■年末登場確定か!? 新型RAV4の進化が凄い
国内外で人気の高いミドルクラスSUVのトヨタ「RAV4」が、間もなくフルモデルチェンジを受ける予定です。
【画像】超カッコいい! これがトヨタの新型「RAV4」です! 画像で見る(30枚以上)
日常を冒険にするクロスオーバーSUVが、最新モデルで遂げた進化を見ていきましょう。
RAV4は2019年に現行モデルが登場し、今年で国内デビュー6年を迎えます。
現行RAV4は、TNGAに基づく新プラットフォームの採用を通じて、どのような路面でも意のままに走行できる操縦性と走行安定性能を確保しました。グレード体系は大きく2種に分かれ、アウトドア志向の「Adventure(アドベンチャー)」グレードは力強く、Z・G・Xの標準タイプは優雅な走りが魅力のひとつです。
今回のフルモデルチェンジで6代目となる新型では、5代目で刷新したRAV4ならではの走りをさらに追求し、デザインや機能性を大きく高めています。進化のカギは、RAV4の「知能化」です。
それでは、パワートレインから見ていきましょう。
パワートレインはHEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)の2本立てに生まれ変わっています。
これまで現行型で選択できた2リッターの純ガソリンエンジンは廃止され、ハイブリッドモデルのみの登場です。
同様の変化は「カローラ」シリーズなどでも起きており、これからのトヨタの基本的な進化の過程となっていくのでしょう。
現行型のZ・G・Xグレードは、全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mmです。新型では同じような標準タイプとなるグレードが「CORE(コア)」と呼ばれます。
COREのボディサイズは全長・全幅共に現行型と同じ4600mm×1855mm、全高はHEVが1680mmと現行型より5mm低く、PHEVは現行型と同じ1685mmです。
また走りのグレードであったADVENTUREは新型でも健在。現行型が全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mmのボディサイズでしたが、新型では全長4620mm(+10mm)×全幅1880mm(+15mm)×全高1680mm(-10mm)と、よりアグレッシブな大きさへと進化しています。
こちらもパワートレインから純ガソリンエンジンは無くなりHEVへと一本化されましたが、オフロード走行も苦にしない冒険心を掻き立てる走りは、現行型よりもさらに強調されています。
そして期待したいのが、新たに設定された「GR SPORT」グレード。
ボディサイズは全長4645mm×全幅1880mm×全高1685mmと新型RAV4の中で最も大きく、パワートレインにPHEVを搭載しました。
PHEVは最新の第6世代ハイブリッドシステムをベースに、現行型よりも大きくEV航続距離を伸ばしており、一度の充電で150kmを走れるまでに進化しています。モーター出力は12%も向上しました。
室内ではインパネ上面を40mm低く配置。運転席からの見晴らしがよくなり、ボディの四隅を捉えやすくなりました。
オフロード走行で必要なクルマの大きさを感じ取りやすくなり、オンロードでの運転のしやすさとオフロードでの高い操作性が両立されています。
またCOREグレードのシフト操作方法が、現行型と少し変わりました。指先だけで操作できる機能的なカタチは、アーバンスタイルのSUVにピッタリです。
ラゲッジ容量は現行型の733リットルから16リットルアップの749リットル。SUVとして必要な積載性も、しっかりとレベルアップしています。ボディサイズはほぼ同じですが、ラゲッジ容量が大きくなっているのは大きな進化です。
そして最大の進化のポイントは、ソフトウェアプラットフォームの「Arene(アリーン)」をトヨタ初採用した点。
これまでのコネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオPlusに代わり、搭載される新世代マルチメディアは、ホーム画面のカスタマイズを可能にし、操作性を向上させました。
画面は待望のナビとオーディオを両方表示する2画面化(2分割表示)が可能になっており、エアコンやシートヒーターなどの操作もマルチメディア上で可能です。
※ ※ ※
現行型は2025年11月で生産終了となり、12月からは新型RAV4生産のための準備が進められる予定となっています。
新型RAV4は、2025年のトヨタのトリを飾るニューモデルとなりそうです。
また2025年10月末に開催される「ジャパンモビリティショー2025」では、ひと足お先に新型RAV4の姿を見ることができるかもしれません。楽しみに待ちましょう。(赤羽馬)
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みんなのコメント
標準モデルの全幅1855mmでもギリギリというユーザーは多いはず