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【CarMe × 土屋圭市】ドリキンに聞く!レーサーってモテますか?儲かりますか?

ドリキンのニックネームで幅広い年齢層のクルマ好きに支持されている土屋圭市氏。今回カーミー編集部は知りたいけれどもなかなか聞けないあんなことからこんなことまで直撃インタビューを敢行。今回はレーサーについて聞いてみました。聞き手・CarMe編集部/まとめ&写真・萩原文博

カーミー編集部(以下C):まず土屋さんにお聞きしたいことは、土屋さんが現役だった頃と現在はレース業界を取り巻く状況はかなり違うと思います。それでもレーシングドライバーというのはモテるのでしょうか。そして儲かるのでしょうか?
土屋圭市さん(以下DK):一部の人たちにはモテるし、実力をもったドライバーは儲かると思うな。
C:多く人はレーシングドライバーという職業は儲かるのか、そしてモテるのかということを多くの人が疑問に思っているようです。例えば現在、脇阪寿一さんはレーシングドライバーが他のプロスポーツプレーヤーと同じような地位になるように活動されています。そこで、土屋さんが考えるどんな人が儲かって、モテル秘訣を教えてください。

【CarMe × 土屋圭市】ドリキンに聞く!レーサーってモテますか?儲かりますか?

どんな小さな仕事でも断らない。いつまでもレースで飯が食えると思ってはいけない。

DK:儲かるとか人気が出るというのは、レーシングドライバーとして成功することだよね、俺が考える成功の秘訣は若い駆け出しの頃にTVや雑誌などの取材にきちんと対応していたかどうかじゃないかな。プロになってちょっとちやほやされてすぐに天狗になって、「うるさいよ。お前のところの仕事なんかしないよ。」と言ったり、雑誌なんかやらないよと言ってみたり。そんな行動をするドライバーの多くは消えて行くよね。寿一の言っていることは、レースってたくさんのスポンサーが付いて華やかだけど世の中の人に全然認知されていないということ。もっとレーシングドライバーはこんなに凄いぞ!ということを広めたいと考えての行動だと思うよ。

2017年、インディ500で優勝を収めた、佐藤琢磨選手

C:そうですよね。佐藤琢磨選手がインディ500に勝ってもそれほど大きな話題になりませんでした。
DK:インディ500に勝つのって、アメリカではテニスの全米オープンやゴルフのマスターズで優勝するぐらいのことなのに、日本ではほとんどニュースにならない。それは自動車のレースというのがまだ限られた人にしか認知されていないと言うことの表れでしょう。やはりこの点はもっと改善していかないと、将来レーシングドライバーになりたい!という子がいなくなるよね。

C:やはり、多くの人に認知されて人気のあるレーシングドライバーになるにはマスコミの対応次第で変わるということですか。
DK:そうだね。レースだけしていればご飯を食べていけるから、ドライバーが勘違いしているのじゃないかな。ちょっと極端な話をすると、レースだけしていて2~3000万円の給料をもらっていれば、別にほかの仕事なんてしなくていいと思っちゃう。例えば、雑誌で5万円やらないよ。と言ってしまう人が多いよね。

C:しかし、なぜその土屋さんはそういうことにならなかったのでしょうか。
DK:俺はレーシングドライバーではなく、走り屋だったから。雑誌メディアが声かけやすかったのかもしれないし、付き合いやすかったのかもと思うな。レース雑誌以外の雑誌メディアがレーシングドライバーに取材を頼む時は敷居が高い。だって接点がないから。でも走り屋に取材を頼む時って「おい、今度あの峠に来ない?」っていうノリだった。そういうノリが俺はプロになってからも雑誌メディアとの関係がずっと続いているということかな。
C:初めて土屋さんを取材した紙媒体というのは今でも覚えていますか。
DK:もちろん覚えているよ。CARBOY。なぜならドリキンという名前は元編集長の池田光雄さんが名付け親だから。つまり一介の走り屋だったオレを“ドリキン”にしてくれたのはメディアのおかげ。だから俺はメディアとの付き合いをずっと大切にしているよ。
C:レーシングドライバーという職業に就く場合、土屋さんのようなストリート出身の人そしてカートがあると思います、それ以外のアプローチはあるのですか。
DK:今だったら、自動車メーカーが運営するレーシングスクールが近道じゃないかな。ホンダならばスズカレーシングスクール、トヨタだったらTDPとかそういうスクールに入るのがいいよね。

レーサーにはなることは難しい?昔と現在では違うレース環境とは?

