モデルである。シエナは北米市場を中心に販売される大型ミニバンで、右ハンドル仕様が存在しないため日本では正規販売されていない。国内には並行輸入の形で少数のみが流通する。
その車格は国産の高級ミニバンをしのぐ。全長5085mm、全幅1986mm、全高1750mmという堂々としたボディを備える。トヨタのエンブレムを掲げながら見慣れないスタイルをまとうため、会場では車種を問う声が絶えなかった。
オーナーの反田さんが選んだのは、この最終後期モデルだ。左ハンドルという点も逆輸入車ならではの見どころになる。メーターはアナログ式で、スピードメーターにはマイルとkmが併記されている。
反田さんがシエナを選んだ理由はサイズ感と使い勝手の総合力
マイナー路線を狙った選択ではない。
「別にマイナー路線を狙ったワケではなく、サイズ感とか使い勝手とか、いろんな条件を検討したらこのクルマになったのです」
3列シートを広々と使えるアメリカンサイズは、ファミリーユースでも力を発揮する。2020年式まで並行輸入で購入するユーザーは少なくなく、国内でも見かけることがある。反田さんは20アルファードからの乗り換えだと明かす。搭載するのは3.5リッターのV6エンジンで、レギュラーガソリン仕様だ。
「20アルファードからの乗り換えです。3.5リッターのレギュラー仕様で、燃費もそこまで悪くないですよ」
カスタムはレクサスLM風スピンドルフェイスとボルドワールドのエアサスで勝負
カスタムパーツの少なさは承知の上だった。とはいえ、実際は想像以上に苦労する面が多かったと反田さんは振り返る。それでも仕上がりはアピール度十分だ。
フロントは、バンパーとボンネットがセットになったレクサスLM風のスピンドルフェイスで仕立てた。メルセデスSLR風のダクトを備えたボンネットと大型グリルのバンパーはセット販売品である。海外製という以外にブランド名は不明のままだ。フロントグリルもレクサスLM風でまとめ、テールランプは純正を4灯化加工した。
足まわりはボルドワールドに特注したエアサス「イグジスト」を組み込み、フェンダーに被り込むツラウチ仕様まで落とし込んだ。リアは純正アクスルを加工し、控えめなキャンバー角を与えている。ホイールはステップリム仕様のSSRプロフェッサーMS1で、サイズは前後とも20インチ×9.5J。タイヤはZEETEXの235/35を組み合わせ、足元をスポーティに引き締めている。
反田さんはパーツの少なさに苦労しながらも、シエナが本来持つ車格と個性を丁寧に引き出した。他人と被らない1台をあえて選び、細部まで手を入れて仕上げた姿勢からは、クルマへの静かなこだわりが伝わってくる。この完成度が呼び水となり、これからシエナ人気に火がつく日も遠くないのかもしれない。
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