■人気の「アルファード/ヴェルファイア」生産はトヨタ工場へ移管
2025年6月27日、トヨタグループのトヨタ車体から「トヨタ車体、将来の商用車開発・生産を強化する」と発表しました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタの「新型ハイエース」!? 画像で見る(30枚以上)
これは、同社で20年以上にわたって生産が続く商用バン「ハイエース」の次期型開発が大きく進んでいることを示唆するものなのでしょうか。
トヨタ車体はトヨタの100%出資会社で、1945年に創業しました。
愛知県刈谷市に本社を置き、富士松・いなべ・吉原・刈谷の4工場で、ハイエースをはじめ、ミニバン「ノア/ヴォクシー」や本格四輪駆動車「ランドクルーザー250」「ランドクルーザー70」、レクサス「LX570」などを生産しているほか、トヨタと共同で開発・設計・デザインなどから深く携わっているモデルも多く存在します。
今回のリリースの概要は、「アルファード/ヴェルファイア」を生産する「いなべ工場」を、商用車専用工場にすることが決まったというものです。アルファード/ヴェルファイアは、2027年末までにトヨタ自動車の田原工場へと生産移管されます。
トヨタ車体は現在、商用車・ミニバン・フレーム付きSUVの開発・生産を行う会社です。ノア/ヴォクシーやアルファード/ヴェルファイアは、トヨタ車体のアイデアなしには登場していないクルマたちでした。
しかしながら今後は、トヨタ車体創業の原点である、商用車の開発・生産の一層強化に努め、将来の物流ビジネスを支える「次世代商用バン」の開発と生産を進めていくとのこと。
いなべ工場は人中心のモノづくりで工場の景色を変え、従業員にとって働きやすい工場への刷新を図っていくようです。
ここで明らかにされた“次世代商用バン”というのが、“次期ハイエース”に相当するモデルと考えるのが妥当なところでしょう。
現行型ハイエース(200系)は、標準タイプのほか、ワイド・セミハイルーフ、スーパーロングの3つのボディタイプを持ち、商用バンからマイクロバスまでさまざまなバリエーションを誇る人気のロングセラーモデルです。
2004年に発売されてからすでにデビューから20年以上が経過。度重なるマイナーチェンジを繰り返し進化を続けているものの、SNSなどにはフルモデルチェンジを期待する声が根強くあがっていました。
真偽のほどは不明ですが、ハイブリッド(HEV)、バッテリーEV(BEV:電気自動車)、燃料電池車(FCEV)で、様々な大きさやカタチのモデルをハイエース群として開発しているという噂もSNS上などでは見られます。
時代のニーズを鑑みると、確かにプラットフォームやパワーユニット、サイズや価格に至るまで、次期ハイエースが今以上に多様化していくのは間違いないでしょう。
様々な大きさの次期ハイエースの原型とも言えるコンセプトモデルになりそうなのが、2023年秋に開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」でトヨタから登場した「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」、そしてトヨタ車体から出展されていた「グローバルハイエースBEVコンセプト」でしょう。
特にカヨイバコはビジネスユースにおいて、社会インフラとして様々な課題へソリューションを提供する存在でした。
コンセプトモデルのボディサイズは、全長3990mm×全幅1790mm×全高1855mm、ホイールベース2800mmと小柄なものの、荷室長はハイエース同等を確保していたほか、開発担当者は当時の取材で「ホイールベースの増減は想定している」と語るなど、現行型ハイエースのような多様な車体バリエーションの想定をしていることがうかがい知れます。
次期型ハイエースの開発へ本腰を入れて動き出したトヨタ陣営。2027年末までに生産がおこなわれるとなると、早ければ2026年末か2027年早々にも“次世代商用バン”の世界デビューがあるかもしれません。
2025年秋に開催される国内最大の自動車ショー「JMS2025」ではそんな次世代商用バン、つまり“次期ハイエース”を予感させるコンセプトモデルが登場するかもしれません。大いに期待したいところです。(赤羽馬)
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みんなのコメント
日本だと問答無用で1ナンバー、ランニングコストが跳ね上がるし取り回しも難しくなる。
おそらく同寸のこれが売れたら章男会長も
首をかしげるでしょうねえ