C:昔と比べると現在はレーシングドライバーになりづらくなったと思いますか?
DK:なりづらいというよりか近道ができたというほうが正しいと思うよ。昔のようにワークスチームの人間が日本中のサーキット回って逸材を見つけてスカウトする。そんなことしないよね。俺が若い頃はTRDの木村さんが底辺のレースを見に来てくれて、俺もそこでスカウトされた。今そんな底辺のレースを見に来るモータースポーツ部の部長なんていない。そういう形でスカウトされて、じゃあ全日本出てみるか?という話になるのだから。
C:土屋さんがお金の面でこのレベルを超えるとプロレーサーだなって思う線はありますか。
DK:俺が鈴木恵一さんに当時言われたのは「年収500万円以上もらったらプロだな。それ以下ならばバイトだよ。」だった。レーシングドライバーとして賞金を除いた年収で500万円以上あれば、プロとして認められて、レースだけで食喰っていけるということだった。

C:基本的に契約金ですよね。契約して、レースで好成績を残すと賞金が上乗せされる。その契約金の年収500万円以上が土屋さんの考えるプロの一線と言うことですね。
DK:そうだね。鈴木恵一さんに言われたのは、「お前契約金いくらだ?」と聞かれて、300万円ですけれど... と言ったら「お前、バイトか?」と言われた。笑
C:現在でもこのお金の単位は変わっていませんか。
DK:どうかな。でも契約金で500万円以上もらっていたら、俺はプロとして認めて良いじゃないかなと思うよ。

一番稼いだ時は億超え。でもコツコツ仕事をしてきたからこその金額

C:土屋さんが最ももらっていたときはどれくらいでしたか?
DK:トヨタのル・マンのときで、うーん、オートサロンにあった、すごい高いGT-R以上かな??
C:さすがキング。桁が違いますね。今その契約金を獲得できるとしたら、何をしたらいいですか。
DK:国内のレースだけでは無理だと思うな。だって当時は国内のレースとル・マン、S耐も乗ったかな。そして各メディアの取材対応。このようなメディアの取材は月5~6本あったし、イベントもあった。それをまとめてようやく金額になるのだから。雑誌だってテレビ局だってウチの番組でこういう企画やるけれど出てくれない?言われて、断ったら2度と声を掛けてくれないじゃない。やっぱりそういうところで天狗になっている人は仕事減っていくよね。だからオレの場合は駆け出しの新人のときから雑誌やテレビといったメディアと仲良くさせてもらっているし、ずっと同じ付き合いが続いている。プロになろうが、ル・マンで優勝したって、この仕事やってよと言われたら、二つ返事だったね。レーシングドライバーだけじゃないけれど、やはり人間は地位や名誉を手に入れても謙虚じゃないと人は離れていってしまう。でも俺は人との繋がりが自分の財産だと思うし、その人たちが人気なり収入を支えてくれると思う。

C:今の若いドライバーで土屋さんのようなメディアとの付き合い方をしている人はいますか?
DK:いないな。ホントに雑誌の仕事3万、5万という仕事はやらないよね。もう勘違いしているよね。金銭感覚が。と思う。お前、5年後10年後考えた方がいいよ。とオレは思う。いつまでもレーシングドライバーとして生活出来るわけではないからね。

今、注目しているレーサーは関口雄飛選手。その理由は?

C:土屋さんから見て今、人気と実力が伴っているなというレーシングドライバーは誰でしょうか。
DK:人気と実力が伴っているドライバーはニック・キャシディー、関口雄飛、山下健太、山本尚貴、塚越広大かな。
C:今挙げた人の中で特に土屋さんが注目している人を一人挙げるとすると誰でしょう。
DK:一人ならば、関口雄飛だね。

関口雄飛選手

関口雄飛選手がドライブする au TOM'S LC500

C:どういう点が土屋さんに刺さりますか?
DK:今、真面目なドライバーが多い中で不良っぽいし。アウトローでも速いというそのギャップがあるがいいね。多くのレーシングドライバー、絵に描いたような品行方正だけれど関口ってオレは速い!ってドライビングスタイルで主張してくるのがいいよね。やはり俺が走り屋出身だから、オレと同じ臭いがするし好きなのだろうね。真面目じゃないというのは変だけど、品行方正じゃない見た目、ああいう異色のドライバーに惹かれるね。

C:走りに魂を感じますよね。昨シーズンのスーパーGT最終戦の茂木とか。走りに魂をぶつけていますよね。
DK:そうそう。やっぱり、そういうものを走りで見せられるドライバーは少ない。昔ならば星野一義さん。だから俺は星野さんをマネしたのだけど、ヘルメットはわからないけれども、走り方であのクルマには誰が乗っているかわかるというのは星野一義と関口雄飛だよね。キレイに教わったとおりに走ってタイム出して速いね。ではなく、気迫が伝わってくる走り。そういう走りが人気やスポンサーを惹きつけると思うよ。

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