アフター市場ホイールの雄であるレイズがジャパンモビリティショー2023に出展。クルマメーカー向けのOEMホイールやレースシーンを支える高い技術力やデザイン性を高める独自技術を紹介した。
レイズと言えばご存じの通りアフターホイールにおいて高い知名度を誇るメーカーだ。鍛造のボルクレーシングを始め、鋳造のホムラやグラムライツ、ベルサス、デイトナなどの有名ブランドを数多くラインアップし、スポーツ系のユーザーからSUV、ミニバンなどのドライバーにまで幅広く知られ、愛されるブランドだ。
レイズの最新モデルが集合! チームデイトナ、A・LAP、グラムライツで足元に差をつける…群馬パーツショー2023
そんなレイズのもうひとつの顔となるのがメーカー向けOEMホイールだ。同社が得意としているのはレースの世界で培った高い技術力を背景にしたスポーツモデルへのホイール供給。ブースではレクサス『LX』用のホイールが展示され存在感を放っていた。同車向けのホイールは22インチの大径サイズでありながら、鍛造を採用することで同サイズとしては軽量化を実現。デザイン性を高めつつスポーティなクルマの足もとをサポートするホイールとした。
さらに日産『GT-R NISMO Special edition』、日産『フェアレディZ』、マツダ『ロードスター』のOEMホイールも同コーナーに展示された。いずれもスポーティな走りを身上とする車両であり、レイズの作るホイールとの親和性も高いスポーティーモデル群なのがわかるだろう。レイズの強みである軽さや強さを備えた高性能ホイールだからこそクルマメーカーからの評価も高く、ホイールの性能を重視するスポーツモデルへの採用率も高くなっているのだ。レイズのOEM供給の歴史は古いが、近年のスポーツモデルへのハイスペックなホイールの供給として印象的なのは2007年に登場した日産GT-R(R35型)への採用だろう。同社へOEMによって純正装着されたレイズのホイールはR35 GT-Rユーザーからの評価も高い。
レイズブースのもうひとつの目玉となったのはレースシーンで活躍する同社のホイール、さらにはそこからフィードバックされたデザインや技術の紹介だ。そのひとつがSUPER GTで活躍する同社のホイールRRW-GT500 AF22。細身の6本スポークを持つモデルはリムフランジ側のスポークエンドに三角形の肉抜き処理(さらに内部には丸穴を穿ってある)やスポークのトップ/サイドへの肉抜きなど、高剛性をキープしつつ徹底した軽量化を図っているのが読み取れるレーシングホイールだ。
そんなDNAを受け継いでいるのが同社の市販モデルであるボルクレーシングのTE37XTR(SUV向けの6穴モデル)。各部の肉抜き形状はレーシングホイールをトレースするようにデザインされ高いパフォーマンスを感じさせるモデルだ。レースシーンで培った技術や優れたデザインをすぐさま市販モデルにフィードバックするレイズの取り組みが良くわかるモデルとなった。
さらにレイズは独自の特許技術による高いデザイン性を備えるホイール作りも特徴としている。そのひとつとして展示されていたのがプロトタイプのベルサスVV21Sだ。リムフランジ部分に対して同社の特許技術であるA.M.T.を用いてマシニングを施しその上から塗装を施すという技術。しかもプロトタイプには2色のカラーを使うデモを実施。独自性を進めるレイズの中でもホイールデザインの多様性をさらに高める注目の技術となった。
このようにハイレベルなモデル群のOEM供給、さらにはレースシーンでの活躍、そして市販モデルへのフィードバックや独自技術による高いデザイン性など、いずれもハイクオリティなホイール作りを徹底するレイズの思想とモデル作りの一端が見られる展示となった。
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