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ダンディライアンが無傷の開幕3連勝。村岡代表、王座争い白熱しても牧野&太田を自由に戦わせる方針「コントロールできるふたりじゃないでしょう?」

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ダンディライアンが無傷の開幕3連勝。村岡代表、王座争い白熱しても牧野&太田を自由に戦わせる方針「コントロールできるふたりじゃないでしょう?」

 今季のスーパーフォーミュラはまだ12戦中3戦を終えたばかりだが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGが選手権の主役となりつつある。開幕戦を太田格之進が制すると、第2戦・第3戦を牧野任祐が連勝。チームにとっては開幕3連勝だ。

 特に今回の第3戦もてぎは、ダンディライアンにとって2012年以来久々のワンツーフィニッシュ。ここ最近は牧野と太田がふたり揃って優勝を争うポテンシャルを見せるレースも多々あったが、その度にどちらかが不運やトラブルに見舞われるケースが多く、現在のチームの戦闘力を考えればようやくとも言えるワンツー達成だった。

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 自身4勝目をポール・トゥ・ウインで飾った牧野も、勝つ姿が板についてきた印象。過去3勝は色々なドラマがあったこともあり「今回の優勝はもちろん嬉しいですが、自分の感情が結構落ち着いているというか。純粋に勝てて本当に良かった。今までの優勝があまりにも癖が強かったので」と語った。

 また2位に終わった太田は、決勝前にギヤトラブルに見舞われており、それがスタートで2番手から3番手にポジションを落とした要因だったと明かした。優勝を逃したことは当然悔しいとしながらも、「スタート以外に関しては自分のやれることは全てやった」と満足感を述べた。

 このふたりの調子が続けば、牧野、太田のふたりが共にタイトル獲得の権利を持った状態で最終ラウンドに向かうこともあり得る。コース外では関西人同士仲良しのふたりだが、ひとたびレースとなるとバチバチと火花を散らす関係。こういうケースでは、レースでの不用意なアクシデントやトラブルを避けるためにも、チーム内で一定の“紳士協定”を作ることも珍しくない。

 しかしながら村岡潔チーム代表は、ふたりを自由に戦わせる方針。これはふたりのタイトル争いが佳境に差し掛かっても、だ。

「コントロールできるふたりじゃないでしょう? みんなもそう思ってるでしょう?(笑) それはもうふたりに任せるしかないです」

 そう語り笑いを誘った村岡代表。また彼らを自由に戦わせるという方針の根底には、チームタイトルよりもドライバーズタイトルを重視しているという考えもありそうだ。

「例えばふたりが争っている時でも、コントロールはしません。最悪の場合も折り込んだ上で戦ってもらいます」

「ただ、ドライバーがタイトルを獲ってくれるというのがチームとしては一番嬉しいという考えです。その方がメカニックも協賛企業さんも喜びますし、その上でチームのタイトルがついてくるというだけです。そういう意味では(ふたりは)自由にやってくれていると思います」

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