2024年にメジャーデビューを果たし、各界から注目を集める離婚伝説と、彼らがリスペストする秦 基博のスペシャル対談から2年、7月13日(月)に初のツーマンライブ「ライブナタリー “離婚伝説 × 秦 基博”」が開催決定。
初のツーマン
「ひまわりの約束」や「鱗(うろこ)」といった国民的ヒットソングを持つシンガーソングライター・秦 基博。初リリース曲「愛が一層メロウ」が瞬く間に拡散され、「紫陽花」や「ファーストキス」など、次々とヒット曲を生み出している離婚伝説。時代に左右されないエバーグリーンな魅力を持つ楽曲を生み出し続けている両者の初対談を2024年11月号の『GQ JAPAN』で行ってから約2年、初のツーマンライブが行われることを機に、ふたたび対談を行った。
──『GQ JAPAN』での初対談から約2年が経ちました。お互いの活躍をどう見ていましたか?秦 基博(以下、秦) 離婚伝説は大活躍ですよね。「すごいなあ」と思って見ています。
松田歩(Vo)(以下、松田) ありがとうございます。秦さんが曲を出すたびに二人でチェックしていますし、いろんな方とコラボされていたので嫉妬していました(笑)(コラボレーション・アルバム『HATA EXPO -The Collaboration Album-』)。
秦 (笑)。
別府純(G)(以下、別府) 呼んでいただきたかったなって(笑)。
秦 あの企画が進んでる時はお二人がそう思ってくれているとは全く知らなかったので、「いやいや、言ってよ」って(笑)。第二弾があれば是非よろしくお願いいたします。
──7月13日にZepp Hanedaで初のツーマンが行われます。決まった時はどう思いましたか?松田 「え? 夢?」って思いました。本当に嬉しかったです。
秦 僕はワクワクしましたね。どんな1日になるのかが楽しみです。
──初対談では、どんな暮らしを送っているか、どんな価値観を持って生きているかが意識せずとも曲に出ていくという話になりました。最近特にそのことを実感した曲作りはありましたか?松田 常に感じてはいます。音源制作が思うようにかなければいかないほど自分と向き合う時間が長くなる。潜り込んで迷う中で、自然と自分の価値観や想いが出ていって気付くと「あれ? 今自分のこと歌ってる?」と思う瞬間が多くあります。
秦 先ほど話題に出していただいたコラボレーションアルバムの制作は、お相手の世界に自分をぶつけていくことになるので、自分の表現を再確認したり、自覚的になる部分がたくさんありました。他のアーティストの方の素晴らしさを知ることで、たくさんの刺激をいただきましたが、それと同時に「憧れるけど自分にはできないな」と思うこともあったり。様々なテーマの曲を書く上で、自分自身の考え方や暮らしは自然と入っていくものだということを実感していますね。
──秦さんはメジャーデビュー20周年を迎えられましたが、デビュー当初と比べて、何か変化は感じていますか?秦 デビューの頃は自分自身が表現に表れていくことに対してあまり自覚的ではなかったように思います。今は何をやっても自分になるという実感が強くあります。楽曲提供をした際、歌い手が変わるので自分ではそのアーティストの世界を作ったつもりでも「秦 基博のメロディー」とか「秦 基博っぽい」と言ってもらえることがあって、自分の個性は意識せずとも出ていくなら、意識する必要はなくて、自分にとって刺激的なことをやる。それでも自ずと“らしさ”が付いてくるのだと思いました。
──離婚伝説のお二人は離婚伝説らしさへの意識は何か変化はありましたか?松田 僕たちは自分たちらしさを意識したいことはまだないですね。例えば、タイアップをいただく機会が増えていますが、これまでやったことのないチャレンジができて、新たな引き出しを開けてくれる感覚はあるけれど、だからといってどちらが離婚伝説らしいかということは考えてはいません。
別府 僕も「おそらく離婚伝説のパブリックイメージはこういうものなんだろうな」と思うくらいで、自分の中での離婚伝説らしさは特にないですね。
──秦さんはタイアップ曲に対してはどんな想いがありますか?秦 映画やドラマの脚本を読みながら、自分の心がどこで動いたかということをヒントに、いかに自分の表現として曲を作るかだと思っています。映画やドラマの主人公の心情や状況のどんなところに自分が共感して、どこを歌にするのか。最終的に自分の歌にしないと表現はできないんですよね。
──最新曲「ポケットに魔法を入れて」はドラマ『未来のムスコ』の主題歌です。20周年イヤーの始まりの曲と銘打たれていますが、20周年ということは意識されたのでしょうか?秦 さまざまなところで「20周年」という冠が付いていくと思うのですが、自分で意識することはあまりなく、いつも目の前の1曲をどう作るかということと向き合っているだけです。ただ、5年、10年、15年と5年ごとにアニバーサリーイヤーをやってきていますが、20年と聞くとそれだけの年月自分は音楽をやってきたということと、それだけ聴いてくださる方がいるということの重みがあるなと思いました。
──続けられた理由を自己分析すると?秦 活動に付随する生みの苦しみやうまくいかないことも含めて楽しいと思えるかどうか。僕は他のことは大体すぐに諦めてしまいがちなんですが(笑)、唯一音楽だけが続いているのは、単純に好きだからということでしかないと思います。
──離婚伝説のお二人が活動をする中で大事にしていることというと?松田 先ほど秦さんがおっしゃっていたことと通じる部分があると思いますが、僕たちも「とにかく良い曲を作りたい」という気持ちで、目の前の曲を良い曲にするために頑張っているだけですね。
