マクラーレンのダニエル・リカルドは、先日行なわれたF1イタリアGPで優勝。チームメイトのランド・ノリスも2位に入っており、チームは1-2フィニッシュを達成。これはマクラーレンにとっては2012年ブラジルGP以来の勝利であり、1-2フィニッシュは2010年カナダGP以来のこととなった、
勝利を手にしたリカルドは、イギリス・ウォーキングにあるマクラーレンのファクトリーに凱旋。金曜日に行なわれた予選でトップ3入りを逃した”怒り”が、はるかに大きな感情に変わるよう”導いた”と語った。
【F1分析】リカルドはF1イタリアGPに勝つべくして勝った? データから見える”絶妙な戦略”の兆しと速さ
「予選後には、かなり落ち込んでいた」
リカルドはそう説明した。
「僕の中にある何か……僕はその時『もうこんな所にはいたくない……僕は勝ちたい、それを成し遂げたい』というようなことを思っていた。そのことは、何よりも僕のことを刺激したんだ」
「確かに予選は良かったし、チームも『良いセッションだった。満足するべきだ』というようなことを言っていた。今年これまでと比べて、良いセッションだったことには感謝している。でもそれは、僕にとっての戦う相手が、本当に現れた時でもあった」
「それを説明するのは難しい。それはまるで何か……僕の中で燃え上がっているような感じだった。だから僕としては『いや、これじゃあ十分じゃない』というような気持ちになっていた」
「週末残りの間は、視野が狭くなり、前だけを見ているような感じだった。勝ったと言うのは、今では簡単だ。でも正直なところ、特に金曜日の夕方以降は、何かがやってきたようだった。僕は、何か使命を課された存在だと思ったんだ」
リカルドはこの気持ちについて、レッドブルに在籍していた2014年に、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを苦しめた時に似ていると語った。
「僕はいつも、自信を持って週末に挑んでいる。今回も確かに、そういう感覚はあったけど、いつものレベルじゃなかったんだ」
そうリカルドは語る。
「おそらくそれは、ほとんどの人が経験できないことだと思う。それは一種の、根本的なモノのような感じがするんだ」
「そう言えば、カメラの前で格好良く聞こえる……だからそう言っているわけじゃない。それは、もうひとりの僕みたいなモノだ。それが出てきた時、すごく強力だということも分かっていた」
「画期的とも言える、2014年みたいな感じだった。その時は、自分の感情をコース上で活かすことができた。それが、僕にとって大きな後押しになった理由だ」
しかしリカルドは、今回のような感情の”助け”を借りずとも、より多くの成功を実現できる立場に立ったと考えている。
「僕はそう信じている。そういう所に、僕はいたいんだ。それは、僕の中の競争相手と戦うだけみたいな感じだからね。それは好きな感覚だし、その燃えているような感覚も好きだ。けんか腰のような感じで過ごしているというわけだ。その感覚が好きだし、まさに生きているような気分にさせてくれる。それは良い怒りの感情なんだ」
「その怒りから、多くのエネルギーを手にすることができる。でもその週末が終わってしまえば、いつもそれを活かす必要があるとは思わないモノだ」
「今週末から、そしてチームから、大きな自信を手にすることができたと思う。彼らのほとんどが僕を支えてくれたし、最初から僕を信じてくれた」
「今週末は、みんなに自信を与えてくれた。だからチームとして前進することで、僕らは静かな自信を持つことができるんだと思う」
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