洗練を追求するブランドの鑑
身だしなみを整えるのに欠かせない鏡。今日ではガラスに銀などを沈着させたものが一般的となっているが、古くは石や金属を磨き上げたものから始まったという。祭祀用としてはもちろん、自己を客観的に見ることで自身の過不足を知り、成長を促してくれるものである。
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そんな鏡、つまり自動車製造の手本となる鑑のようなブランドはアルピナだと思う。レーシングカーのチューナーという立場から、プレミアム・ブランドの一角として名を成すまでに飛躍したのはご存じのとおりだが、成長を支えたのは何より創業当時から一貫した丁寧なクルマ作りである。BMWからボディをはじめとするコンポーネンツを譲り受け、剛性の強化や摺動部の摩擦低減、独自のチューニングによる動力性能の増強など、各部を徹底的に磨き上げて車両全体でのパフォーマンスの向上を図ってきた。その最新作である「B8グランクーペ」が日本の地を踏んだ。
奥ゆかしさに宿るアルピナらしさ
ベースとなるのはBMW 8シリーズ・グランクーペである。かつて“世界一美しいクーペ ”と称されたE24型BMW 6シリーズ・ベースのB7を始祖とし、B12(E31型)やB6(E63型、F13/F06型)といった、ラグジュアリー・クーペの正統的後継者ということもあり、スタイリングはベースモデルと同様に流麗の一言に尽きる。そのうえで空力の向上に貢献するフロントのリップスポイラーやリアスポイラーなどを装着して存在感をアップ。独特の深みと発色をもたらすブルーメタリックやグリーンメタリックを纏ったその姿は、奥ゆかしさが感じられる、実にアルピナらしい佇まいである。
心臓部の4.4リットルV8エンジンは、2基のツインスクロールターボチャージャーを備え、サブウォータークーラーやトランスミッションクーラーなどの冷却機能を強化。特にインタークーラーはベースユニットから冷却面積を50%拡大して、エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出せるようにサポートする。
最高出力621ps、最大トルク800Nmという強大なパワーを路面に伝えるのは、トルクコンバーターやプラネタリーギアなどを専用設計としたZF社との共同開発による8速スポーツATと、独自のチューンを施したxDrive(4WD)システムだ。アルピナ独自の変速システム“スウィッチトロニック”により、指先ひとつでいついかなるときでもドライバーの狙いどおりのパワーが引き出せるのが嬉しい。弩級のパフォーマンスを有しながらも、汗臭さを感じさせないアルピナ流のスマートさが貫かれている。
オーナー自身を映すラグジュアリー・クーペ
シャシーではフロント・ストラット部分にハイドロマウントを配して快適性とダイナミクス性能を向上。独自の制御を施した電子制御式ダンパーには専用スプリングを組み合わせ、旋回やトラクション性能を高める後輪操舵やリミテッド・スリップ・デフを備えることで、ラグジュアリーながらもスポーツカーにも匹敵するフットワークを実現した。
かように、全方位にわたって洗練性を徹底的に突き詰めているのがB8グランクーペだ。その仕立てはアルピナの定石どおりともいえるが、他のモデルを上回るB8のスタイリッシュさは、何よりオーナー自身の心持ちを磨き上げてくれるものだ。このモデルにふさわしいコーディネートはなにか、あるいはどんな走らせかたをするべきか。そんな想像を掻き立てるラグジュアリーな4ドア・クーペとなら、オーナー自身の立ち居振る舞いも、おのずと洗練されたものになるに違いない。
オリジナルのスタイルを大きく崩すことなく、しかしアルピナらしい存在感を増したB8のフロントマスク。
バイカラーのレザーがあしらわれた内装はエレガントな雰囲気に包まれる。
クーペ・スタイルだが、大人でも十分に寛げる“ファーストクラス”並みの居住性を確保した後席。
流麗なルーフラインが特徴的なプロファイル。ホイールは伝統的なフィンタイプの21インチを装着。
オーバルタイプのテールパイプを持つスポーツ・エキゾーストは独自のアルピナ・サウンドを響かせる。
発表会場に華を添えたB7Sターボはドイツ・アルピナ本社でフルレストアされた個体。
スペック
モデル名:BMW アルピナB8 グランクーペ アルラッド
価格:25,570,000円(税込み)
ボディサイズ:全長×全幅×全高:5,090×1,930×1,430mm
車重:2,140kg
駆動方式:4WD
トランスミッション:8速AT
エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ 4,394cc
最高出力:457kW(621PS)/5,500~6,500rpm
最大トルク:800Nm(81.6kgm)/2,000~5,000rpm
問い合わせ先:ニコル・オートモビルズ合同会社 アルピナコール 0120-866-250
TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)
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