秦 基博×離婚伝説、スペシャル対談──多彩なジャンルから生まれる普遍的ポップス人気急上昇中の新星2人組、離婚伝説と、彼らがリスペクトする秦 基博。独自の個性を放ちながらも普遍性を奏でる、それぞれの音楽の魅力とは?──前回の対談でお二人は、普段はメロディ先行で歌詞をあとに付けるが、「歌詞を先に書いてみようかと話をしているところ」とおっしゃっていました。その後、歌詞先行で誕生した曲はありますか?松田 実現していません(笑)。普段から溜めている言葉から部分的に引っ張ってくることはありますが、大きな変化はないですね。
別府 先に歌詞があって曲を作るというイメージは未だに湧かないですね。「この歌詞ならこういう曲にしよう」ってなるのかな。いつものその逆で、先に曲があって「じゃあこういう世界観がいいね」って歌詞を書いていくから。
松田 そうだよね。
別府 いつか実現できたらいいなと思いますけど。
秦 僕も9割以上はメロディー先行ですね。歌詞から作った曲も何曲かありますが、結局先にメロディーを自由に作りたくなっちゃうことが多い。
別府 そうですよね。
秦 先に言葉数や歌詞を決めてからメロディーを作るとなるとなかなか出てこないものなんですよね。
──秦さんはコラボアルバムで共作する機会が多くあったことで、驚かされたことはありましたか?秦 他のアーティストの曲を生み出すまでの心が立ち上がっていく様を見たり、どんな瞬間に曲を生み出そうとするのかという場面に立ち会ったのですが、大事にしている部分やこだわっている部分が皆さん違って面白かったですね。そのやり方に憧れもしたのですが、やっぱり自分には自分の作り方しかできないということを知るきっかけにもなりました。
──離婚伝説の場合は常に共作しているようなものですよね。松田 そうですね。
── 他のアーティストとの共作に興味はありますか?別府 今のところはないですね。ただ、秦さんがいろんな方と共作されていて羨ましかったです(笑)。
秦 (笑)。
別府 ただ、今は秦さんがコラボアルバムでやられていたように複数のアーティストの方々と共作することは想像できないですね。まだ自分たちらしさがどういうものなのかがわかっていないので。
松田 そうだよね。興味はあるけどね。
──改めてシンパシーを感じる部分はどんなところでしょう?秦 やっぱりメロディーです。離婚伝説の楽曲の気持ち良いメロディーが流れていくようなところに共感しています。
松田 温度ですかね。秦さんがまとう空気感や楽曲のもつ温かみの温度感に共感しますね。
別府 今日の秦さんのお話の中でいくつも共感できる部分がありました。考え方や感じ方が重なっている部分があるのだと思います。
──今音楽以外で興味のあることというと? ちなみに、前回の対談で秦さんは「『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』や『ペントハウス』といった韓国の復讐ドラマばかり観ていて、復讐が計画的であればあるほど面白い。最高のストレス発散になっている」とおっしゃっていました。秦 復讐もの、めっちゃ観てましたね。最近良い復讐ものがなくて(笑)。面白いものがあれば観たいんですけど。基本的にはそこから変わってないです。
──別府さんは「スイス。アルプスとかエーデルワイスに興味があって行ってみたい」とおっしゃっていました。別府 日本の立山がかなりスイスっぽくて、スイスより行きやすいなと。まだ行けてないんですけど(笑)、立山から始めたいと思っています。
──松田さんは「バイクの免許を取って釣りやキャンプに行きたい。行き詰まった時によく地元に帰るので、東京にもそういう逃げ場所を作りたい」と。松田 まだ取れてないですね(笑)。音楽以外のことに時間を割く余裕が最近もなくて。今の逃げ場所も地元なので変わってないです(笑)。
──皆さんがとてもお忙しいことが伝わってきました(笑)。秦 あまり更新されてないですよね(笑)。
ライブナタリー “離婚伝説 × 秦 基博”日程:2026年7月13日(月) 開場 18:00 / 開演 19:00
会場:東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
出演:離婚伝説 / 秦 基博
URL:https://live.natalie.mu/event/rikon-hata
チケットは6月6日(土)12:00より、e+(イープラス)にて一般販売(先着)を開始。
URL:https://eplus.jp/rikon-hata/
離婚伝説/RIKON松田歩(Vo)、別府純(G)により2022年活動開始。同年発表の初リリース楽曲「愛が一層メロウ」が話題に。24年にはSpotifyの「RADAR: Early Noise 2024」に選出され、メジャーデビューも果たし1stフルアルバム『離婚伝説』をリリース。TVアニメ『ハイスクール!奇面組』のエンディングテーマ「ステキッ!!」など話題のヒット曲を次々に発表。9月に開催される初の武道館公演は二日間共にソールドアウトした。
秦 基博/HATA MOTOHIRO宮崎県生まれ、横浜育ちのシンガーソングライター。2006年、シングル「シンクロ」でデビュー。2014年、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット。その後も数々の映画、CM、TV番組のテーマ曲を担当。2026年11月8日にデビュー20周年を迎えることを記念した、秦 基博のスペシャルBOX『HATA MOTOHIRO 20th Anniversary Box』が8月26日(水)にリリースされる。
写真・Kana Tarumi スタイリスト・高橋毅 @ Decoration(秦)、ZiZO, DIFF LIMEN(離婚伝説) へメイク・鷲塚明寿美(秦)、上野知香(離婚伝説) 文・小松香里
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